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いのちの重さ: 
第2巻






発行日:平成17年7月

第101首−200首



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101−110   111-120 121-130  131-140 141-150 

151-160   161-170   171-180  181-190  191-200









 

101

 

テレビ見て つまらぬ時をもてあそぶ

昔は決めて 見ていたものを

 

 

平成17

5月19日

102

歌作り 5.7.5と指折りぬ

昔は()人 今は()む人

 

 

5月20日

103

かつて打つ 太鼓の響 懐かしや

生徒の為に 打込みたるや

 

5月21日

 

和太鼓の会

「都築太鼓」入会

 

104

夜明け時 七時にちょうど三つ鳴る

心にしみいる 鐘の音かな

 

5月21日

 

近所の盛園寺の鐘

105

さくらんぼ 夫が皮むきデザートに

皮が硬くて 食べにくき故

 

5月22日

 

咀嚼力弱まる

106

命の水 体に浸みて清めゆく 

怖い誘惑 その水を断つ

 

5月23日

 

毎日水800cc

ドリンク400cc

 

107

吾が為に 明るく照らす皆なれど

それでも暗き 己の道よ

 

 

5月23日

108

今日も出た カタクチイワシ やわらかく 

来世はきっと「海雀」かな

 

5月24日

 

今年は豊漁

店頭に多し

 

109

マンゴウよ とろけるようなその甘さ 

如何なる木にぞ ()りにける哉

 

 

5月24日

110

早朝に 奈良中の部活始まるぬ 

元気な声が 羨ましけり

 

5月24日

 

かけ声がよく聞こえる




11

知る人に感謝をこめて贈りしは    

動かぬ手先で 作りし「刺し子」

 

5月25日

 

リハビリを兼

たくさん作った

12

新聞は 一部分しか読まねども 

世間の動き 凡そ把めり

 

5月25日

13

クラシックを 心地よく聞く 楽しけれ 

            解説読みて 深く味わう

 

5月26日

 

シリーズCD

かかさず購入

 

14

聞こえるは ビバルディー作 「四季」の曲 

豊かな自然の 景色偲ばる

 

 

5月26日

15

世の中は 平凡だけど 動きたる 

吾さびしきや ひとり残され

 

5月27日

 

16

親切に 感謝の気持ち 身にしみる 

夫の介護 毎日続きて

 

5月28日

 

17

夜になる 二階へ急ぐ楽しみだ 

車乗り継ぎ 休みしところ

 

5月28日

 

二階ベットで就寝

 

18

二回へは 階段登らず 「タスカル」よ 

電動イスで 楽々移動

 

5月29日

 

タスカルという

機種名

 

19

オムツ替え 回数多くて煩わし

母がすること 夫にたよれり

 

5月30日

120

笑いたい 腹の底から大声で 

笑顔が良いと いわれていたよ

 

5月31日

 






21

浦和より 弟夫婦見舞い来る

吾の好物 メロンと知りて

 

6月1

22

ポトリ落つ 梅花(バイカ)空木(ウツギ)の白き花

部屋いっぱいに香り漂う

 

6月1日

23

鈴木さん 季節の()する 花持ちて

いつも訪ね() やさしき友よ

 

6月2日

 

教師仲間の

近所の方

 

24

最後迄看てくれると言う夫あり 

その後の私どうなるのかな

 

6月2日

25

気持ち良く 今日は出にけりドッサリと 

日々の調子はこれでわかるよ

 

6月3日

26

長生きが 苦労の種とは不思議なり 

いつも心に引っかかりけり

 

6月4日

27

生徒から 手紙貰いて うれしきや 

成長ぶりが偲ばるる哉

 

6月4日

28

朝早く 代理受診で病院へ 

月に一度の夫の務め

 

6月5日

 

29

教え子に 見舞い貰いて安堵する 

中里の子等も 又悲しきや

 

6月5日

 

30

老いし母の見舞いの言葉 身にしみる 

ありがたさより 申し訳なし

6月6日

 

一人暮らしの実母と夫の母義母より

 




31

薄緑のつぼみ集めてふくらみぬ 

淡いブルーの紫陽花の花

 

6月6日

 

32

皮むきて ラップに包んでレンジする 

甘くてやわらか茄子の蒸しもの

 

6月6日

 

簡単でよく食べた 
やわらかな一品

 

33

折にふれ 日々の思いを詠み綴る

「いのちの重さ」 いまだ感じず

 

6月7日

 

34

夜中でもハッキリ見える蛍光時計 

娘が贈りし 誕生祝い

 

6月8日

 

二階寝室用に誕生祝いで貰う

 

35

南国の甘くて美味しいマンゴウも 

酸味が喉刺し 食べにくき哉

 

6月9日

 

フィリピン産は酸味強い

 

36

昼下がり 夫は疲れてひと眠り

眠れる夫を 吾は起こせず

 

6月10日

 

介護ベットの横で
うたた寝

 

37

冷やすのは 手足・顔など氷嚢(ヒョウノウ)で 

暖めるのは 人膚が良し

 

6月11日

 

熱すぎると
神経にさわる

 

38

ヨーグルト (タネ)を絶やさずもう二年 

友より貰いし カスピ(カイ)(シュ)

 

6月11日

 

39

吾が病い 病気でないと 医者は言う 

伏しても震え 体揺れけり

 

6月12日

 

140

愛子から ネット花束届きけり 

この日忘れず今年も来たよ

 

6月12日

 

インタ^−ネットでオーダーした花束
(バンコクの娘)




41

鯛がきた 立派な鯛だ 誕生祝い 

食卓賑わす鯛尽くしかな

 

6月13日

 

夫の里より貰う

42

リハビリは 一生懸命頑張れど 

手足の動き 改善難し

 

6月13日

 

夫に貰った

43

父の日の花束貰い 含羞(ハニカミ)

ヘルパーさんの アートフラワー

 

6月14日

44

カスミ草 いつも清しい 脇役よ

主役を務む 六月の花

 

6月14日

45

誕生日・父の日連なり 花溢る 

紅白のバラ 部屋を賑わす

 

6月15日

46

介護する 夫もたまには息抜きす 

ヘルパーさんに 料理の指南

 

6月15日

 

魚調理法他

47

梅の実を 娘が採りぬ 大切に

身軽な動き 猿の如くに

 

6月15日

 

娘は身軽

48

食べて出す ただそれだけで大仕事 

生きてることの価値や何処に

 

6月15日

49

里の菓子 母が贈りし「千鳥饅頭」  

吾を支えし皆に裾分け

 

6月16日

50

里の菓子「千鳥饅頭」懐かしや 

あんこを抜きて 皮が大好き

 

6月16日

 

昔から皮だけ
あんこは夫へ




51

植え替え期 冬の花から夏花へ 

手折りし スミレの残色惜しむ

 

6月16日

52

体重は座して計測 便利だな 

看護婦さんも感心(シキ)

 

6月17日

53

ダイエット 気にはしないが 減れば嬉し 

食事に気遣い時間を守る

 

6月17日

54

風呂場にはコロ付き椅子に回転円座 

夫が作った便利グッズよ

 

6月17日

 

これで肢体麻痺状態でも入浴可

55

久しぶりに記念に買った花小鉢

藤によく似た「デュランタ」の花

 

6月17日

56

雨の中 傘を広げて人を待つ

どこに居るのか 何してるのか

 

6月18日

57

幼稚園 行きたくなくて叱られた

暗き山羊の小屋ひとり入れらる

 

6月18日

 

幼稚園時代
(シャイだった)

 

58

小学校 新築校舎自慢だよ

二重ガラスに明るい廊下

 

 

6月18日

 

59

博多弁 転校先で笑われた

すぐに慣れたり 幼き吾よ

 

6月18日

 

福岡から熊本へ

60

中学校 人が多くて満員だ 

名前も最後 式も場外

 

6月18日

 

旧姓吉田啓子





61

病気の身 治らぬものと知りながら

悔しい思い誰にぶつけん

 

6月19日

62

高校の数学だけは 苦手だな

0点近し 別室(ソト)で習った

 

6月19日

63

高校の転校体験又楽し 

            劇や仮装でよい級友(トモ)得たり

 

6月19日

 

熊本→前橋へ

64

大学は わが青春の広き道 

ものを考え 勉学励みぬ

 

6月19日

 

東女時代

65

社会人 お金の計算つまらない 

一年間で見切りつけたり

 

6月19日

 

三共製薬時代

66

塾の子等 勉強難し補習する 

たまには我家に遊びに来たよ

 

6月19日

 

塾教師もした

67

結婚後 教育大へ再入学

新たな進路 吾つき進む

 

6月19日

 

福岡教育大

68

冬の朝 雪の舞う道 (エン)がよい

娘喜び手つなぎ歩く

6月20日

 

青葉台で子育て

69

眠りたい 長く寝る(スベ)誰かしらん 

ただ悶々と 夜明け待ちつつ

 

6月20日

 

大きな冷蔵庫

購入す

 

70

スクーター前に子を乗せ走る吾 

警察来れば娘降りたり

 

6月21日

 

娘も悪いと知り心得て降りた





71

ふっくらと 和紙で作った花のよう 

淡いピンクの「ほたるぶくろ」よ

 

6月22日

 

釣鐘上の野生種の花

172

大声で しゃべっていること 知りたるや 

隣家の会話 すべて筒抜け

 

6月22日

73

我が(ヤマ)い 長生きすると 人の言う

長い年月(トシツキ) 覚悟続かず

 

6月22日

74

 遠足だ 準備万端胸躍る

明日は登らん 立花山へ

 

6月22日

 

小学校時代

75

入梅だ 紫陽花映える雨の中

私は好きだが 娘嫌がる

 

6月23日

 

娘はバイク通勤

76

信仰の呪文唱えし 隣家から 

意味は()せぬが言葉の遊び

 

6月23日

 

アーデモ無い…コーデモ無い…と聞こえる

 

77

紫陽花の満開の花 重々し

雨を含みて 色冴えにけり

 

6月23日

78

チャイム鳴る 始業の合図懐かしや

仕事の区切り これにまかせた

 

6月23日

 

近所の奈良中より
よく聞こえる

79

芝の中ひっそり咲いた「モジズリ」よ 

詠まれし歌が 思い出さるる

 

6月23日

 

「ネジバナ」のこと、
ミチノクシノブ…

80

綿かぶり エーデルワイスに似た小花 

我家の庭に そっと咲きけり

 

6月24日






81

はじめての 海外旅行 グアムなり 

紺碧(コンペキ)の海にドッグレース

 

6月25日

 

82

絵の如し 桂林の山 霧煙る

太古の姿 留めたるかな

 

6月24日

 

83

東洋のナポリと言わる 蘇州(ソシュウ)(マチ)よ 

水路めぐらす 古き町並み

 

6月25日

84

長きかな 万里の長城遥かなる

汗かき上る 嶺の石道

 

 

6月25日

85

街めぐり着きしは虐殺記念館 

知る人ぞ知る 重き歴史を

6月25日

 

南京にて

 

86

広場では 警備厳しく(ニラ)まれた 

自由を求め天安門へ

 

 

6月25日

87

紫禁城 連なる宮殿壮大だ 

映画で見た場所 見つけたよ

 

6月25

 

ラストエンペラーでのシーン

 

88

お金乞い 土産の押し売り困りたる

しつこく(マト)われ 旅情半減

 

6月25日

189

香港の石の羊の かわいけれ 

干支(エト)に因んで そっと拝みぬ

 

6月26日

 

190

灼熱の夏のエジプト旅したる 

夫と二人 ミイラになった

 

6月24日




191

紺碧の空と海とに挟まれて 

白亜の家並 エーゲ海に映ゆ

 

6月26日

 

192

デッキにはビキニスタイル エーゲ海 

            終日(ヒネモス)のたり 心洗わる

 

6月27日

193

 

ジュネーブに 一人住みたる娘あり

親子連れだち アルプス旅行

 

6月25日

 

愛子IOM勤務で

 

194

ツエルマット 朝寝の(トコ)の窓越しに 

マッターホルンの 雄姿眺むる

 

6月25日

 

195

そびえ立つ雪の山膚 朝日受け 

真っ赤に燃えるマッターホルン

 

6月25日

 

絵のようなすばらしい景色

196

アルプスの 谷間に広がるお花畑

ハイジになりて花とたわむる

 

6月26日

 

ツエルマットにて

 

197

アルプスの谷間を貫いて走り行く 

絶景なるかな 氷河特急

6月26日

 

ツエルマット→

サンモリッツ

 

198

お花畑 この花見たさに訪ねたる

綿を(マト)いし エーデルワイスよ

 

6月26日

 

サンモリッツにて

 

199

吾が詠み夫が作りし短歌集 

百首まとまり 母に贈りぬ

 

6月12日

 

200

短歌集 「いのちの重さ」刷りあがる

吾を支えし 皆に贈りぬ

 

6月18日








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