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「みみ太郎」と動く音源確認テスト 『補聴器愛用会』 副会長 奥平知明 【「お知らせ」の59番でご紹介しています。 】 □試験目的 移動する音源に対する「みみ太郎」の性能テスト ・移動する音源(車)と距離との関係に於ける聞え具合 ・移動する音源の把握能力と方向性の確認 □状況 ◇実施日及び気象状況 実施日 :2003年9月18日 気象状況:晴 微風 ◇テスト場の環境 奥平宅の2階室内(札幌市) 住居は住宅街にあるが、居宅前の9m(歩道両側それぞれ1.5m)道路がテスト場。道路の先には鉄道 レールが平行して走っている。周りには倉庫がある為トラックの出入りがあり、ある程度の騒音のある 環境の中でのテストであり、音源である走る車を視覚的にも確認できる眺望が開けた場所でのテスト となる。 ◇実験者 37歳 難聴者 自称「みみ太郎」研究家 <報告者> 43歳 健聴者 自称マイクを握ると離さぬカラオケボックスの演歌歌手 26歳 健聴者 自称オーディオオタクとクラッシックマニア ◇方法 二台の車をテスト場となる道路で一定の速度で走行させ、車が出す音を「みみ太郎」でキャッチする方法で 反復してテストを行う。 使用車種 マツダ:ディーゼルエンジン搭載ハイエースタイプ(車長ロング)ボンゴバン トヨタ:ガソリンエンジン搭載ノーマルタイプ(車長ショート)ボンゴバン □結果 結果は、先ず、二階の部屋の窓を開けた状態での聞え具合は、「みみ太郎」の音量5(音量レベルは1〜10)で、 目で確認することなく、聞えてくる音だけで向かって来る車を、最大50m離れた位置から充分に確認する事が 出来ました。 方向感覚は、音源に対する実験者の向きも「みみ太郎」本体の向きにも関係なく、全方位からその音がはっきり 掴め、移動するにつれ刻々と変わる音源の位置(方向性)も分かりました。 窓を閉めた状態の場合は、音量は5以上6程度まで上げれば窓を開けた時と何ら変わらない結果となりました。 只、音量を上げる為、狙った音以外の音が耳に入って来て多少の耳障りはあったものの、目標となる車の音は しっかりと確認できました。 車の音を追いかけている最中に予期せぬ事が起こりました。実験者のいる位置から20m程離れた歩道の上で 中年と高齢の御婦人が立ち話を始めました。双眼鏡での覗きではないですが、何気なく「みみ太郎」をそちらの 方に向けてみました。そしてボリュームを静かに8迄上げると、なんと会話がまるで目の前でなされているかの ようにな聞え具合で、これには健聴者の二人が驚いていました。 又、テスト場所から三軒、約30m先の新築工事現場の二階で作業する特殊な工具の作動音もボリュームを 7程度にすると聞えました。 今回の目的であった移動する音源把握のテストにおまけが付いて、「みみ太郎」の聞えの素晴らしさに全員感心し、 又驚き、本日の実験を終了しました。 <2003年9月27日> ☆ 「みみ太郎」は割引価格でお求めになれます。【こちら】をご覧下さい。 |