2016年12月のお便り

<2016年 轟 悠さま ご出演の舞台&ショー>
 (花組) 
「For the people
          -リンカーン 自由を求めた男-
シアター・ドラマシティ(2月13日~23日)
KAAT神奈川芸術劇場(3月4日~10日)
第六回:個展「心の旅」&トークショー (東京)第一ホテル東京(7月24日・25日)
(大阪)ホテル阪急インターナショナル(7月31日・8月1日)
ディナーショー
               「Prelude of Yū」
(東京)パレスホテル東京(9月1日・2日)
(大阪)ホテル阪急インターナショナル(9月5日・6日)
  (宙組)
「双頭の鷲」(ジャン コクトー原作)
宝塚バウホール(11月22日~12月3日)
KAAT神奈川芸術劇場(12月9日~15日)
タカラヅカスペシャル2016
             ~Music Succession to Next~
梅田芸術劇場(12月22日・23日)
<ご執筆> 
銀座百店会発行冊子『銀座百点』  1月号~12月号〈 Letter from Takarazuka 〉



皆さま

このお便りを書いている今(11月30日)は、
宝塚バウホール公演「双頭の鷲」が開催されて9日目の夜です。
日々刻々と変わって行く舞台は、あたかも熟成していくワインのように
さまざまな味わいを心に残しながら進化を続けています。

先ほど、今年の轟さまのご活躍を振り返ってみましたが
あの「リンカーン」から まだ 8ヶ月少々しか経っていないのですよね。

理想に向かって強靭な魂を燃やし尽くしたリンカーン
深い孤独の中に生き、ひと時の愛に殉じたスタニスラス

役者として当然 なのかもしれませんが、
相反する人物像を これほどまでに完璧に描き出し、
これほどまでに魅力的に演じられる、 それも女性の身で、
それも それも、超 美しくエレガントな女性が です!
(今月の 暁生さまの表紙絵、ご覧になられたでしょうか? ホントに素敵!)
男役としての完成度だけでなく、その力量の素晴らしさは、人間国宝級! と、
これは ずっと思い続けていることなのですが・・・
皆さまも そう お思いですよね。


さて
この一年、
4月の熊本の大地震や 夏の台風被害、
フランス各地でのテロ・・・
悲しく辛い出来事も たくさんありました。
それらの出来事は 他人事ではなく
明日にも我が身に降りかかり得るのだという恐怖に 身がすくみます。
けれど それと同時に
困難から立ち上がり、復興に向けて助け合う人々の姿に
大きな勇気を頂く事もありました。


まだ、年末のご挨拶をする気分ではないのですが(今、11月なので)
こうしてお便りを書かせて頂いていると、
いろいろな事、たくさんの方々に 感謝の思いを お伝えしたい気持ちに満たされます。

今年も 素晴らしい舞台を観ることが出来て本当に幸せでした。
(まだ 「双頭の鷲」KAAT公演、タカラヅカスペシャルもありますが)

そして、WITH YU&YOU!
「あなた」と、お喜楽座掲示板や 劇場で、楽しい時間を ご一緒に過ごし、
今も、 こうして つたない便りを読んで下さっていることを
心から有り難く、感謝せずにいられません。
この一年、本当に ありがとうございました!
そして、これからも どうぞ宜しく お付き合い下さいますように。


皆さま、くれぐれも お身体をお大事に、
素敵な12月を 過ごされますよう 心よりお祈り申し上げます。

                                              愛と感謝を込めて
                        やうこ