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メニエール病と補聴器と私 <かって、“お友達募集”で「お知らせ」28番でご紹介した方から、その後の近況報告を頂きました。> 「お知らせ 28.一輪の花: 2003年2月21日」 額にしわ寄せ、眉しかめる話題の多いホームページに咲く一輪の花! サムシングエルスに聞き惚れ、将来は教壇に立つ自分を夢みる、明るく、活発な女子大生が、あなたのような 人をお友達に、と探しています。 昨年、めまいと耳の圧迫感の自覚症状でメニエール病と診断され、現在治療中の方ですが、同じ様な病気を 持つ方や、この病気に理解のある方と色々お話が出来ればお互いの励みになるはず、とお便りを頂きました。 横浜市金沢区に在住の方で、こんなお友達を探しておられます。 ★ 横浜近郊の方でこの病気をお持ちの方、或いはこの病気をご存知の方 ★ 文通が出来、たまにはお会いし、おしゃべりが出来れば素敵 ★ 男女を問いませんが、明るく、年齢はなるべく近い方(笑) <ご本人のプロフィール> ☆ 現在 :日本大学一年生 19才 ☆ 身長 :157cm 中肉中背 ☆ 髪型 :ショートカット ☆ 性格 :明朗 ☆ タイプ:ボーイッシュ ☆ 特技 :少しばかりの手話(1,2度手話通訳の経験あり) ☆ 趣味 :読書(現在、星進一氏のショートショート編を読書中)、文通、買い物、プリクラ ☆ 好きなアーティスト:サムシングエルス ☆ 将来の夢:理科・生物の教師 「お知らせ 48.一輪の花:昨日、今日 2003年7月26日」 予期せぬ時の、予期せぬ方からのお便りは嬉しいもの。文面が明るければ、更に良し。文中に(’△`;)、 (^^;)、(^▽^)、(^^)/が踊っていれば、尚更良し。 どなたかと思うに、「お知らせ、28番」でご紹介した花の女子大生。「予期せぬ」とは当方の勘違い、物忘れ。 かってのお便りに「補聴器の具合や感想をそのうちにご報告」、とあったものの、これは外交辞令、、、、と 本棚の奥深くへ。 m(_ _)m さて、メニエール病と真正面から渡り合うご本人の昨日、今日をカツラやエステ広告風に表せば、 Before (2月頃) After (7月) 色 灰〜黒色 黄〜赤色 曲 鎮魂曲 行進曲 天気 曇り、時々暴風雨 快晴、所により一条の雲 ご一読下さい。自分を見据え、自分を理解し、自分を立て直した近況報告を。そして、味わって下さい。 若さ溢れ、リズムと表情ある“若者言葉”を。 されど、この陰には、娘を温かく見守り、嫌がる本人の足を補聴器販売店へ運ばせたご家族の支えと、 「あの時は、これから自分がどうなってしまうのか考えるばかりで、単位は落すし、帰宅すればいきなり 泣き出した事もあったが、こんなになっても自分というものを失いたくなく、どんなに苦しくても、人に対する 心構えや気持ちを忘れず、頑張った」、自分を支えた本人の存在あり。 【 近況報告 2003年7月中旬 】 こんにちは。 お久しぶりです(^^)/ お元気ですか? 私は只今テスト期間中です。 ・・・え? 勉強しなくて良いのかって? 本当はしないといけないのですが・・・ 飽きました、勉強(笑) しかも、本格的な梅雨入りのために、毎日がジメジメして、きのこが体から生えて きそうな感じがして気持ち悪いしっ(`´)! ←言い訳 さてさて、気がついてみれば、補聴器を使用し始めて3ヶ月経とうとしています(°▽°)/。最近はやっと 病状が落着いて来たし、補聴器の慣れもあってか、学校では余り支障が出ずに学業に専念することができて、 本当に助かっています。欲を言えば、会話で生じる「時差」や「ズレ」など、どんなときも起こらなければ良いと 思っています(みんなが笑っているのに内容がわからなくて同時に笑えない等)初めての経験でもあるが ためにこんな風に思ってしまうのかもしれないのですが・・・「(´△`;) 今思うと、やはり「集中して聴きたい音を聴く」という訓練。言わば「集中力の持続」が一番大変だったなぁと 思います。最初は「楽勝だよっ!補聴器があるのだから」って思っていましたが、今まで不充分だった音の 情報がいっきに増えたのにとても驚き、そして、様々な音を聞き分ける力が衰えている自分に腹が立って、 かなりへこんだのをよく覚えています・・・。おまけに使用と同時に登校だったので、1日中ずっと使用しつづける のにとても堪えました(涙) 耳は疲れるし、集中力の持続にうんざりして。でも、学校のことを思うとそうは 言ってはいられず、学校を「訓練 の場」として様々な音に耳を傾け続けてきました。そのかいあってか、ほぼ 安定している生活を送っているのだと私は思います(^^) 一方で、どうしても勉強していく上で避けられない壁に今ぶち当たっています。それは、英語でのリスニングと 会話です。去年の英語は文法と長文読解、そして、リスニングがカリキュラムに組み込まれていましたが、 リスニングは本当にわずかしか学ぶ機会もなく、テストにも出題されなかったので何とかギリギリ合格する ことができました。しかし、2年では、理系の国際化に伴って、会話とリスニングのみのカリキュラムに変更して しまいました。 先天性や入学以前に難聴になっているわけではないので、「リスニング等は免除」という特例を受ける事も できません。仕方がないので、講師と相談し、授業の時に使うリスニング用テープをダビングして、毎回の リスニングのテストに備える方法になったのです。同じ学科の手話が出来る友人がいても、リスニングばかりは フォローする方法が無いので、授業中はあまり落ち着きがありません。 でも、奇跡(?)がおこりました(≧≦)! それは、毎回のリスニングのテストで上位に立ったことです。本当に 奇跡ってあるのだなと思えてなりません! この調子で合格できればいいなと思っています☆ 私は、普通の人では経験しないような事を、これからもずっと経験しつづけるのでしょうが、それには、様々な 状況でも人と向き合おうとする積極性が必要なんだ、大切なんだと感じます(自分を分かって欲しいとは少し 違う・・・何ていえばよいのか分からないけれど) それに伴って、友人もまた増えました(^▽^)/ 何だか、みょ〜に先生に提出する作文になってしまいましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございます。 これが・・・アレです。補聴器デビューする時に宣言した「経験レポート」として受け止めてくださーい(’’;) では、以上、報告まで☆
〜独り言 編〜 |