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鳳ヒヤリングセンター ■基本データ ◇店舗名 鳳ヒヤリングセンター ◇住所 〒593-8327 大阪府堺市鳳中町3-62-30(JR阪和線鳳駅より徒歩1分) ◇連絡先 電話/ファックス 072−265−0733 ◇営業時間 月、火、水、金曜日:午前10時〜午後7時 土曜日 :午前10時〜午後3時 定休日 :木、日曜日、及び祝日 ◇補聴器外来 ・原田耳鼻咽喉科で行っています。 ・予約制となっています。(072−266−0157) ・予約受付時間 月、火、水、金曜日:午前9時〜12時 午後4時〜7時15分 木曜日 :午後4時30分〜7時15分 土曜日 :午前9時〜11時45分 ・補聴器外来を希望される方は、出来れば難聴の診断を受けてから予約される事を お薦めします。 ・当医院で診察を受けられた方は、診察時に補聴器外来の予約を致します。 尚、診察時に予約の空きがあれば引き続き補聴器外来が受けられます。 ・他の医院で聴力検査等を受けられた方で、検査データと紹介状をお持ちの方は直接 補聴器外来を予約して下さい。 ・当医院は小規模で行っており、1日数名の方が限度ですので、混み合う事もあり ご迷惑をお掛け致しますがご了承下さい。 ○通院が出来ない遠方の方へ。 聞こえに合わせ、補聴器を十分活用出来るように調整するには通院が必要となる 場合が多い為、遠方の方は、耳鼻咽喉科で診断を受けた上で、お近くの補聴器 愛用会推薦の専門店等に行かれることをお薦めします。 遠方でも当医院へ通院可能な方はその限りではありません。 ◇認定補聴器技能者 原田以久 ◇無料貸出し ・補聴器外来では先ず試聴していただいてから補聴器の発注という形を取っています。 ・オーダー品に関しては、引渡し後2ヶ月以内なら無条件で返品可能です。 返品後、機種交換は原則1回のみ可能ですが、機種交換後の返品は原則出来ません。 オーダー品以外は原則返品不可能ですが、例えば、1週間以内に通常の使用状態で 壊れた等の特殊な事情があれば考慮致します。 ◇割引 ・両側同時に耳穴型の補聴器を購入するなどメーカーの設定する割引はあります。 原則としては設定はありません。 ◇アフターケア ・補聴器の簡単な形の修正等はすぐ対応できますが、分解修理はメーカー送りになります。 ・補聴器のソフト面(フィッティング)は原田耳鼻咽喉医院で対応します。 ・補聴器のハード面(機器の販売、修理)は鳳ヒヤリングセンターで対応します。 ■補聴器外来 当医院では、先ず、基本的な検査として聴力検査を行います。そして、必要に応じてUCL(不快閾値)や 語音明瞭度を測定します。他病院で既に検査を受け、検査データをお持ちの場合は不要です。 補聴器のタイプ(耳掛、耳穴、箱型)を好みや医療上の理由を考慮して決定し、幾つか試聴していただきます。 補聴器技能者により言葉の聞き取り検査や補聴器音場検査をしながら調整していきます。そして、補聴効果が あれば補聴器を購入するかどうかを検討していただきます。購入するか否かの決定は後日になってもなんら 問題はありません。 耳穴式の場合は耳の型を採り、メーカーに発注します。それ以外は、取り寄せとなります。後日、出来上がった 補聴器は補聴器外来で最も快適に、良く聞こえるようフィッティング(調整)します。 フィッティングは1、2週間後にもう一度致します。その後は、状況に応じて1〜3ヶ月後に再調整や耳の診察等を 行います。そして、その時に補聴器の状態の検査や清掃も同時に行います。 補聴器は人体に装着して使うという過酷な条件下に置かれており、消耗部品の劣化も2〜3年で起きますので、 そのチェックも行い、必要なら分解掃除、部品の交換を致します。 その後のケアですが、聞き取りの不具合は、 @補聴器本体そのものに起因するもの A耳に起因するもの B耳と補聴器の不適合によるもの に分かれます。@は補聴器の清掃や修理、Aは治療、Bはフィッティングで対応します。 @、Aは直ぐに対応が出来ますがBは検査と調整が必要なためそれなりの時間が必要となりますので、 予約をしていただきます。 ■保有資格 医師免許、補聴器適合判定医 ■契約、加盟、登録状況 補聴器専門店協会 ■補聴器販売に関する経験、経歴 鳳ヒヤリングセンターでの販売は、平成3年より行っています。 ■開業の動機 経緯 4代に渡る医系家系で父の引退時に後を継ぐ形で開業しました。 ■抱負や将来の夢 補聴器の最近の技術革新は目覚しくついていくのが大変です。できるだけ新しい技術を提供できるように 目指します。 ■お客様への一言 <初めての購入者へのアドバイス> 不幸にして治らない難聴になってしまったら、今のところ補聴器を使用するしかありません。補聴器は、めがね、 コンタクトレンズのような光学系の補装具のように理論通りにいかないことが多いばかりでなく、それを支える 環境がよくありません。補聴器を一度はトライしてみたものの、うまくいかずあきらめてしまった方も多いこと でしょう。しかし、補聴器愛用会の方々のように、あきらめずに優良店を探し出して、最良の聞こえを取り戻して ください。 <補聴器を選ぶポイント> 補聴器は確かに高価なものです。最新、最高、超小型のデジタル補聴器を両耳装用すると50万円以上もして 一財産費やしてしまいます。しかし適切な検査(医療行為が出来ないところでは測定)に基づいて最適な調整が なされ、その補聴器が持つ能力が最大に発揮され、難聴者が普通の生活を取り戻せるなら、決して高い買い物 とは言えないでしょう。 値段の中には面倒な検査や時間の掛かる調整等が含まれており、当然その為の検査設備や人件費も考慮する 必要があると思います。それを考えると、補聴器の値引き販売には抵抗を感じます。 補聴器店の本来の姿は “聞こえ”を売る事であり、補聴器本体の販売は“聞こえ”を実現するための手段であり、 目的ではありません。ところが“聞こえ”の為の必要な相談、調整、アフターケア等無しに補聴器本体のみが、 その商品価格で売られているケースが多いのが現実です。これは金だけとって“聞こえ”(元通りではあり ませんが)を提供しない一つの詐欺行為であると考えています。 聴力検査(測定)設備、補聴器測定装置や調整装置がなく、補聴器や“聞こえ”を熟知した技術者がいない 補聴器販売店は論外です。このことを踏まえた上で、補聴器、いや“聞こえ”を購入していただきたいと思います。 <上手な調整の受け方> 聞こえにくい理由を詳しく言ってもらうと調整しやすいのですが、音を言葉で表現するのは難しくうまくいき にくいですね。 <お客様へ一言> より良い“聞こえ”は何で決まるのでしょうか? 補聴器の供給側の技術力、補聴器そのものの性能、難聴耳で残存する能力(中枢神経も含めて)の度合い、 使用する側の正しい知識と理解、使用する者のやる気と必要性等です。 このサイトでは、補聴器の供給側の問題点については十分すぎるくらい論じられていますが、使用する側の 問題も放置できません。いくつかご紹介しましょう。 *「補聴器をしたほうがかえって聞こえにくい。」と言って来られ、調べてみると電池が切れて、音の出ていない 補聴器を気づかずに長時間使用していた。冗談のような話しですが実際ありました。音の出ない補聴器は 単なる耳栓です。 *「この間調整したばかりなのに聞こえなくなった。」と怒鳴り込んで来られました。これも単なる電池切れでした。 電池はいつ交換したか管理していただきたいものです。よほどばつが悪かったのかその後みえなくなりました。 *次に挙げるような方も結構多いんですよ。 ・右用の補聴器と左用の補聴器を逆に入れて、「入らない」と言ってこられる方。 ・電池の+と−の区別がつかない方。(そういう方が多いせいか電池をどちら向きに入れても使える補聴器も 販売されています。) *補聴器を何年も使わずに放置してから、「使えない」と言ってこられる方。電池はなくなっているし、耳の形も 変わっているので入らない。補聴器は毎日使うものですよ。 *調整に来ずに「補聴器は使えない」といって放置している方。補聴器は調整が必要です。 *夏の暑い日に使用中汗まみれになっても、たまにはずして拭かないために汗が入り、内部から青さびが 吹き出て補聴器を壊してしまった方。 *耳に補聴器を入れたまま洗顔や入浴し、壊してしまった方。 *補聴器をポケットに入れたまま服を洗濯機で洗濯した方。 *中耳炎の耳垂れでべとべとにして故障させてしまった方。補聴器は防水ではありません。 *聞こえにくい時にボリュームを上げて(上げ過ぎて)「余計聞こえにくい」と言ってこられる方。 出力がUCL(不快閾値)を超えるとかえって聞こえません。 勿論、こんな方ばかりではなく、うまく補聴器を使いこなされている方も大勢おられ、喜びの声を聞くとやりがいを 感じ、嬉しく思います。 <補聴器を使用するに当たっての注意> 補聴器を使用して何か悪い影響は無いのかと質問されることがよくあります。補聴器は人体にとっては異物です。 使用法を誤ると外耳道炎や中耳炎の悪化を招いたりします。過度に音量をあげると難聴を進行させます。 それに補聴器は、人体に装着して使いますので劣悪な環境で精密機器は消耗します。だから補聴器は、生もの なので鮮度がすぐ落ち音質が悪化します。鮮度ができるだけ落ちないような取扱い、こまめな点検修理が必要で あると使用者に伝えています。 製造終了後数年程度で修理不能になり新規機種に買い換えが必要であり、補聴器を使用するのは結構経費が かかるものです。 ■店の宣伝、アピール 〇医療機関で補聴器を求める場合の特徴を一言で言えば「耳と補聴器とその後の補聴器使用上のケア全てを 専門的に、一ヶ所で取扱える」、と言う事でしょう。 〇医療機関なので補聴器の販売は目的ではなく、「治療により聴力改善が出来ないから仕方なく医療装具を 用いる」、という考え方ですから義歯やコンタクトレンズ等と同等の扱いになります。 そして、補聴器装用に必要な検査(聴力検査、補聴器適合検査)や耳の疾患の診察診断はすべて医療行為 として健康保険の対象となります。 〇補聴器使用後、装用によって生じる耳のトラブル(外耳道炎、慢性中耳炎急性憎悪、耳垢増加)には即座に 対応出来ます。例えば、補聴器の中に耳垢が詰まって音が出なくなった場合、補聴器の耳垢を除去しても 耳の耳垢を除去しないと直ぐにまた詰まってしまいます。耳漏のある方は治療を受けながら補聴器を使用する ことが出来ます。 〇それに手術等で耳が変形し、他の補聴器店で技術的に耳型が採れないと断られた症例でも、対応できる 場合があります。 〇又、補聴器が適応しない、或はうまく聞こえないという場合、その理由を医学的に説明する事が出来ます。 そして、補聴器よりもむしろ人工内耳の適応があると考えられる場合は、診断してしかるべき医療機関へ ご紹介致します。 これらが医療機関で補聴器を扱う上での特徴と言えるでしょう。 〇ホームページもご覧下さい。 www.hearing.jp <2005年4月7日> 『補聴器愛用会』よりのお願い 当センターをご利用になり、お気付きの点があればこちらへご連絡下さい。 (『補聴器愛用会』宛のメールです。) |