エッソ・フォーミュラトヨタ 第2戦 結果報告
■大会開催日 4月 7・8日
■大会名称 全日本 F3選手権
■開催地 筑波サーキット
●昨年の最終戦以来、半年ぶりのレース参戦で、しかもなんと筑波は5年ぶりだ!
私にとっては今年初のレースということで元気よく、いざ出撃。レースウィークの木曜にサーキット入りし、テスト&セッティングを煮詰めていく予定でサーキットに着くと、
あれっ・・・もう走り込みを始めているチームもあり早くも圧倒された。えっ・・・みんないつから来てるの
早速私も練習開始。知りつくしたコースではあったが、チョ〜久し振り(実はなんと5年近くも筑波は走ってなかったのだ・・・ここ数年、美祢ばかり行っていたのでしっかり地元が九州だと思っている人も・・・)
ということからか走りに迷いがあり、今一つ攻め切れない感じ。って言うか筑波の走り方忘れちゃいました。アハハ。
タイムも思うように上がらず、セット出しも遅れ、焦りが生じる。トップチームはNEWタイヤを次々投入し、ベストタイムを更新していく中、中古タイヤで練習する私は無理が出来ず、差は1秒以上広がってしまった。
ついに・・・それを見かねたいつもの監督が、私にとっては予定外だったが金曜日のラストの練習に、なんとNEWタイヤをつけて走ることを決断。(ウッソーラッキー!)
そして最後のセッションではトップタイム(54秒8)からコンマ8差までタイムを縮め、何とか手応えをつかみ練習は無事終了となった。
■予 選(17位 /25台)天候 晴れ
週末はお天気が崩れるという予報ははずれ、少し暑いくらいの陽気となった。
初戦という緊張などは無かったが、出場メンバーが昨年とは変わったことで、
予選の戦い方に少し不安があった。目標タイムを55秒前半とし、ベスト10入りを目指す。
予選は、12時10分からの15分間で計測が行われた。
計測時間が短い為、途中のピットインはせず、最後まで走りきる作戦となった。
最初のアタックで55秒8をマーク。まずは6位のポジションをゲット。
5周目に再度アタックを試みるがタイムはコンマ1しか詰まらずイマイチ。
その後の周回でも55秒台はマークするが、後半はタイヤグリップも落ちタイムは上がらない。
目標の55秒前半までタイムは届かず、結局5周目にマークした55秒72がベストラップとなっていつのまにかジリジリと抜かれていく。
他のマシンは次々にピットインしてはスペアのフレッシュタイヤに交換し、後半ガンガンとタイムアップを図る。周回ごとに私のポジションはじりじりダウンし、チェッカーの時点で17位まで順位を落とす。
あ〜ぁ、やだなもう。みんなタイヤは換えるし、しかも新型の軽量ホイルしっかりみんなつけてるし・・・
(今年から新型の軽量ホイルが発売になった訳。しかもこれが従来のホイルと比べると、なななんと1本で約1Kgも軽いのよ!
すっごく優れものなのね。4本で4Kg軽いと、ブレーキは利くし加速は良くなるし、コーナーリングはシャープになるし・・・言うことなしで皆、開幕戦の鈴鹿で買ってもってるのね〜ん。私もほしいけど・・・)
確かに私の力不足もあるけど、レースの世界の話、やはり良いものが発売になれば買わないとやはりちょっとつらいかなってな感じで、余りパッとしないリザルトでした。
■決 勝(16位) 天候 晴れ
天気は曇りから徐々に青空に変わりつつあり、気温は16度当たりまで上がった。
他のレースが赤旗続きの展開となったので、予定より遅れて25周の決勝スタートとなる。
私はいつものように、事前にスタート練習を繰り返していたが、思いのほか
早いシグナルの合図に、クラッチミートのタイミングがずれ大失敗をやっちゃう羽目に・・・
ガ〜ン・・・スタートミスって後手を踏んでしまった。もともと抜きどころの少ないこの筑波ではスタートが勝負。その中でのスタートミスは致命傷となってしまった。
オープニングラップでのクラッシュ、コースアウトのマシンも無く、長い列が続く中、
19番手で戻る。
こう言う時はあせってもしょうがない。焦る気持ちを押さえつつ粘り強く走ろうと決め、周回を続ける。
周回を重ねるうちに前車との距離がジワジワと縮まってきた。良い感じで裏ストレート、最終コーナーからスリップに付き、気合で1コーナー・インを突く。前車のマシンはやや不調もあってうまく決まって交わし、更に前マシンとの差を詰める。
何度かパッシングを試みるが、ガードが固くて結局抜き去ることは出来ず、もうラスト2周となってしまった。
すると、私の前を走る2台のマシンがお互い最後勝負とばかりに、1コーナーへ激しい突入。アッと思った時にはこの2台が接触しコースアウト。
最後のハプニングで16位でのフィニッシュでした。
ウ〜ン。なんか予選にしろ決勝にしろパッとしない不完全燃焼のレースになってしまいました。
■コメント
2001年の初戦を終え、決して好い結果とは言えませんが、参戦できて正直ホッとしています。
今年もレース活動を続けていけるか否か、厳しい現実を感じての参戦で、クラッシュしたら次ぎは無いというプレッシャーもありイマイチ攻め切れない所もありました。
しかし数年振りの筑波サーキットを走っているうちに、なんとなく走り方も思い出し、随所には自分なりに良い走りも出来たと思っています。
また、実際サーキットで多くの皆さんから声をかけていただきました。
期待してくれている方や、良い走りをしていると言ってくださる方、頑張ってくださいという声も頂き、改めて参戦して良かったと思います。
今年も数回のスポット参戦ではありますが、焦らずマイペースで少しでも良い結果を残していきたいと思います。
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