『補聴器愛用会』
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 未だ満たされぬ、、巨大市場
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 難聴者、補聴器を取巻く環境
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言語聴覚士コーナー
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 メニエール病と補聴器と私
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  <補聴器相談シート>
 補聴器相談シート
  < 製 品 >
 調整不要型補聴器(NPシリーズ)
 超磁歪骨伝導ヘッドフォン(フィルチューン)
 ヘッドホン型補聴器(np606)
 聴覚援護機器(シルウオッチ)
 ラジオ(きき楽)
 振動腕時計(Wake V)
 不審者撃退(ロボドッグ)
補聴器電池
 補聴器用電池の寿命について
 電池倶楽部
関係者のあいさつ
ご意見、情報提供
(個人的なご相談には応じておりません
 のでご了承下さい。)

     

お知らせ
<2005年分>






    
139.“聴覚援護製品”のご紹介
  日々の生活に於いて補聴器は欠かせぬものですが、補聴器を通しての音声把握のみでは対処仕切れない
  場面もそれなりにあるのではないでしょうか。

  別室や二階にいる時に来客を知らせるドアチャイムや電話着信音が分らなかったり、赤ちゃんの泣き声が
  聞こえなかったり、日常生活で不便や支障を来たします。又、窓口でいつ自分の名前が呼ばれるか心配し
  通しでイライラし、不安が募ります。

  そんな時に振動や光、文字で呼びかけや情報を伝えてくれるものがあれば文句なしに助かります。例えば
  窓口の係員に小型送信器を渡しておき、順番が来ればスイッチを押してもらい、腕時計型受信器が振動
  すれば、確実に自分の番が分ります。

  これらを現実のものとした幾つかの製品があります。開発者は補聴器愛用者。聞こえの不自由さの体験から
  私財を投じ開発された様々な便利な製品をご紹介しましょう。

                                             <2005年12月22日>





    
138.アメリカ便り(Dr.Mieko レポート その11)
  お待ちかねのアメリカ便りが届きました。
  ホームグラウンドで研究や患者さんと接する日々の合間を縫って、日本では関係者を相手の勉強会や市場
  調査等々とMieko先生は結構お忙しいようです。

  今回は補聴器と電話との関係についてのレポートですが、日本の物質文明の豊かさに驚きつつ、現場での
  調査も怠り無く実施されているようです。

  今年を締めくくるレポートです。

                                             <2005年12月 6日>





   
137.奥平レポート その3-3
  聞こえの問題には大きく分けて二つの異なる性質の要素があります。
  一つは本来なら聞こえて然るべき音声が聞こえない、或いは音声が小さくしか聞こえないという問題、
  もう一つは音声として聞こえるが言葉の意味が掴めない、或いは聞き間違えるという問題です。

  一般的に難聴というと前者の音声が良く聞き取れないものだとの先入観が非常に強く、親切な人であれば
  大きな声で話してくれます。しかし、補聴器をつけた耳には例え声を大きくされても音としては良く聞こえるが
  言葉の意味が掴めない、話の内容が理解出来ない、或いは聞き間違えをする場合が往々にして起こります。
  実に厄介なものです。

  これに答えるのが今回の内容となっています。聞き間違いの仕組み、聞こえと補聴器についてが本論文の
  締めくくりとなっています。

                                             <2005年11月16日>





    
136.奥平レポート その3-2
  今回は聞こえについての興味深いテーマ、「人間の持つ聴覚の優秀さ」と「難聴とはどのような状態なのか」の
  部分です。

  地下鉄車内や工事現場、雑踏の中等大きな音や騒音の中にいても我々の頭の中はさほど“騒音公害”には
  ならないのは誰しもが知っている事です。

  しかし、地下鉄車内や騒音のある工事現場の近くでは自動音量調節機能のない補聴器では電源をこまめに
  切るよう助言を受けます。

  何故でしょうか。ここに人間の耳と補聴器やテープレコーダー等の集音機能との決定的な違いが見受けられ
  ます。

  人の持つ聴覚機能の素晴らしさに感嘆せずにはおられません。論文、「音の正体と『聞く事』と『聴く事』の
  違い」の続きです。

                                             <2005年11月 6日>





    
135.言語聴覚士「ツッチーの独り言 その6」
       補聴器 

  皆さんは補聴器という言葉にどんな印象をお持ちですか?
  又、補聴器という言葉からどんなイメージが浮かびますか?

  「聞こえが得られる」「豊かな音が取り戻せる」、「人との話しがもっと楽しめる」、「聞こえのパートナー」、
  「聞こえの問題解決」「使う喜びを感じる」、等々であれば補聴器愛用者にとってはこの上ない理想的な環境
  なのですが、、、。

  「後ろめたい」、「人に知られたくない」、「暗い」、「否定的」、「隠したい」等々のイメージがまとわりつくのが
  現実ではないでしょうか。そして、このイメージがある限り補聴器と補聴器を使う者は肩身の狭い存在であり
  続ける事になります。

  次の取り組みがあるとするとどちらに軍配が上がるでしょうか?

       補聴器のイメージ 対 聞こえの不自由さ

  「補聴器をつけるぐらいなら少々の聞こえの不自由さは耐え忍ぶ」と考える難聴者は数多く、補聴器の負の
  イメージが補聴器の受入れを拒んでいると筆者は考えています。そして、この問題こそ関係する業界が総力を
  あげて真っ先に取組むべき課題であるにもかかわらず、長年無為無策に時を重ねているのが現実です。
  これ以上に大切な取り組みは無い筈です。
       そうです、“補聴器の社会的な地位の向上”です。

  当会は『補聴器愛用会』と称していますが、敢えて「愛用会」としたのは補聴器の負のイメージに対する不満や
  反発、挑戦の意味合いがありました。補聴器を必要とする者の立場から情報を発し、自分達の為になる活動に
  取組み、難聴や補聴器に対する情報や知識を深め、意識や認識を高め、これらを通し、各々が自分に合った
  補聴器を手にし、愛用し、普通の生活を楽しむべきものと願ったが故の命名でした。

  
  今回の独り言は現場の最前線で日々補聴器と取組むツッチーさんの補聴器についての体験談が綴られて
  います。ここに紛れも無い現実の姿があります。

                                             <2005年11月 1日>




     
134.奥平レポート その3-1
  今日で『補聴器愛用会』は五歳となりました。

  補聴器“事情や環境”に不満や憤りを感じ続けた五年間でしたが、同時に補聴器を求める者、愛用する者
  自身も聞こえや補聴器についての基本的な知識を身に付ける必要性のある事を痛感させられた五年間でも
  ありました。

  混沌とした補聴器環境の中では、補聴器を求める者も愛用する者も「音とは何か」、「聞こえの仕組みは
  どうなっているのか」、「補聴器の役割」等をしっかり身に付けることが求められます。これらを知ることにより、
  補聴器から何が得られ、何は得られないかが初めて理解出来、補聴器に過度な期待を抱かず、又無用な
  落胆に悩まされる事もなくなります。更には補聴器の賢い選択が可能となり、宣伝文句に惑わされ役にも
  立たぬ補聴器を買う無駄遣いがなくなります。

  しかし、意外なことですがこのごく基礎的な音や聞こえについて、又補聴器の役割、限界や効果、それに
  補聴器愛用者の心理面やコミュニケーション問題等を包括的に分かり易く説明した資料や解説書的なものが
  見当たらないのが現実です。

  今回から二三回に分け掲載する奥平副会長がまとめた音の正体、聞こえと聴こえ、難聴及び補聴器に
  ついての論文は、巷で見られる補聴器の作り手や売り手が提供する情報には期待出来ない価値あるものと
  言えます。

  掲載論文は「音の正体と『聞く事』と『聴く事』の違い」についてと題され、物理教育振興を目的とする
  「日本物理教育学会」の機関紙に掲載されたものです。

                                             <2005年10月22日>





    
133.奥平レポート その2
  モノラルで再生された音楽を聞くと平面的な音でしか聞こえませんが、同じ音楽もステレオの場合は立体的に
  聞こえ、更に、スピーカーに対し適切な位置で聞けば音は浮かび上がったように聞こえ、目を閉じればあたかも
  目の前のステージで演奏が繰り広げられているような錯覚に陥ることさえあります。
  
  しかし、ステレオで再生される音楽も片耳で聞くとこの聞こえは得られません。両耳で聞いて初めてステレオ
  効果が楽しめます。

  よって、「両耳共聞こえが悪い難聴者の場合、両耳に補聴器をつけて音楽を聞けばステレオ効果満点の奥行と
  深みのある演奏が楽しめます」、と、考えて間違いないですね?

  答えはこちらだそうです。「立体感覚と方向感覚は似ているけれども違う理由」

                                             <2005年10月11日>





    
132.奥平レポート その1
  久々に副会長の登場です。従来にも増して補聴器に対する熱意や思い入れは深く、その後も聞こえや
  補聴器について調べ、試し、憤慨もしながら幾つかのテーマでレポートにまとめたり、学会関係の機関誌に
  発表したりと相変わらず多忙な生活の合間を縫っての活躍ぶりです。

  今迄にまとめたレポートや発表済みの論文が届き、順次掲載の予定ですが第一回目は「デジタル補聴器が
  高性能なのに不満が多い理由」についてです。

  デジタル補聴器は補聴器市場の主流製品となってきました。デジタル技術を活かし、アナログ補聴器では
  望めない効果を生み出していますが、デジタルであれば全て良しとはならないのも現実です。デジタル補聴器
  は日進月歩の技術の進歩に伴い高性能化されており、更なる性能の向上を期待するのは補聴器愛用者の
  当然の願いですが、現実は意外。その原因は、やはり、、、。
  
  新たに「奥平コーナー」を設けましたのでご覧下さい。

                                             <2005年9月28日>





    
131.未だ満たされない、眠れる巨大市場
  これほど適切に今日の我国に於ける補聴器市場を表現する言葉はないのではないでしょうか。

  本サイト上でご紹介中の補聴器メーカー、アドフォクス鰍フ開発と営業の二束のわらじを楽々履きこなす
  スタッフによるレポートのタイトルです。

  本レポートは財団法人 産業教育振興中央会が発行する雑誌、「産業と教育」に掲載されたもので、同誌が
  企画した「看護・福祉業界の過去・現状、問題点・課題など」のテーマによる原稿依頼に対しまとめられた
  ものです。

  今日の“補聴器事情”を広角に捉え、補聴器とその市場を見つめ、分析した上で、今後の取組み課題に
  ついてキムタクも登場させながら、具体的に平明に記述されており、広く補聴器愛用者の方々にもご覧
  頂ける様、当サイトでの掲載をお願いしました。

  補聴器の作り手側の目に映る補聴器とその市場とはどんなものなのでしょうか。

                                             <2005年8月21日>





     
130.アメリカ便り(Dr.Mieko レポート その10)
  今度は太平洋の彼方より暑中見舞いが届きました。暫くぶりにMieko先生の登場です。

  つい先日のツッチーさんの独り言では難聴体験が語られていましたが、今回はMieko先生が耳鳴りに
  襲われたお話しです。専門家の我が身に降りかかった問題への対処方法に興味が惹かれます。


  物は見る角度により様々に見えますが、補聴器を購入し、使う者の立場、視点では持っている知識や情報、
  それに自分の経験、体験を通しそれなりの事は理解できますが、その対極にいる人達の見方、考え方を知る
  機会は殆どありません。

  補聴器を介し患者やお客と接するオーディオロジストのMieko先生や言語聴覚士のツッチーさんからの
  お便りはこの点において非常に興味深いものです。

  これからもいつまでも続けて頂きたいものです。

                                             <2005年8月 7日>




    
129.「電池倶楽部」よりのお知らせ
  「電池倶楽部」へのご入会の申込みが舞込み始めましたが、同倶楽部に於ける電池の取り扱いについて
  メーカー総販売代理店との間で話し合いがまとまりました。

  割引価格や申込み方法等の詳細が決まり、又商品の発送準備も整いましたのでお知らせ致します。
  詳細はこちらをご覧下さい。

                                             <2005年8月 4日>




     
128.言語聴覚士「ツッチーの独り言 その5」
  ツッチーさんから暑中見舞いと共に擬似難聴の体験と言語聴覚士についてのお便りが届きました。

  時たま、テレビでお年寄りや目の不自由な方々の大変さを体験する為の催しや訓練の場面を見かけますが、
  ツッチーさんは今回、風邪の功名(?)で得がたい難聴の体験をされたようです。

  この体験が教えるように、補聴器店員はすべからく、知識や数字を単に暗記し、機器類を弄繰り回すだけ
  ではなく、研修や家庭で最低一日は耳栓をする等して「聞こえないとはどういうものなのか」、それに「聞き
  づらいとはどういうものなのか」を体験すべきでしょう。

  そうすれば、殆どの店での判で押したようなマニュアル的応対や暗記物を単にオウム返しに口先で伝える
  ような血の通わないお客様への対応と補聴器の取り扱いはなくなる筈です。
  疑似体験は山盛り情報や小手先技術にしかず。

  これからもツッチーさんの独り言に大いに期待したいものです。

                                             <2005年8月 1日>




    
127.「電池倶楽部」の発足
  先日締め切った「補聴器電池進呈」への応募者の声は「補聴器電池の価格は高い」としており、中には
  悲鳴すら聞こえてきそうなアンケートの回答もあり、皆さんの希望する価格は定価の半額、いや、それ以下
  となっています。

  補聴器電池の高価格は補聴器を愛用する者にとっては決して好ましい環境とは言えず、この現状に応える
  べく『補聴器愛用会』では今般、皆さんの期待する価格で電池を購入出来るように「電池倶楽部」を発足
  させました。

  「電池倶楽部」は入会無料、退会自由です。入会を希望される方はこちらの案内に従い入会手続きをして
  下さい。

                                             <2005年7月24日>




   
126.「補聴器電池進呈」の締め切り
  お知らせ124番にある「補聴器電池進呈」には一ヶ月弱の間に多くの方々からお申込みがあり、定数に
  達した為、締め切らせて頂きます。

  定数到達は8月下旬から9月頃と予測していましたが、予想以上の速さでの締め切りから補聴器電池への
  関心の高さが見て取れます。

  今回、お申し込みのあった方々の声をまとめると、多くの方々が補聴器電池については「負担感が大きい」と
  指摘されており、『補聴器愛用会』ではこの問題に対応すべく近々新たな取組みを始めたいと計画中ですが、
  準備整い次第、お知らせ致します。

  補聴器電池モニターへの沢山のご応募ありがとうございました。

                                             <2005年7月21日>




    

125.応援します ラビット補聴器
  補聴器購入の断り方を<初めての購入者へのアドバイス>でさらりと言ってのける店主はそう多くないでしょう。

  大手電気メーカーで30年、技術畑を歩んだ後に補聴器店で経験を積み、昨年開業、と、言えば堅苦しい
  印象を受けますが、耳のシンボルとしてうさぎを店名に命名され、趣味は古美術鑑賞の他にかっぽれ踊り、
  更には八木節とのことで、サラリーマン時代は接待やカラオケで皆を抱腹絶倒させた芸の持ち主。

  「正直な販売と難聴者のお手伝いを通して地域社会への力になればと思っています」、と熱っぽく抱負を語る
  店主でもあります。

  「ラビット補聴器」さんは既にサイトに登録中の「アルプス補聴器」さんよりの紹介・推薦を受けたもので、
  紹介者の弁によれば、「シャレのセンスも際立っていて他人の事を決して悪く言わない仏様 のよ うな人で、
  全く商売っ気無しで、第一に装用者の側に立っての接客、対応の毎日です」、とのこと。

  お店に入ってみましょう。八木節のさわりが聞けるかも、、、。

                                             <2005年7月16日>




     
124. 補聴器電池進呈
  補聴器電池 = 必需品
     電池式補聴器のアキレス腱。役立つ補聴器もこれ無くしては唯の耳栓。 

  補聴器電池 = 消耗品
     時、所、状況にかまわず発生。 愛のささやき、会議の最中、はたまた医師の検査結果説明中
     (つい最近の筆者の経験)にプッツン。 冷や汗、あせり、いらだち、、、。

  補聴器電池 = 高価
     「補聴器を付けないよりは、付けた方がやっぱ聞こえがよくなりますよね。でも、今は補聴器の
     電池がなくて、掛けれない状態です(汗)。 補聴器電池凄く高いですよね・・・。」
         (偶然見かけた6月8日付けの「かものはし」の掲示板より)

     「電池が高くて母は毎日補聴器をかけてないようです。 」
         (母親に「みみ太郎」 (注:充電式) のプレゼントをする息子さんのコメント。)


  近々日本へ進出する補聴器電池メーカーの日本総販売代理店のご好意により、一般販売に先立ち
  『補聴器愛用会』のホームページをご覧になる皆様に製品のモニターも兼ねて補聴器電池を進呈
  致します。

  日本総販売代理店の責任者の方は身近に難聴の方がおられ、補聴器愛用者へのご理解も十分で、色々
  お話する中で今般の話しがまとまり、希望者の方々へとお申し出を受けました。

  早速、当会関係者で使用テストをした結果、市販品に比して全く遜色は見受けられず、寿命も当会推薦品に
  近い値を記録しており、このお話しをお受けすることとしました。

  ささやかではありますが、『補聴器愛用会』からのプレゼントです。家計やお小遣いの足しに

  お申し込みの詳細はこちらをご覧下さい。 <<2005年7月21日で締め切りました。>>

                                             <2005年6月27日>




     
123. 補聴器を取扱うお医者さんのご紹介
  「聞こえが悪くなったのかなぁ、、、」
      、となれば耳鼻咽喉科のお医者さん。
  「どんな補聴器が良いのかなぁ、、、」
      、となれば補聴器外来のある耳鼻咽喉科のお医者さん。
  「聞こえ、補聴器もそうだが、耳鳴りも、、、」
      、となれば専門的に研究されている補聴器外来のある耳鼻咽喉科のお医者さん。

  今回、ここでご紹介する「関谷耳鼻咽喉科」の関谷先生は難聴者、補聴器愛用者にとってはとても心強い
  三番目のタイプのお医者さんです。

  昨年掲載を終えた「補聴器愛用者への路」の次は長年の宿題である耳鳴りについてまとめなければと考え、
  情報収集のためネットで色々と検索し、とある相手に問合せを出したところ「このテープを購入すればたち
  どころに、、、」的な返事があり、又有難い事にその後数ヶ月間に渡り、反復的にテープ販売のメールを
  頂戴しました。

  そんな折、めぐり会ったのが「耳鳴りのホームページ」で、耳鳴りについて簡潔明瞭にまとめられており、
  作者に興味を持ち調べたところ、かって補聴器について“勉強”した折に使った参考図書「補聴器の選び方と
  使い方」の著者と分り、補聴器外来もされているとのことで、早速連絡を取らせて頂きました。

  「関谷耳鼻咽喉科」の関谷先生は『補聴器愛用会』特別顧問の原田先生同様、難聴、補聴器、耳鳴りと
  三拍子揃った死角を持たぬオールラウンドプレーヤーで、通院できる方は恵まれていると言えそうです。
  (皆さんのお近くで信頼出来る補聴器外来のお医者さんがおられましたらご紹介下さい。)

  尚、本文中に「耳鳴りのホームページ」の紹介もありますので耳鳴りでお悩みの方は是非ご一読下さい。
   (独り言:これで「耳鳴り」の宿題は終り。 一件落着


                                             <2005年6月13日>




    
122. 言語聴覚士「ツッチーの独り言 その4」
  そう言えば、少し音信がなく、どうされたかなぁ、と思っていた矢先、ツッチーさんから元気なお便りが届き
  ました。

  この間は公私共にお忙しかったようです。「公」では職場にひよこ店員が増え、毎日イロハのイから手取り
  足取りの指導の日々で、接客を通しての研修にも熱が入っているようです。

  「私」では太平洋の反対側まで旅行をされたとか。それにしても、プロ根性でしょうね。外地へ物見遊山に
  行っても、補聴器愛用者へ目が行くとは、、、。アッパレ


                                             <2005年5月18日>




   
121.アメリカ便り(Dr.Mieko レポート その9)
  今回は、世界最大といわれる補聴器関係の展示会についての現地報告です。

  先月末に米国の首都ワシントンD.C.で米国オーディオロジー学会(American Academy of Audiology)の
  第17回目の年次大会が三日間に渡って開催され、日本を含めた世界各国から関係者が集まり、参加者に
  とっては深く学び、広く知る良き機会となったようです。

  御自身も参加されたというDr.Miekoに早速大会の雰囲気や様子を伝えて頂きましょう。

                                             <2005年4月24日>




    
120.「補聴器の普及に関する私案」の補足資料 (「補聴器の実稼動台数予測」)
  リオネットセンター立川、齊藤 修様より「補聴器の普及に関する私案」の補足資料を頂きました。

  今回の資料では補聴器の出荷台数と空気電池の出荷個数から補聴器の実稼動台数を推測するという
  意欲的な試みがなされており、難解な数式部分を避けて読んでも推理小説の謎解きのような興味を覚えます。

  「補聴器の普及に関する私案」は実績に基づく論理的な分析により、深い霧に包まれていた補聴器人口や
  補聴器普及率を教えてくれます。
     推定難聴者数        1,944万人
     推定補聴器装用者数       133万人
     推定補聴器装用率        6.84%

  
  何と少ないことか! 
     
補聴器を愛用し、より良い聴こえで、より楽しい生活を送っている人達が。
  何と多いことか
     衰えた聴覚を補聴せず、コミュニケーションのままならぬ生活を送っている人達が。


  難聴者自身が聞こえの知識を持たず、補聴器の有用性を理解せず、人とのコミュニケーションへの注意を
  十分に払っていない事も原因でしょう。

  メーカーが数字のみを見、製品の使用者と販売者を真正面から見つめていない事も原因でしょう。

  補聴器店が器具の販売のみに関心を払い、購入者の求める「聴こえという商品」の“販売”をないがしろに
  している事も原因でしょう。
  
  「補聴器の普及に関する私案」はこんな現実をも伝える貴重な資料といえ、お忙しい中、資料作成の労を
  とって頂いた斎藤様には『補聴器愛用会』としての深い謝意を表すると共に、筆者としてはこの積年の謎解き
  宿題から解放され、個人的にも大いに感謝するものです。

  「補聴器の普及に関する私案」の補足資料として掲載しています。

                                             <2005年4月20日>



     
119.「補聴器の普及に関する私案」 その2
  後半の結論部分で補聴器の普及について色々と考察や具体的な提案がなされており、希望ある明日への
  道筋が示されています。

  が、希望ある明日は他人任せでは到来しません。

  補聴器愛用者を十分に認識、意識した上での業界の横断的な連携、連携と補聴器愛用者を含む関係者
  全員の足並みを揃えたたゆまぬ取り組みが求められ、その対価として補聴器愛用者はよりよい「聴こえ」を
  手にし、メーカーと補聴器店はより多くの「お客様」を得る事が出来ます。

  今回、初めて「補聴器の普及に関する私案」をお読みになる方はこちらから、既に前半部分をお読みに
  なった方は、「6.補聴器の普及活動」からお読み下さい。

                                             <2005年4月17日>



   
118.「補聴器の普及に関する私案」 その1
  補聴器に関心のあるあなたにお尋ねします。

      日本で活躍している補聴器は何台ほど?

      日本の現役の補聴器愛用者は何人ほど?

      補聴器を必要とする人で補聴器を使用している人達の割合は?


  この補聴器の“謎”への考察が本サイトでもご紹介中の「リオネットセンター立川」の齊藤 修様から「補聴器の
  普及に関する私案」としてお寄せ頂きました。補聴器に対する問題意識を持ち、業界に精通した方ならではの
  各種データに基づく様々な角度からの謎解きは補聴器愛用者にとっては実に興味深いものです。

  現状を的確に、正確に把握する事が問題への対応、解決には欠かせません。筆者もかねてより上述の点に
  ついての答えを探し求めており、この予測・推定作業をする為に過日登録販売店の方々に情報提供の為の
  アンケートをお願いしましたが、斎藤様からその回答と共にこの「補聴器の普及に関する私案」をお送り頂き
  ました。

  拝読したところ、内容は個人的資料として死蔵すべきものなどではなく、広く補聴器愛用者へも知らしめるべき
  価値のあるものと考え、ご本人の了解を得、「補聴器市場・業界」コーナーに原文のまま掲載させて頂きます。

  「補聴器の普及に関する私案は現状分析と補聴器の普及への具体策で構成されており、今日の補聴器
  問題を考える上で、無くてはならぬ基本情報を提供する格好の資料となり得るものと言えます。 

  この資料を参考に補聴器の現状を理解した上で、皆それぞれで考えてみましょう。
    「補聴器を健全な形で普及させるにはどうすればよいのか、、、。」 


  今回は前半の現状分析部分のみを掲載しています。「私案」作成者が考える普及策の部分は皆さんの
  普及案がまとまる頃に掲載しましょう。

                                             <2005年4月12日>




    
117.出来ることから、出来るところから
  本サイトでご紹介する補聴器店のプロの方々の言葉には補聴器を求める者、愛用する者への現実的で、
  役立つメッセージがそこここに込められていると言え、これらを受け止める事により相互理解が深まり、
  より良い明日を築く一歩とする事が出来る筈です。

  お店の皆さんに「上手な調整の受け方」への助言をお願いしていますが、今回のお披露目店のコメントは
  それぞれ次のようになっています。

   ◇「聴こえにくい理由を詳しく言ってもらうと調整しやすいのですが、音を言葉で表現するのは難しく
     うまくいきにくいですね。」

   ◇困っていることを出来るだけ具体的に知らせる。
     −使用した場所(騒音、広さ、相手との距離など)
     −聞こえにくかった程度(全く、半分、1/3など)
     −相手(奥様、女性、早口、ボソボソなど)


  日々その環境に身を置く者ですらその難しさに嘆息される事からすれば、これが調整の妨げとなっている事は
  容易に想像出来ます。

  
  この問題解決の為に、業界として上述されているように場所、環境、状況、音源、音質等との関係で聞こえ方を
  分析し、それぞれに相応しい表現方法を標準化し、簡単なアンケート的なものを作成し、インターネットでの
  普及と店頭での利用を図りお客様に記入してもらえば販売者、購入者共にその恩恵が得られる筈です。
  相互理解を深める為の業界関係者の不断の努力を求めたいものです。

  出来ることから、出来るところから、、、。 より良い明日を築く秘訣です。



  今回は、こちらのお店のお披露目です。
 
     鳳ヒヤリングセンター

     補聴器センター アイ  

                                             <2005年4月7日>




    
116.登録店の新装開店のお知らせ
  全登録店の方々にお店の紹介内容の見直しと写真をお願いしていますが、現在、半分程の店々の見直しが
  終わり、“新装開店”となっています。

  寄せられるお便りでは「新装開店となり、従来にも増してお店の雰囲気や店員さんの顔がよく分かり、店主の
  考え方や補聴器に対する姿勢が理解でき、自分の相性に合いそうな店(店員)が選べる」と評判のようです。
  (関東地域在住の方)

  補聴器を求める者にとって補聴器店は誠に敷居の高いもの。人によってはその敷居をまたぐことさえ人に
  見られるのをはばかる方もいます。予め店を知り、店の主の考え・姿勢を知り、商品やサービスを知った上で
  店を訪れれば、写真で既に“お馴染み”の店員さんが迎えてくれるというのが好評な理由なのでしょう。

  今回は、二つのお店のお披露目です。

     チトセメガネ 補聴器相談室 (スピリッツ聴こえの相談室を改名)

     有限会社 ナニワ補聴器センター


  日々、お忙しい中の見直しありがとうございました。

                                             <2005年3月26日>




    
115.言語聴覚士「ツッチーの独り言 その3」
  「こんにちは。段々春めいた陽気となってきましたが、それと共に花粉も大量にやって来て、辛い季節でも
  あります。

  この時期は耳鼻科も大忙しのようで、花粉症の治療と共に聞こえの相談もついでにという方がいらっしゃる
  そうです。 春先は補聴器に興味を持つ方が増えるような気がします。先日の『耳の日』にちなんだセールも
  一段落ついたので、、、」、とツッチーさんよりお便りを頂きました。

  今回の独り言は補聴器店の最前線で補聴器を必要とする人々と日々接する者の立場から調整型補聴器
  選びのポイントが分かり易く述べられています。

  「補聴器愛用者への路」を始め、多くの方々が、そこここで触れていますが、補聴器店で調整を受けなければ
  機能しない調整型補聴器選びの要諦は次の三つと言え、これらの全てが満足いく状態にならなければより
  良い聞こえは得られませんが皆さんの評価は、、、?
 
                                      評価
    購入者      補聴器選びの必要な知識と心構えを持つ      X 〜 △
    調整型補聴器   安価で様々な聞こえに対応する機能を持つ     △ 〜 ○
    販売者      健全な商道徳とプロとしての意識と技術を持つ   X 〜 △

                                             <2005年3月21日>




    
114.アメリカ便り(Dr.Mieko レポート その8)
  名医「どうぞ。」
  患者「、、、、、、、、」
  名医「どうされました?」
  患者「、、、、、、、、」
  名医「どこがお悪いのですか?」
  患者「、、、、、、、、」
  名医「具合は如何ですか?」
  患者「、、、、、、、、」
  名医「診察にみえたんですね?」
  患者「、、、、、、、、」
  名医「ははぁ、お間違えのようですなぁ。お向かいですよ、○X犬猫病院は。」

  名医なら何も言わずとも患者の具合が分かる筈と近所で評判の名医を試さんものと悪戯心を出した患者との
  やりとりですが、「物言わぬ患者を診るのは獣医さん」、と軽くあしらった名医に軍配上がったようです。

  かって何かで読んだうろ覚えの一口コントですが、如何な名医も物言わぬ患者にはお手上げです。病気の
  症状を医者に詳細に、具体的に伝えるのは患者の責任です。

  補聴器の不具合や聞こえの問題を詳細に、具体的に調整者に伝えるのは補聴器愛用者の責任です。かっての
  全国補聴器店調査を行なった方々のコメントに「自分の聞こえや調整者に望む事を適切に表現出来ていない
  人が目立った」との記述があったことが思い出されます。

  残念ながら冒頭のコントを笑う資格の無い補聴器愛用者が結構多いのが現状です。誰しも思い立ってその足で
  補聴器店を訪れても、適切に十分に相手を理解させるように話せるものではありません。この問題解決には
  『補聴器愛用会』で開発した「補聴器相談シート」を是非ご利用下さい。調整者と同時に自身の為にもなる
  ものです。

  それではMieko先生は Family Hearing Careでこの問題をどのように取り扱っておられるのか
   Miekoレポートを見てみましょう。

                                             <2005年3月12日>




     
113.この心意気
   「全くダメな補聴器を買ってしまい、困って来店される方がまだまだいらっしゃいます。 困ったから探して
  当店に来て頂けたと思いますが、初めから来て頂けたらと思うと残念です。私共の力不足です。誰に聞いても
  『補聴器の事はあそこに行けば安心よ』と言って頂けるよう、地域の皆様に知っていただく事が目標です。」

  補聴器を求めるものには心強く、耳に快いセリフです。

  これは、登録販売店店主が見直しを終えた自店紹介文中で語る抱負、目標です。この言葉を裏付けるように
  「お客様への一言」コーナーに見られる助言や指摘はお客様に媚びることなく、日々の補聴器との取組みから
  来る信念に基づく説得力が伝わってきます。

  店主はお店の名前のように明るい方のようですね。

                                             <2005年3月5日>




    
112.一寸したニュース  掲載資料が全国紙に
  本日(3月2日)の毎日新聞の生活・家庭欄の特集「自分に合った補聴器を」に『補聴器愛用会』で掲載中の
  資料の一部が使用されています。

  掲載二日前に文中にある記者より「補聴器愛用者への路」の「聞こえの自己診断」にある自己診断表の
  転載の承諾依頼の連絡があり、更にそのやり取りの中で当会関係者のコメントと共に『補聴器愛用会』の
  紹介の話もありましたが、こちらは時間の関係で見送りとなりました。


   

                                             <2005年3月2日>




    
111.補聴器店による情報発信
  補聴器使用者と補聴器の接点に立つのは補聴器店。そして、そこで働く人達は双方に最も近い所に位置
  しています。

  そして、もし、そこで日々蓄える知識と磨き上げる技術、更には収集する新たな情報と積み重ねる経験が
  活字になれば、聞こえや補聴器についての真に生きた情報と言えるでしょう。

  ここにそんな本があります。“補聴器屋さん”が書いた補聴器と聞こえの労作です。「補聴器完全マニュアル
  ・耳と上手に付き合う方法」、古宮仁・須山慶太共著、文芸社出版

  著者の経営するあちらのお店こちらのお店を訪問してみて下さい。

                                             <2005年2月26日>




   
110.言語聴覚士「ツッチーの独り言 その2」
  ツッチーさんより「独り言 その2」が届きました。

  言葉を通してのコミュニケーションには話し手にとっては何でもない一言が、聞き手との間に認識のズレを
  生み出し、言葉が一人歩きし、無意識のうちに両者の意思の疎通を妨げている事があります。

  聞き慣れた言葉や表現には人は反射的に理解し、反応しますが、それを聞き慣れない言葉や表現で
  聞かされると意外に戸惑ったり、面食らうものです。今回のツッチー君の独り言はある日、ある時の店内
  での一場面。

  “耳慣れない”言葉が引き起こす情景が語られていますが、コミュニケーションの正確さを期すには、「他の
  言葉を使ったり別の言い回しで表現する」のが一つの解決策と言えそうです。

  コミュニケーションの基本と難しさを教える独り言です。

                                             <2005年2月13日>





   
109.今何位、『補聴器愛用会』は?
  「調べてみて凄いと思ったのが、グーグルで『補聴器』と検索をかけた時に出てくる『補聴器愛用会』の
  順位です。」、とは、「お知恵拝借」に応えて頂いた方のご指摘。

  グーグルは検索数の多い順にサイトを表示しているとの事ですが、早速、「えっ、どれ、どれ。
  おりゃ〜、なんとまぁ、、、

  先ずは、ご自身で確認してみて下さい。
    @ここをクリック
    A「補聴器」と入れる。
    B約19万件中、今何位、『補聴器愛用会』は?
    C『補聴器愛用会』をクリックし、この「お知らせ 109番」へ戻って下さい。



  と、言う事で多くの方々が『補聴器愛用会』のサイトをご覧になっている事が分ります。
  これらの方々が求める情報の一つが補聴器店情報と言え、その為にも各登録店による内容ある情報の発信が
  求められており、今回は特に内容の一層の充実化と写真の提供をお願いしています。

  そして、これを機に従来の“雑居ビル”的列挙方法を改め、各店別に独立したページを設けます。その第一号
  として「補聴器/経堂」さんより原稿と写真が届きました。

  当店の店作りに対するコンセプトと思い入れには頭が下がります。店構え、商品の取り合わせ、レイアウト、
  店内空間と雰囲気のどれにも補聴器を求める人達への細やかで優しさに満ちた気配り、配慮が為されている
  お店です。


  (今後は、各店より見直し原稿及び写真が届き次第順次掲載し、個々案内はしませんが、折に触れサイト上で
  充実した補聴器店巡りをお楽しみ下さい。) 

                                             <2005年2月7日>




108.推薦します (有)アルプス補聴器
  「いつでも調査に来て下さい。予告無しで。」、と“挑戦的な”お便りを受取ったのは二年前の春。
  これが切っ掛けで「応援します」登録販売店第一号としてデビューを飾った(有)アルプス補聴器さんは、その後
  も日々努力と研鑽を怠らず、奥様も手話をマスターされ、おしどりコンビで心を尽くし、楽しみながら来店客と
  接しておられるようです。

  今般、『補聴器愛用会』の求める推薦店としての資格要件を十分に満たされているとの評価が得られました
  ので、(有)アルプス補聴器を「推薦します」販売店として登録します。

  少し店内を覗いて見たくなり、当会サイトを見ての来訪客とのやりとりの披露をお願いしました。


  ○男性 45歳
   自宅は西東京市ですが仕事で店の近くを車で通るのでご来店いただきました。小さい頃から両耳聞こえにく
   かったそうですが、今回はお使いのカナルを洗剤の入った水の中に落としてしまったので修理ができるか
   とのご相談でした。

   しかしお使いの補聴器には閉塞感があり女性の小さい声が聞きづらいとの不満もありました。真空装置に
   かけてみましたがノイズが多く音が小さいので修理よりも新規購入と言われるので4機種試聴され、若い
   ので耳穴式両耳に決定されました。

   1ヵ月後今度の補聴器は通常の会話が抜群に良いのでとても満足しているとわざわざ電話がありました。
   今まで8回おいでになりましたが10月以降お掃除にも見えられないので先月ハガキを出したところです。

  ○女性 69歳
   北区に住むお母様が一番上の娘さんに連れられておいでになりました。多摩センターに住む二人の娘さん
   宅へしょっちゅう来られるので調布の店を選ばれたようです。

   看護師のお母様は補聴器のイメージが悪いので着けたがらなく、試聴も嫌がりましたが娘さんの薦めで
   しぶしぶ聞き入れ、小さい声も聞こえる様になりました。

   お店に来る途中、信号で車が来ているのに気付かずにお孫さんと一緒に道を渡ろうとしてヒヤッとされた
   そうです。ご主人と相談すると帰られましたが8日後に娘さんと三人で再来店され、機種選定の試聴後
   目立たないようにと耳穴式補聴器両耳分をご注文いただきました。

   お渡しの時小さい声も良く聞こえる様になって娘さんたちが「エーッツ今まで聞こえたふりしてたのね!」と
   驚いていました。今まで12回おいでになり、一度ご主人が代わりに娘さんの家に来たついでにとお掃除に
   おいでになりました。仲の良いきれいな三姉妹です。

  ○男性 79歳
   市内の有料老人施設に入られた方で食堂での皆さんの会話が聞きにくいのでとご来店。隣接の大病院での
   診察後再来店。その病院で他の補聴器店を薦められたが遠いので断って当店で2機種試聴され耳穴式
   両耳をご購入。補聴器を着けているのを誰も気付かないし、食事時や室でのテレビの音が奥様と同じに
   なったと喜ばれていました。全く違和感が無くなるまで4ヶ月かかりました。

   色々なお話をしている内に共通の話題が見つかりご来店が楽しみになった様です。それは私が属している
   ボーイスカウト活動母体の私立学校を娘さんが卒業し、昔の校長先生やシスター達をお互いによく知って
   いたからで、昔話に花が咲きました。

   また、レンズの専門技術者でシーメンスのドイツ工場におられたことがあり、フィリップスの話しなどしましたが
   11回お出でになった後、7月以降お見えにならないのでハガキを差しあげたところ、奥様から連絡があり、
   11月に肺炎で亡くなられたとのこと。この仕事で寂しいのはお客様が入院したり、亡くなられることですね。


   さぁ、店内入ってみましょう。

                                             <2005年2月5日>



 
107.一寸聞かせる話し
  昨年は横浜と札幌で副会長の奥平さんに会う機会がありました。

  横浜で会った日は終日あれこれ話題の花を咲かせ、翌日は遠出のドライブ。訪問先で運良く開発中の
  補聴器の試聴に立会い、副会長の「5千ヘルツ辺りの音が歪んでますね」に驚愕。
  数秒後、感嘆。
   「どうしてあんな事が???」 今でも?

  しばらくして札幌で再会。

  雪印パーラーにて何とかダッツや何とかワン等歯牙にもかけぬミルキーにしてコクあり札幌アイスクリームを
  前に横浜話しの続き。
  彼、話す人、我、食す人。(あっ! 奥平さん、溶けてる、、、あ〜ぁ。)

  話し疲れ、聞き疲れ、街へ。新しくなった北都の玄関、JR札幌駅へ。おのぼりさん根性と建物内は初めてと
  いう現地人の好奇心とが相俟ってビル見物としゃれてみたものの所謂女性向け店内。歩くのも疲れるので、
  うわさのラーメン店で昼食と決定。鋭い嗅覚で探し出し、お目当ての黒ごま入り坦々麺を注文。流れ出る汗を
  拭き拭き市街と遥かな山々を望み、味覚と視覚で札幌を満喫。
  彼、話し、食す人、我、食す人。(ややっ どうしてそんなに早いの、ラーメンは、、、?)

  種々話した中で今も記憶に残るは彼の“趣味”話し。なかなか面白く、ついつい引き込まれ、 「ふぅ〜ん」、
  「なぁ〜るほどねぇ」。そして、「それで、、、?」を連発。豊富な体験と足で稼いだ話しには臨場感あり、
  “プロ”の観察眼の鋭さに脱帽。有益なお話しでした。

  で、この話しを広く皆さんにも披露すべく、家元奥平流観察に筆者の体験も加味し、思い出しながらまとめて
  みました。

  通常、趣味と言えば芸事、音楽鑑賞、俳句から料理、名所旧跡訪問等々となりますが、彼のはチト違うん
  ですなぁ。いや、かなり、、、。
       ウィンドウショッピングならぬ“補聴器店ショッピング”。

  見知らぬ街を散策中に補聴器店が目に入ると好奇心むくむく、飛び込み精神ふつふつで居ても立っても
  おられず、気が付けば店内。

  「ちょっと変わってまっしゃろ」という関西弁の表現がピッタリ。(これ、ここだけの話でっせ。)

  「補聴器研究家」ともなると店内に入るだけでその店の構え、雰囲気で凡その実力は判るそうです。その店の
  力量の見当をつけ、少しからかって反応をみるそうですが、殆どは“空振り”店。しかし何十店かに一店は
  びっくり“ホームラン”店の大発掘があり、この醍醐味が忘れられないとか。
  「補聴器店研究家」の尊称も必要なようです。


  さて、本題。

  クリーミーにしてミルキーな札幌アイスクリームを舌先で舐めつつ、舌上で転がしつつ、
  「して、店(店員)を見極めるポイントは?」と問うに、、、、


                                             <2005年1月21日>



   
106.言語聴覚士登場(「言語聴覚士ツッチーの独り言 その1)
  中途難聴者がより良い聞こえを得る為に必要とする人達は、
    耳(聞こえ)を検査、診断し、治療する人、
    聞こえと聴こえについてのカウンセリングの出来る人、
    補聴器を作る人、
    補聴器を調整する人、
    補聴器を売る人、
  となります。

  そして、これらの専門家の手助けを得て、音のある普通の生活獲得へと近づいていく訳ですが、「聞こえと
  聴こえについてのカウンセリングの出来る人」が見当たりません。
  
  これは中途難聴者にとって“不足・不十分四重奏”の一つとなっています。
    難聴や補聴器に関する情報が不足・不十分
    関係者による啓蒙活動が不足・不十分
    カウンセリング体制が不足・不十分
    調整技術が不足・不十分

  カウンセラーたるべき人として期待されるのが言語聴覚士となりますが、中途難聴者自身はその存在、役割、
  活躍を知らず、又一方言語聴覚士自身は「聴覚」という看板を背負いながら中途難聴者の方へ顔を向ける
  人は少ないと言うのが実態でしょう。

  関係者の中には言語聴覚士は聴覚に関する知識が不十分で聴覚を扱う資格が無く「聴覚という文字を削除
  すべき」、と言う人がいれば、「何故、“聴覚言語士”でないのか、、、」、と不満を述べる人もありで、傍からは
  言語聴覚士の実体が掴めず、定かではありません。
  
  お互いが相手を知る事がこの現実、現状への一つの歩み寄りとなります。今般、「聴覚」に興味を持ち、
  補聴器店で働く言語聴覚士の方に言語聴覚士としての目、それに販売店店員としての目から見る中途
  難聴者や補聴器について色々と語って頂ける運びとなりました。

  第一回目の今回はご自身についての自己紹介です。


  ★言語聴覚士の方々へ
   あなたの「独り言コーナー」を設けませんか。中途難聴者へメッセージを送りたいとお考えの言語聴覚士の
  方からのご一報をお待ちしています。


                                             <2005年1月15日>



  
105.アメリカ便り(Dr.Mieko レポート その7)
  出現! “和製オーディオロジスト”!!
  最近、補聴器店店頭やホームページ等でオーディオロジストと自称する人を見かけませんか。

  米国では所定の資格を持つ多くのオーディオロジスト(聴こえのお医者さん)が活躍しており、その様は
  Dr.Miekoの「アメリカ便り」で紹介されている通りですが、日本にはこの資格はなく、よって、オーディオロ
  ジストは存在しません。

  が、しかし、堂々と“オーディオロジスト”と自称する補聴器販売者がいるんですね
  本物のオーディオロジストか吹けば飛ぶよなペーパー“オーディオロジスト”かの見分けは簡単。

  一言聞いて下さい。

    「何処の国の大学で、何を専攻されました?」


  そのからくりは「Dr. Miekoコーナー:アメリカ便り」をご覧下さい。


                                             <2005年1月8日>



   
104.『補聴器愛用会』の趣旨
  『補聴器愛用会』は中途難聴者と補聴器の置かれている劣悪な環境、現状に憤りを感じ、それを訴え、又
  お互いの情報交換の場が提供出来ればという“個人商店”的なものとして産声を上げました。

  暫らくして、“補聴器研究家”の現副会長の奥平さんと出会い、良き相談相手を得、又その行動を伴った
  活躍で当会も活気付き、全国販売店調査や補聴器試聴、電池テスト報告等は他では得られない貴重な
  情報となっています。

  今までには色々な事がありましたが、印象深く、又意外だったのはメーカーや補聴器販売店への苦言に
  対する反応でした。「あれも駄目、これもけしからん、あれもこれもなっとらん」と息巻き、さぞやあちこちから
  反発が、と身構えていたものがお咎めの声は皆無。届いた反応は何と「良くぞ言った」や「がんばれ」の
  販売店の方々からのエールで、これにはいささか戸惑ったものでした。これも補聴器業界の屈折した現実を
  投影したものでしょう。

  時が経つにつれ、当会に興味を示す方々も増え、種々のご協力が得られ、ホームページの内容が充実し、
  役立つものとなりました。補聴器愛用者、中途難聴者のご家族の方々、それに医学博士や言語聴覚士、
  更には海の彼方の専門家の方々、、、。

  時々で色々な事柄や活動に手を出して来ましたが、少し体をなしてきた処で『補聴器愛用会』の趣旨
  表紙の如くまとめました。又、同時に、掲載内容を分かり易く、利用し易くする為に手直しもしました。

  今後共、ご支援、ご協力のほどをお願い申し上げます。


               本年もよい年でありますように

                                              <2005年1月1日>


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