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 のでご了承下さい。)

     

番犬「ロボドッグ」







 忍び足でやって来る泥棒や不審者の察知に大切な働きをするのは耳。耳は目ほどに物を言いますが、悲しいかな
補聴器愛用者にとっては、その気配やかすかな音が十分に聞き取れず、察知能力が低下している為、侵入者に
対し無防備に近い状態に置かれていると言っても過言ではありません。その為に財産や身の安全が脅かされる
危険性がより大きいと言えます。

昨今は治安状態に不安があり、大きな社会問題となっていますが、こんな社会的ニーズを直視し、自社の持てる
センサー技術を応用し、窓越し、扉越し、そして壁越しででも動く標的を高い精度で察知し、これを猛犬の吠え声で
追い払うという補聴器愛用者にはうってつけの“番犬”を開発した会社があります。

この番犬は猛犬の吠え声で不審者の侵入を未然に防ぐばかりではなく、応用編として玄関先や事務所、店の
入り口に設置し、来客があれば、、、、、、、、、、 この先は、ご本人(?)が紹介するとのことですのでご登場頂き
ましょう。尚、紹介は夏目漱石風にやりたいとのことです。


                    



    我輩は犬である。    
       賢く、役立つ番犬である。

    名前はもうある。 
       「ロボドッグ」。 先端技術による高性能センサーで、最大半径5m、360°監視出来、人がこの範囲に
       近づくと獰猛な大型犬の吠え声で威嚇し、飼い主に不審者の侵入を知らせるものなり。

    どこで生まれたかはっきりしておる。
       生みの親は進栄電子株式会社(〒515-2103  三重県松阪市笠松町380)。


    何はさて置き、肝心の我輩の働き振りを披露しましょう。

    見えている不審者が近づけば吠えて威嚇する等は朝飯前。我輩の得意技は物陰の向こうから侵入して来る
    見えぬ不審者もピタリと捉え、吠えて撃退するというもの。

    又、吠えると言っても玩具じゃあるまいに、唯ワンワンと吠えればよいという幼稚なものではなく、芸が細かく、
    その吠え声は真に迫り、不審者は驚き、退散、或いは腰を抜かす者もいるはず。

        不審者が近づくと、
           先ず、 「ワンッと一声。

        更に近づくと、
            「ワンッ・ワンッ・ワンッ 」とやる。

        もっと近づくと、
            「ウォワワワンッーウォワワワンッー」と怒り狂ったような連続パンチ


    ど〜です。 なかなかのものでしょう。 しかし、これだけかといえばど〜して、ど〜して。もう一ひねり。 
    吠え声とサイレン音での徹底的な威嚇もお手のもの。

        不審者が近づくと、
            先ず、「ワンッと一発かます。

        10秒経つと、
            サイレン音をけたたましく鳴り響かせる。

        更に近づくと、
            吠え声、10秒間、サイレン、20秒間鳴らしっ放し。そして、これを何度も繰り返す。


    物音がするだけでもびくびく過敏に反応する侵入者には効果てき面。これで我輩は飼い主様をお守りする
    のであ〜る

    しかし、強いばかりが能じゃない。ソフトな面も持ち合わせておる。得意の裏技はこれ。

        家庭や事務所、お店の入り口で、来客やお客様があればせせらぎの音や鳥のさえずりで
        チャーミングにお知らせ、、、と、大変身。


    如何? 我輩は剛柔あわせ持った“番犬”、「ロボドッグ」なり

    まぁ、我輩の誕生や生い立ちについては関係者に聞いてみると面白い話しが聞けるはず、、、、。





では、生みの親の関係者の方に色々とお話を伺ってみましょう。

先ずは御社についてですが、センサーやソーラーの応用品から道路標識表示機器、はたまた趣味の分野の
ラジコン関連製品があれば猫や不審者相手の生活用品もありと事業分野は広く、面白そうで、何か新しい物が
生まれる素地が十分な会社とお見受けしますが、このユニークさや多様性はどういうところから来るのでしょうか。



 当社は昭和45年(1970年)進栄電子製作所としてスタートしました。ラジオコントロール模型関連商品の開発、
製造を開始し、自社ブランド商品、エンジン始動用電源「ポンパーT型」を販売し、翌昭和46年(1971年)に
松下電工鰍ニ電子タイマーの製造協力工場として取引を開始し、TOTO、イナックス等のトイレ用センサーの
製造を始めました。

また、これらと平行して夜間、道路で点滅するLED道路鋲などを開発し、製造も行っています。最近の開発と
いえば、白色LEDを採用した、LED防犯灯「ワンダーランプ」で、これは三重県の『みえ新産業創出促進調達
制度』で選定商品として三重県に認定されました。

当社のユニークさと製品の多様性の根源には社長の遊びの要素も大いに貢献していると思います。社長は
元々模型が好きで、ラジコン飛行機を製作して飛ばしたり、超軽量飛行機に乗って、自ら操縦してフライトを
楽しむほどです。

創業時の頃は高度成長期で、模型飛行機を遠隔制御で飛ばすことが非常に珍しい時代で、当時はスーパーカー
ブームなどで、模型の業界は大いに活況を呈していました。社長個人の楽しみと時代の流れもあり、趣味として
楽しんでいたラジコン模型の分野に、独自のオリジナル商品を開発し、販売を始め、これで今日に至っています。

又、我社が長年培い、得意とする電子回路技術を使った光電、超音波、赤外線、レーダーセンサー等の各種
センサーの開発、製造も行っており、昨年は会社創立35周年の節目を迎えました。

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今伺った会社の生い立ちや社長さんの趣味、事業分野からは「ロボドッグ」の発想、開発への道筋は見えて
来ませんが、、、?「ロボドッグ」開発の取組みの切っ掛けとなったものは何でしたか。


 
 近年の空き巣、強盗など犯罪の急増から、自衛手段としてのホームセキュリティー機器に着目し、誰にでも
簡単に設置ができて、世の中の人のためになる有効な防犯機器ができないものだろうかと考え始めました。

ホームセキュリティ機器は、ホームセンターなどでも色々なものが発売されていますが、普通の人には設置が
難しいものであったり、どのような用途、目的に使うものかが分からないもの等が結構あります。
一例としてガラスなどを強化するフィルムやガラスが破壊された時のショックを拾うセンサー等は良い商品と
考えられますが、実際に各家庭で使われる事情や状況との間にギャップを感じていました。

そこで、先ず、「空き巣や不審者が狙う家はどんな家か」、を防犯に詳しい警察署の方に色々と話を伺い、
そして又、逆に「空き巣や不審者はどんなことを嫌うのか」についても実態を詳しく聞きましたが、これは大変
役に立ちました。

要約すれば、人通りが少なく、人目につきにくい場所や周辺が暗い所、身を隠しやすい塀や壁のある家等が
それにあたります。 人目を気にする空き巣や不審者が物音や、明るいところを嫌うのは当然で、その中でも
犬のいる家は特に避けることを教えられました。

これらを総合して単純に考えたキーワードは、「光と音」。
光は照明、人が近づくとセンサーが検知して、点灯する照明を良く見かけますが、あれも効果的で、空き巣が
嫌がるセキュリティーの一つですが、威嚇にはやや弱い感があり、また既に市場には色々な商品がもう出回って
いました。

では、音はどうか、不審者が侵入したら、サイレンを鳴らして警告する製品があれば良いのでは、との発想から
「お留守番」という商品を開発し、発売しました。この商品も好評で、空き巣への警告には十分に効果があると
考えています。一つ、実例をご紹介すれば、「お留守番」を取り付けておいた当社の事務所に侵入した空き巣が、
「お留守番」の活躍で何も盗らずに逃げたことがありました。何もとられなかったので、それは不幸中の幸いとは
言うものの、ガラスを割られ、損害は数万円・・・。

「もっと良い方法はないものなのか?」、と、知恵を絞り、「そう、入られてからではなく、入られる前に威嚇する
ことができれば、被害はないではないか」という考えに至りました。

しかし、一般的に使用されているセンサーは赤外線式のもので、壁や遮蔽物があると検知することができません。
しかし、我社の得意とするのは、センサーを応用した電子回路機器であり、赤外線センサー、光電センサー、
超音波センサーを製造するメーカーでもあり、自社の得意とする技術を生かし、遮蔽物があっても、検知できる
方法として、電波を使った方式のセンサーを採用すれば窓ガラスや玄関ドアを隔てた向こう側の不審者も検知する
ことができると考えました。

使用するセンサーが決まったので、次は音声。大音量でアラームブザーを鳴らせば、当然不審者は驚いて侵入を
諦めるはずで、もちろん、それでも目的は十分に果たせますが、もっと自然で、嫌な音は無いものかと検討。
そこで思いついたのが、犬の吠える声。

獰猛な犬の声がすれば、犬を恐れて、ドロボーや不審者は侵入を諦めるはず。それでも、お構い無しに入って
くるのは、空き巣じゃなくて、強盗。そこまで凶暴な犯罪者までは抑止できないにしても、隙をみてびくびくしながら
空き巣のチャンスを狙っている人間なら、十分な効果が期待できるはずとの結論に落ち着きました。

電波式センサーが人の動きに反応し、獰猛な犬の吠える音で不審者を威嚇する方法に決定しました。度重なる
試作を繰り返し、最終的に出来上がったのが現在活躍中の「ロボドッグ」です。

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開発には二年余り掛かったとのことですが、その間の苦労話や失敗談があればお聞かせ下さい。



 大きな声を出すと、音声が割れて、へんな音になり、犬には聞こえなくなるので、試行錯誤をして、スピーカーを
可能な限り大きなものにし、この問題へ対応しました。
しかし、最もこだわったのは鳴き声。いつも同じ吠え方では、本物らしくないので、人が少しだけ近づき最初に検知
すると 1回だけ「ワンッ」と吠えさせ、もう少し近づくと「ワンッワンッワンッ」と3回吠えさせる、そして更に近づくと
「ウォウォウォウォッ・・・ウォン」と連続で吠えるパターンにし、できるだけリアルな吠え方にしました。

ここでの問題は電波式のセンサーは、微妙に変動する電波を検知する方式の為、受信感度の問題や変動する
度合いを決定するのには苦労しました。

さらに、招かざる客ばかりではなく、「家庭や事務所、店舗等で日常的に使える機能を搭載してはどうか?」と考え、
森の音として、小川のせせらぎ音やウグイスのこえなど、癒しの音を使い、来客報知としての目的ででも使用できる
機能も付加しました。

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今振り返って開発当初の社内の反応やその後の「ロボドッグ」の成長ぶりはどうご覧になっていますか。



 当初、この商品については、社内での評価は良くありませんでした。最初に試作したものが、鉄板で作ったいかにも
ゴツイ感じで、スピーカーもラッパ型、何よりも価格が、49,800円という設定を考えていたため、ほとんど皆が口を揃えて、
“売れない!!”の大合唱でした。 

当然でしょう。価格が高すぎる、犬の声で音が出るだけの商品では・・・・。先ずは、機能と品質を決め込み、最終的に
成型デザインと生産コストの削減、販売価格の決定という流れで、製品が完成しました。

販売を始めた当初は(2002年9月発売)、まったく売れず、なかなか販売が伸びない状態が続きました。前宣伝や
決まった販売ルートがない場合は、どんな商品でも売れ始めるまでに時間がかかります。発売当初は、ほとんど売れ
ませんでしたが、1年、2年と経つうちに、口コミで周辺の人たちに拡がりだし、リピート注文が増えるようになりました。

最近では、実際に製品を見て試し、その吠え声を聞いた人から「これはスゴイ番犬そのものじゃない。使ってみたい」、
という声が広がってきました。ここ1年くらいは、順調に販売台数が伸びてきており、ようやく、「商品が認知されたな」、
と言う感じです。

しかし、社会に貢献できる製品作りでありながら、空き巣犯罪などが増えるほど、販売台数が増えるという皮肉な結果
になるという点は心に引っかかるものを感じますが、補聴器愛用者の方々の安全、安心のお役に立つとのお話しを
お聞きすると開発に携わった者としては嬉しい限りです。



いろいろと「ロボドッグ」誕生から成長までのお話しありがとうございました。




 ★製品紹介(同社ホームページより)

    製造、発売元: 進栄電子株式会社
              三重県松阪市笠松町堺380
              http://www.shinyei-jp.com/

    商      品: 番犬ロボット(LD-04)  ¥13、440(税込)




             設置例

               

               検知距離は最大5メートルですが、遮蔽物のある場所や設置状況により検知感度は減衰します。




    
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                割引価格について


   ここでご紹介しています「ロボドッグ」を割引価格でお求めになれます。
   問合せ、お申し込みはこちらよりメールでお願いします。詳細は、折り返し連絡を差上げます。


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                                                       2006年4月19日


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