荻須玉邨は将来を嘱望された書道作家でしたが、惜しくも病に倒れ、50才で早逝しました。没後残された作品を編集し作品集としました。作品集には36の作品が掲載されていますが、以下にその一部をご紹介します。

 

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表紙

昭和63年臨池会展出品

明日という日を 人は夢に見よ

今日のあたひ われのみぞしる

 (与謝野晶子)

 

平成4年 書芸院展出品

こちらむけ われもさびしき

秋のくれ   

(芭蕉)

 

平成5年大東展出展

何の木の花とはしらず

においかな

 

筑波嶺のすそみの田井に秋田刈る

妹がり遣らむ黄葉手折らな

(万葉集より)