エッソ・フォーミュラトヨタ 第8戦 結果報告


■大会開催日 9月30・10月1日

■大会名称  全日本GT選手権 第6戦

■開催地   セントラルパーク美祢サーキット( 3.3km)

■観客数   予選日   9600人         決勝日 32900人


●残念!力 発揮出来ず15位チェッカーとなる。

 


今回のレースは仕事&予算の関係で、他のチームより1日〜2日遅れて金曜日のサーキット入りとなってしまった。
金曜日は朝、3時半に起きて、始発の電車に乗って羽田空港へ行き、朝一便の飛行機で福岡空港へ。
それから博多まで地下鉄に乗って、新幹線に乗り換えて・・・一路美祢サーキット近くの厚狭駅に行ったわけです。
もうサーキットについた頃には、疲れちゃって・・・・でも予選前の金曜日には、練習は30分が2走行のみ(ガ−ン・・・苦労してきたのにもう少し走りたいな)というなかで、セット出しとなった。
しかも当日はあいにくの雨となり、美祢での雨は2年ぶりぐらいかな・・・雨の走り方忘れちゃってしまいました。
当然ドライでの細かなセットは煮詰めることができなかったけど、2週間前にこの美祢でレースだったので、それほどハンデにはならず、それよりも週末のお天気が雨の予報でそのことが気になった。


■予 選 (16位) 天候 雨 

前線の影響で九州から山陰にかけて天候は雨。あ〜あ今年初のウエットコンディションでの予選となってしまった。
予選は2時20分からで、ピットでは慌ただしく天候を見ながら細かなセット変更など行っていた。
予選スタート時点では、一時的に雨は上がっていたので、1周でも多く周回しようと予選計測スタートと同時に、真っ先に元気いっぱい男性陣を尻目にコースに出る。
(このとき他のマシンはほぼ全員、今年買った新品レインタイヤを使う機会が今までなく、良い状態のタイヤをつけていたが・・・私は・・・アレ・・・まぁいつものことです。ボロタイヤでした。)
とにかく雨がやんでしまったので、最終ラップのみが勝負と思って、2〜3周タイヤを暖めた。 2周目の時点でタイムは1分51秒台、トップはすでに1分49秒台をマークしていて、少し出遅れた感じ。3、4周とタイムをつめ、5周目50秒5をマークした時点で9番手。
タイヤも暖まり始め、コースコンディションも良くなり始めたが、自分の中では最終ラップ勝負という気持ちが強く、各コーナー少し余裕をもって走っていた。
8周目に49秒6まで詰めたところで・・・・ウッソー・・万事休す。突然の雨がパラパラと。せっかく最後にかけようと粘り強く頑張っていたのに・・・最悪の事態発生。
この周、他の選手もタイムを上げ始めポジションは13位となる。まずいぞっとばかりに9周目のアタックに入ったところで天候が一転して、大粒の雨が落ちてきた。
一瞬にしてコースはすべり始め、10周目、11周目と必死に走るがタイムは上がらず時間切れチェッカーとなる。
しかも49秒3,4,5,6秒台だけで7台。ホンとに0.2〜3秒速ければ予選シングルに行けたのに・・・くやし〜い!
結果的に10位からコンマ3秒差で悲しくも16位となしまいました。



■決 勝 (15位) 天候 晴れ 


決勝日も雨という予報は意外にもはずれ、朝から青空が広がり、人気のGT選手権で観客も多く、パドックも人が溢れていた。
気温も26度まで上がり汗が出る陽気となりまずまずのレース日和。
決勝は11時35分スタート。自信のあったスタートだったが、今回はクラッチミートがわずかに遅れ、ロケットスタートは切れなかった。
1コーナーまでに1台抜かれたが2コーナーで大外から一気に2台パス。我ながらカッコ良く決まったと思ったら、ヘアピン先で2台が接触。
荒れるかなと思われた1・2コーナーではコースアウトするマシンは無く、結局オープニングラップは13位。
まずまず出足好調。アクシデントもなく3位ポジションアップで戻る。
隊列は先頭から1列となり後続マシンが続く。2〜3周、全車硬直常態が続くが、私の直前の38番のマシンがペースが上がらず、前の集団から遅れ始める。
何度かパッシングを試みたが、やはり美祢のインフィールドはなかなか抜けない。こんなことをしていたら、逆に後ろにぴたりとつかれていたマシンに、スリップから抜けられ1コーナーで差されポジションを落とす。
あらら・・・なんてこと・・・その後も38番とのバトルとなり、最初から最後までコーナーの中では完全なテールツーノーズ状態で周回を重ねるハメに。
もう我慢の限界が来て7周目にこらえきれず、失速する前のマシンに接触。2台でバランスを崩した所を、後ろにいたマシン2台にかわされてしまいポジションダウンをしてしまう。
もう最低・・・頑張れば頑張るほど抜かれていくかわいそうな私・・・。
残り5周。ようやくもう半ば強引に38番のマシン最終コーでをやっとかわしたが・・・。
その時点ではもう前とのマシンとの差が6〜7秒あり、淡々と周回しバトルすることも無くそのままゴールとなってしまいました。 あ〜あ・・・力を出しきれずに、不本意ながら15位で終わってしまい、皆さんスミマセンでした。



■コメント

2週間のサイクルで行われたシリーズ第8戦。得意コースでもあり、前回手ごたえを感じていただけにシングルでのゴールを狙っていました。
テスト不足はあったものの、確実にトップ10メンバーと互角に戦える自信もあり、その力は雨での走りでも手ごたえを感じていました。
ただ予選での天候の読み違いから、始めからガンガン行かず、コース状況を確認しつつありきたりの走りをしてしまったことが大きな反省点です。
雨の場合、急に降ってくることもありますし、そうじゃないときもありますが、どちらの場合でも、出せるうちに出しておくことが大切ですね。
様子を伺いながらのんびりしていたのが命取りでした。
また決勝結果は、全員ほとんど順位の変動がなく各選手、予選順位のままゴールしているのが目立ちました。
やはりパッシングポイントの少ない美祢では、いかに決勝のグリッド(予選順位)が重要なのかを改めて痛感しました。
今回の結果は満足、いくものではありませんが、自分の良い面、悪い面とが再確認できたと思います。
特に今回予選で残念だったことは、自分の100%の力を発揮することができなかったことで、その原因は作戦ミスと予選中、ここ1発というところで消極的になってしまったこと、 決断力の弱さがでてしまったことが失敗でした。
次回の富士、一生懸命頑張ってきます。