第   3   戦

開催地:MINEサーキット


5月22日 予選順位:6位  天候:晴れ    観客数:13,200人    

予選概要:

フォーミュラトヨタ・ウエストシリーズ第2戦の公式予選は、9時コースオープンで15分間の計測が行われた。
コース上は、今日一番の予選でタイヤカスなどは無いものの、前日の強い風の影響で路面に砂がうっすらと広がり若干滑りやすいコンディション。
ほとんどのマシンがコースインしたのを見定めてコースへ向かう。一周ゆっくり走りタイヤやブレーキを暖めまずは最初のアタックへ。
少しラインをはずした所もあったが、計測タイムは1分29秒9で5番手。2周目のアタックでは29秒4とコンマ5秒のタイムアップ。
この時点でトップから0.6秒のタイム差で何とか2,3番手にジャンプアップを狙う。続く正念場の3周目。私の直前にぺースの上がらないマシンがいて急激に接近し思わずブレーキ、タイムロス。
インフィールドではかわせず、ストレートで何とかスリップを使いかわしたかったが、前車のエンジンの伸びが良く抜くまでにはいたらずタイムアップならず。
その間に1台のマシンがタイムアップはかり、順位は6番手へと後退。ここで少しペースダウンさせタイヤやエンジンをクールダウン。
気を取り直し7,8周目にようやくクリアラップを取るものの、その時点ではもうタイヤのグリップは低下し目標の28秒台には届かず。
ラストアタックもリキミ過ぎタイヤをロックさせるなど、ベストタイムを更新させることが出来ず6番手で予選を終える。


5月22日 決勝順位:6位  天候:曇り/雨     観客数:35,700人 

決勝概要:

15ラップの決勝は9時45分にスタート開始。早朝からどんよりとしていた空は今にも降ってきそうな気配。
各チームともレインタイヤの準備などメカニックも大忙しの状況となる。(余談だかレース終了直後に雨が降り始めた)
今回も前日にクラッチ調整を念入りに行いクラッチミートのイメージトレーニング。スタートダッシュ・ジャンプアップを狙う。
フォーメーション・ラップではタイヤを暖め感触やコースコンディションを確認しグリットへ整列。
シグナルが赤から青へ。狙った回転で上手くクラッチミートが決まり、まずまずいい感じでマシンが飛び出す。
1コーナーまでに一旦は2台抜き4番手までアップするも、私の前車のブレーキタイミングがやや早すぎ。スタート直後の混戦状態の中、避けるスペースも無く思わずブレーキ。
あっと思ったときには差し返されオープニングは6番手で戻る。序盤戦は上位2台が抜け出し続く4台のマシンで3番手争いを繰り広げる。
私のマシンはコーナーの立ち上がりで徐々に離され始め、5周め頃から後方のマシンに差を詰められ2秒以上のマージンが無くなり追撃される。
各コーナーではサイドバイ・サイドの連続。ストレートではスリップに入られお互いに熱いバトルを繰り広げ、これが最終ラップまで続くことになった。
前回のレースとは違い、お互い接触することも無く本当に両者ぎりぎりの所で全力を尽くしての攻防。今回は何とかコンマ6秒差で逃げ切り6位のままチェッカーを受ける。



コメント:

開幕戦から1ヶ月半。第2戦は何としても確実にポイントゲット、目標は常に表彰台と言う気持ちでレースに臨みました。
とは言え前回のクラッシュの影響で資金的な面で厳しいレースとなってしまい、気力だけで勝負してみました。
他のチームはすべて新品のタイヤで練習をするが私は使えず、マシンのセットも満足には行かず苦しい予選を迎えてしまいましたが、これもレースです。
新しいタイヤでのぶっつけ本番の予選では、一番頑張らないといけない3周目で前車の走りを読み間違え追いつき、自分の走りが出来なかったことが最大の失敗でした。
パッと瞬間的に頭を切り替えあきらめスローダウンもやむなし。再度、間合いを見定めアタックすればひょっとしたらもう少し良かったかなと反省も・・・譲ってくれるのかなと甘い読み違いが判断ミス。
決勝レースでは、序盤戦にペースを上げられず苦しい戦いとなってしまいましたが、後方からの追撃を浴びながら10周以上のバトルを守りきったことは、大きな自信となりました。
結果的には6位入賞ということに甘んじるつもりはありませんが、内容的にはデッドヒートの中身の濃い充実したレース展開が出来たかなっと思いました。
お互い熱いバトルのいいレースが出来たのも、相手の選手のフェアな走りがあったからこそで、見ている人たちも気持ちの良い戦いだったと思います。
今後の課題は、しっかりとした判断と、スタート直後からうまく100%の力を発揮しレース展開に反映させることが出来る様になることだと、今回のレースで痛感しました。