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アドフォクス株式会社 ■会社紹介 ☆どうしてこの会社を設立されたのですか? 私達は音響メーカに勤めておりましたが、近年オーディオは画一化された音になってきました。 私達は音は もっと自然であるべきと考え、具現化する為にアドフォクス鰍設立しました。今まで の経験を生かしながら 音に関わる多方面の仕事で頑張っております。 「自然な音」にこだわっています。 ☆補聴器開発を思い立たたれた切っ掛けは何だったんですか? 一番の切っ掛けは補聴器の音を聞いた事でした。以前から色々な方から補聴器の音についての不満を 聞いてはいたのですが、実際に自分達で聞いてみるとよい音や美しい音とは縁遠い不自然な音で「将来、 自分達が使う補聴器は自分達で作るしかない」と感じ、試作機を作って周りの難聴の友人に試して貰った 所から始まりました。 ☆難聴とはどのようなことなのでしょうか? 難聴になると音は聞こえていても何を言っているかが分らなくなります。これは何故かと言うと、音には 色々な周波数が含まれていますが、一部分の周波数の信号が脳まで届かなくなると何の音か分らなくなるの です。音は脳で聴いており、脳がどのように音を認識するかが重要な点です。脳まで届かない信号だけを 強くして脳に伝える事で何を言っているか分る様になりますが、言葉と共に必要な信号の周波数が変わるのが 難しいところです。 ☆補聴器の心臓部の「ニートプロセッサ」とはどんな機能ですか? 音の成分の中で脳に伝わり難い周波数成分のみを脳に伝わるように大きくします。ここが従来の音を大きく するという考えと違うところです。 話し相手が男性でも女性でも、子供の声でも、それぞれの聞こえにくい 周波数成分だけを大きくするため声の大きさをそのままに明瞭度を上げる効果があります。 (米、英、独、仏、 中国で特許が確定) ☆種類も豊富となりましたが、NPシリーズのそれぞれの特徴は何ですか? 試作機からシンプルな機能に絞って作った量産機がNP-1000でした。補聴器の販売を開始してから直接に 難聴の方々と話す機会が増えたのですが、その中でも電話やテレビ等についての悩みが多かったことから 作られたのがNP-1200です。 そして多くの方の感想を基にして、難聴について更に高いレベルまで考えを 深めて作ったのが中〜高度難聴者向けとしてのNP−1500です。NP−2000では回路の小型化に努め、 自然な音を求めて音導チューブを廃し、小型であっても音質にこだわり続けました。 補聴器は音がハッキリと聞こえることが最も重要だと考えています。そして自然で美しい音を聴けること、脳を 活性化し続けるよう健聴時と同じくらい十分な情報を伝えるよう努力しました。 将来的には、メガネが色々な偏見を取り除いてファッションにまでなったのと同様に、補聴器に対する偏見も 取り除き、誰もが活き活きと生活する事に多少なりとも貢献したく考えております。
<2004年10月9日> |