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 のでご了承下さい。)

     

アドフォクス叶サ
− NP-1200 ・ NP-1500 ・NP-2000 −






                 □NP-1200の仕様
                 □NP-1500の仕様 
                 □NP-2000の仕様 
                 □ニートプロセッサについて
                 □メーカーについて

                 □np606(ヘッドホン型補聴器)について




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ここでご紹介する各器種の形式や特徴は次の通りです。

   器種    形式     対象
  NP-1200  ポケット型    軽〜中度   TV・ラジオ・電話接続可能
  NP-1500  ポケット型    中〜高度   TV・ラジオ・電話接続可能
  NP-2000  耳かけ型     軽〜中度   特性はNP-1200と1500の中間。




   
NP-1200の仕様

           

 【仕様】
  ・適応          軽・中度難聴者
  ・形式          ポケット型 両耳情景分析型
  ・規準周波数       1600Hz
  ・最大音響利得       45dB
  ・90dB最大出力音圧レベル 130dB SPL
  ・全高調波歪       0.7%以下
  ・ニートプロセッサ効果  0〜18dB(音に対応して可変)
  ・両耳バランス      ±6dB
  ・テイストセレクト    5dB 選択
  ・仕様電池・電圧     単4形アルカリ乾電池(LR03) 1.5V X 2本(3V)
  ・消費電流        約10mA
  ・イヤホン(両耳)    ダイナミック形
  ・マイクロホン(両耳)  エレクトレットコンデンサ形
  ・外形寸法        54 X 84 X 15mm(巾/高さ/厚さ)
  ・本体質量        約 38g(電池含まず)
    ・価格               ¥78,000



   
NP-1500の仕様


 【仕様】
  ・適応                中・高度難聴者用
  ・形式                ポケット型 両耳情景分析型 
  ・規準周波数            1600Hz
  ・最大音響利得          52dB
  ・90dB最大出力音圧レベル   130dB SPL
  ・全高調波歪            0.7%以下
  ・ニートプロセッサ効果      0〜15dB(音に対応して可変)
  ・両耳バランス          ±6dB
  ・テイストセレクト         5dB 選択
  ・仕様電池・電圧         単4形アルカリ乾電池(LR03) 1.5V X 2本(3V)
  ・消費電流             約10mA
  ・イヤホン(両耳)         ダイナミック形
  ・マイクロホン(両耳)      エレクトレットコンデンサ形
  ・外形寸法             54 X 84 X 15mm(巾/高さ/厚さ)
  ・本体質量             約 38g(電池含まず)
  ・価格                ¥98,000



   
NP-2000の仕様

          

 【仕様】
  ・適応                軽・中度難聴者用
  ・形式                イヤホンダイレクト耳掛け型
  ・規準周波数            1600Hz
  ・最大音響利得          35dB
  ・90dB最大出力音圧レベル   120dB SPL
  ・等価雑音レベル         28dB以下
  ・全高調波歪           0.7%以下
  ・ニートプロセッサ効果      0〜10dB(音に対応して可変)
  ・仕様電池・電圧         空気亜鉛電池(PR48) 1.4V X 1ケ
  ・電池寿命             約130時間
  ・イヤホン(両耳)         ダイナミック形
  ・マイクロホン(両耳)      エレクトレットコンデンサ形
  ・本体外形寸法          20 X 40 X 11mm(巾/高さ/厚さ)
  ・本体質量             約 12g(電池含む)
  ・価格                両耳用同時購入   ¥90,000
                      片耳用購入     ¥48,000

  

   
★ニートプロセッサについて
 アドフォクス社の技術者の方にこの補聴器の最大の特徴であるニートプロセッサについて分りやすい解説を
 お願いしました。


■特徴その1「ニートプロセッサ効果」
 補聴器の役割は音を大きくするものと考えられています。しかし音を大きくするとうるさくなります。音は大きく
しないでハッキリさせることが、補聴器として最も大切なことです。

「音を大きくせず、ハッキリさせる」、これは10年以上に渡る小さな研究の積み重ねと、ここ3年間の製品化に
おける我々の大きな取組み課題でした。そして長年の研究の結果完成したのがニートプロセッサ回路で、この
技術を活かし開発した補聴器がNP−1000、NP−1200、NP−1500及びNP−2000です。<以下、NP
シリーズと表記>

音は連続する波で、人の話し声も周りの音も同じように連続する波として耳に伝わります。ここにもし調節式の
補聴器があり、集めた音を瞬時にフィッティング(調整)する能力があるとします。そしてこれを時々刻々と変化し
続ける音声に合わせて瞬時に、連続してフィッティングが行えれば良く聞こえる事になります。これを可能に
したのがニートプロセッサ回路です。

NPシリーズはこのニートプロセッサ回路のお陰で音を瞬間的に、そして連続的にフィッティングする能力が
ある為、他の補聴器とは全く異なる動作をします。この瞬時に調節する機能(動作)のお陰で話し相手の性別や
年齢、声の質に関わらず、うるさくならず、聴き取り易くなります。

これが「音を大きくせず、ハッキリさせる」という研究課題に対し我々が出した答えで、現在5カ国の特許を取得
しています。(米、英、仏、独、中国)

元々このニートプロセッサ回路の発想は、長年の測定器開発と、音響機器開発を通して得られた人間の五感に
ついての経験的な考え方から来ています。測定器では強い信号に混じっている弱い信号を判別するとき、他の
信号も含めた全ての信号を強調しても元々大きい信号が邪魔をして弱い信号を打ち消すようになり判別しづらく
なります。弱い信号の場合には目的となる信号だけを取り出したり、その信号のみを強調することで識別し易く
する事が出来ます。

五感の一つである視覚の場合で言うと、近視や遠視になりピントがぼやけると物が判別し難くなりますが、
メガネでピントを合わせると輪郭がはっきりして物を判別し易くなります。テレビの画像調節機能の「明るさ」と
「輪郭強調(シャープネス)」で例えると、画面を明るくすると画像が見易くなりますが、明るくしすぎると全て白く
なり逆に見難くなってしまいます。この状態で輪郭強調を利用し、適度に調整すると白くならずに見易くする事が
出来ます。ニートプロセッサ回路を持つNPシリーズ補聴器は正にこの輪郭強調と同じように音を「大きく」させる
のではなく、「ハッキリ」させる事が出来ます。


     


a :大人男性の低音の声
b :子供(又は女性)の高音の声
af:aをハッキリ聞き易くする周波数特性
bf:bをハッキリ聞き易くする周波数特性

例えばaの様に300Hz位の声色の声に対してはafで示す様に300Hzより高い周波数を強くする様に調節すると
aはハッキリします。またbの様に1200Hz位の声色の声に対してはbfで示す様に特性を変えて1200Hzより高い
周波数を強くするとbもハッキリします。

もし補正特性がafに固定されているとaは良いのですが、bはb×afとなり、aに較べてb全体が強くなってしまう
ので(約10倍も強くなる)、キンキンした不自然な音になってしまいます。また、特性をbfのままでa、bを聞くとbは
良いのですがaは全く改善できないのでハッキリと聞こえません。

ニートプロセッサはaの音が入ってきたらafを選択し、bの音が入ってきたらbfを選択するので、自然なままに
音を明瞭にします。高価な補聴器の不自然な音に不満を持つ多くの方々よりNPシリーズ補聴器は「うるさくなく
疲れない。自然で良く聞こえる」との声が寄せられ、長年研究したニートプロセッサ回路に対する自信を
深めました。


■特徴その2「聴覚の情景分析」と「カクテルパーティ効果」
 左右の耳に入った音で鼓膜が振動し、その振動を内耳の内有毛細胞3400個が検出して神経に伝え、神経は
約1億個の脳細胞に音の信号を伝えます。脳はそれからが大変です。環境音と人の声とを分離して、その声が
Aさんの声かBさんの声か判断し、何を言っているかを理解した後、返事を考え、それを言葉として発声する様に
筋肉を動かす指示を出します。

良く知っている人の声なら、顔を見なくても誰の声かわかり、どの方向に誰がいるかもわかります。小川がどの
方向にあるか、自動車がどちらの方向から近づいて来るか見なくてもわかります。これを専門用語で「聴覚の
情景分析」と言い医学会や音響学会での研究テーマとなっています。

また、人の聞き取りの素晴らしさは人込みの中で聞きたい相手の声のみを集中して聴き取る能力を持って
いる事です。これを専門用語で「カクテルパーティ効果」と言いますが未だ十分に研究し尽くされていません。
健聴者の場合この様な声の選別行為は幼い時から脳が訓練されており、ごく自然に音の分離ができるの
ですが、どの様にして脳が複数の音源を分離するのか、まだ良くわかっていません。

既存の多くの補聴器では、聞きたい人の声と環境音の聞き分けが困難になります。相手の話し声に環境音が
混濁して言葉が聞き分けられなくなるのです。そして、この結果「補聴器はノイズが大きい」、「補聴器はうるさい」
と言う苦情になります。その理由は、脳が聞き分けるために必要な情報を補聴器が取り込まず、カットしてしまう
ためです。

デジタル補聴器は特にその傾向が強く、会話以外の音を補聴器の中で除去する工夫をして対処しています。
しかし、このようなデジタル補聴器で音楽を聴くと、広い周波数に渡り多くの音がカットされるため、音質が変わり
本来の音とは大きく異なった音となり音楽好きには耐え難い音となります。

生の耳は自分が聴きたい音と聴きたくない音を区別して聞いていません。その選択は自分の脳で行うのです。
人は耳で音を捉え、その音を信号化し脳へ送り届け、そして脳が音の信号を分析、処理し、理解するという
聞こえの原点に立ち補聴器を考えれば、脳が健全であれば、脳が必要としている総ての音を脳に伝達し、
会話と環境音を脳で分離しやすいような聞こえを提供する補聴器が良い補聴器だと当社は考えています。

難聴になると、脳に伝わる信号が少なくなるため脳は考えなくなります。それを放置すると、聴き取り能力は
低下しますが、そうなってから補聴器を使ってもすぐに効果は期待出来ません。ボケを防止する為にも、軽度
難聴の時から良い補聴器を使用し、脳に十分な情報を伝え、脳を活性化することが重要です。

40年余り、音一筋に研究を積み重ね、培った音の測定技術と音の再生技術を注ぎ込み開発した製品が
NPシリーズです。NPシリーズの愛好者からも「スキー場で後ろから滑ってくる人の方向や距離がハッキリ
わかるので安心して楽しく滑れました(聴覚の情景分析)」や「飲み会が楽しくなりました(カクテルパーティ効果)」
等の感謝の言葉をいただき大変嬉しく思いました。これは開発でこだわった部分だけに尚更嬉しい言葉でした。




   
★メーカーについて
 アドフォクス(株)についてはこちらをご覧下さい。


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