項 目 | アフタープロテクション®による湿式吹付耐震補強工法(AP工法) |
技術の概要 | プレミックスモルタル「アフタープロテクション®」を用い、湿式モルタル吹付けにて壁を増設、増打ち、あるいは開口閉塞することによって耐震補強を行う。補強設計は従来の lang=EN-US>RCの設計方法と同様に行う。 |
緒元・性能 | 本工法は、湿式モルタル吹付けにて壁を増設、増打ち、開口閉塞する耐震補強工法である。使用するプレミックスモルタル「アフタープロテクション®」は設計強度 30N/mm2で、その他力学的特性は普通コンクリートと同等であるため、従来のRCの設計手法によって耐震補強設計を行う。 当該モルタルにはビニロン繊維を添加しており、ダレ防止効果によって最大300mmの厚さを一度に吹付けることが可能である。 またビニロン繊維によって乾燥収縮ひび割れの抑制効果が発揮される。 本工法は吹付け施工であることから大掛かりな型枠やポンプ車が不要であり、狭い現場や高層階等にも適用できる。 |
既存技術との対比 | 従来の普通コンクリートを打設する壁の増設工法では、大掛かりな型枠やポンプ車などの設置が必要で、現場事情により制限を受けるのに対して、本工法では、吹付け施工であるため設置型枠が少なく、現場練りや吹付け設備がコンパクトであることから、狭隘な現場や高層階等、制限のある現場に適用可能である。 また、従来のモルタル・グラウトを注入する工法では、乾燥収縮ひび割れが発生・拡大しやすいのに対して、本工法で用いられる「アフタープロテクション®」はビニロン繊維が添加されているため、乾燥収縮によるひび割れの拡大が抑制される。 |
関 連 法 規 制 | 建築基準法に抵触する事項は無いと考えられる。 |
事故発生時の処置方法 | 施工時に、本工法に関する不具合が生じた場合、AP工法協会が適切な対策を検討し、不具合に対処する。対処方法は、AP工法協会が適切な対処法を立案し、事業全体に対し指導を行い、事業主体に実施させる。 |
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