クララベルの≪人吉*日帰り・ゆるり一人旅≫日記
≪ミニ旅行記:2017/06/03投稿記事を転載≫

これまでに幾度か旅行したことのある大好きな九州にも、このところご無沙汰しておりました私、
この度の轟悠さん主演の「長崎しぐれ坂」博多座公演のおかげで、二十年振りに九州へ行く機会が訪れたことを幸いに、
折角九州まで行くならと、私の観劇初日の翌日、[博多⇔熊本⇔人吉]の一人旅をしてまいりました。

旅の思い出写真

≪かわせみ・やませみ号≫

≪下流から上流へ、人吉へと続く球磨川の展望≫

入場券

≪途中停車駅[一勝地]≫

ヒスイ色のカワセミ(翡翠)は人吉のシンボル
“一勝”に肖ろうと多くの人が買い求めに来る入場券

≪国宝:青井阿蘇神社・拝殿≫
やさしさ、懐かしさ、愛らしさ、親しみやすさを感じた神社でした
若い人から、かわいい!という声も聞こえそう

恋しそう] [川辺] [たる繊月]
繊月酒造で買い求めたリキュールと焼酎

 朝は早めの新幹線で博多を出発、それから、

熊本で「かわせみ・やませみ号」(熊本⇔人吉を一日三往復する2両編成特急観光列車)に乗り換え。

車内はゆったりとしたお洒落な設えで心地よく、列車は日本三大急流の一つに数えられる球磨川に沿って走るので、車窓から、ずっ~と、球磨川の澄んだ水の流れの変化と緑豊かな美しい風景を飽きることなく眺めて過ごすことができました。

 熊本から約一時間半で終着・人吉駅に降り立ちますと、空は青く真っ白な雲、緑でふっくらと膨らんだ周囲の山々に迎えられ、そこからは、一人で地図を片手にぶらぶらと、気持ちの良い風をほほに感じながら歩いて町巡り。

 まず、1200年の歴史を持つという国宝・青井阿蘇神社が、駅から思いのほか近くにあって、早速、何本もの赤い鳥居を潜って明るい境内へ。

なんてカッコいい社殿!!

数百年も前に、こんなに形の美しい茅葺の屋根を持った社殿を建てたのはどんな人なのだろう!!

人吉訪問のご挨拶を兼ねて拝殿にて気持ちを込めてお参りをし、深いパワーをいただいて・・・・・

 

 川幅広い球磨川に架かる橋をブラブラと歩いて渡っていて目に入ったのが、蔵の屋根、あれは酒造所かもしれないと、そちらへ向かって歩いて行くと、そこは、人吉を代表する球磨焼酎酒造所の一つ「繊月酒蔵」でした!

 案内された来客用の広い部屋には、すでに何組かの旅行客があれやこれやと試飲中、予約もせずに一人でお邪魔した私も親切な接待を受けて、お酒の味見をさせていただいたり、人吉のお話しをお聞きしたり、お奨めいただいた美味しい“球磨焼酎”や“赤紫蘇リキュール「恋しそう”などを買い求めることができたのでした。

 http://www.sengetsu.co.jp/

そのときに買った“恋しそう”の一本の中身は、すでに瓶の底に少し残っているだけになっております。

そうそう!お酒の説明・案内をしてくださったその男性店員さんは、博多座公演のことをご存知でした!

いらっしゃれたかしら?

 

 繊月酒蔵でゆっく過ごさせていただいて、それからさらに・・・・・てくてくと・・・・

人吉城址へ近づくと、武者返しの見事な石垣が目に入ります。そういえば、熊本は石工さんで有名なのだと、どこかで聞いたことがあるのを思い出したりして、ここにはさぞかし美しいお城があったのだろうな~と、絵が描けない私は、お城の形を勝手に想像しながら、しばし、美しい反りを見せる石垣に目を留めておりました。

 

 広い城跡は、今は桜の名所にもなって市民の憩う公園として親しまれているようですが、人々の日々の生活の身近に、広々とした城址や国宝の神社などといった歴史を感じさせるものがあって、また、それらが大切に守られているということが、人吉の人々の気持ちを穏やかにさせるのでしょうか、

人吉の人は“御人好し”と言われるように、出会う人出会う人の笑顔がステキだったのが印象的でした。

 

 ゆるりと流れる時間を過ごす日帰り旅行の一人旅

 身も心も爽やかさに満たされて、Happy!!!でした。

 心のままに クララベル

 

追記(1)

「やませみ・かわせみ号」のビュッフェでは、土・日・祝日に郷土料理のお弁当の販売があるというので、私も、大いに期待して乗り込んだのですが、公演休日をカレンダーの休日と勘違いしてしまっていて、これは、ほんとうに残念でございました!

※人気のこのお弁当をお求めになりたい方は、カレンダーの休日をお確かめくださいませねヽ(^-^)*

追記(2)

人吉の街歩きは、お天気が良く風もありで、雨傘を日傘代わりにして歩いておりましたのと、人吉の土地の気持の良さに酔いしれて写真を撮ることをすっかり忘れており、不備な旅行記となりました。
人吉城址などの美しい景色は、どうぞ、人吉の観光案内などをご覧くださいませ。

2017/06/04:クララベル記