メールでお寄せいただいたかんげきろくです。

TOP

やっぱり、轟様は最高さ!(8月30日11時) 佳乃子さま   

 私にとっては、『風共』以来の観劇で開演前からドキドキそわそわ!
おまけに、友人が電車1本乗り遅れ、入場したのは、開演五分前。アセッ!
着席すると、わたしの席の近く通路を挟んで、11番から29番の席が
とある団体さんで埋め尽くされていました。(大体10列目から20列目まで)
手には各々レジ袋に入ったお弁当をもって・・・。
なんとな〜〜〜〜く、嫌な予感!
 轟様の開演アナウンスも嬉しいオープニング!
「地・水・火・風・空・識」ガサ、ガサ!
「地・水・火・風・空・識」ガサ、ガサ!(嫌な予感適中!)
おっ、おのれ〜〜〜、JAあぶくま!叩き斬ってやる〜〜〜〜!
レジ袋ってこういう場所で凄く響くのよね、添乗員さんも、もう少し考えて
お弁当配って欲しかったわ!
でも、轟様に集中したから、気になったのはここだけだったのです。
モスラと言われたオープニングの衣装ですが、やっぱりモスラでした。
鳳凰をイメージしたのは、分かるけど、あの触覚みたいなのもいけないし、
衣装の色が、レインボーモスラ(最新作『モスラ対キングキドラ』)
を想像させてよくない。
久しぶりに聞く轟様のお声はやっぱり素敵なのです。最高ですね。
「スタ小部」で初日の映像見た時、オープニングの歌詞が聞き取りづらく
ちょっと心配だったのですが、完全に御自身の歌にされていました。
私の大好きなシャープな轟様のお姿に泪泪!(;_;)
そして、オサちゃん伸びやかな高音が綺麗!
 今回の公演は轟様はもちろん初見のオサちゃんにも注目なのですが、
個人的に注目の子が1人。子忠輝こと、桜 一花ちゃん。
我が石川県出身の娘役さん。地元期待の星(なんのこっちゃ!)
一花ちゃん顔もかわいいし、良く通る声、結構表情も良い!
なのですが、おこちゃまキャラだわ〜〜〜〜!(T_T)
もう少しお姉さんキャラになって欲しいと思う佳乃子でした。
ショーでもWトリオなどやっていて、頑張って欲しいです。
 そして、いよいよ忠輝様の登場です。
と〜〜〜おっても楽しそう。オサちゃんとのじゃれ合いもかわいい!
襖のれん前での事、オサちゃんの耳に何やらコショコショ!
オサちゃん「えっ、本当!」と言うような顔。
私の耳には、声が聞こえた様な気がしたけど、姉は「知らない」と言うし、
錯角だったみたい。轟様が何か手に持っていたのか、「見せて、見せて!」
と、押し合いへし合い。あまりのカワユサに、こちらまで楽しく
なってしまいます。
 三九郎さんの、狂言切腹の場面。大刀が上手く抜けません。場内大爆笑!
その後の銀橋の場面。センター3列目をオサちゃんと2人で指差し、
手を振っていました。(どなたか、観に来ていたみたいです。)
 あさこちゃんの柳生 宗矩、抑えた演技で良かったです。
りんどうちゃんの「私は殿の〜」は五郎八バージョンだったと思います。
ソテーロに「一緒にイスパニアへ行きましょう!」と言われ
イスパニアへ思いを馳せる少年の様なキラキラしたお顔が素敵でした。
その後の殺陣では、格好良さに「キャ〜、キャ〜!」言ってしまいました。
(^_^;)q 
 主水正の狂言切腹の場面、お腹に突き立てたオサちゃんの刀を思いっきり
蹴飛ばし、この展開は初めてだったのか、オサちゃんマジでビックリ!
「危ないなあ〜〜〜!」と言っていました。ふーちゃんも「だいじょうぶ?」
って感じでした。その後の「三九郎に似て参ったな」「親子にございますれば」
の後は、「だが、三九郎より、刀の抜き方はうまかったぞ!」でした。
 家康暗殺計画の場面、花組では、犬キャラの蘭とむくん。今回も犬っぽい。
(ミケランジェロあたりから、よく犬キャラみたい。『カナリア』では魔法で
脳が犬になった人やってました。)休憩時間の姉の一言「蘭とむくんってさ、
歌とかすっごく上手いのに、犬・・・だったね」おもわず「うん!」
 猿楽のシーン能楽にはかなりうるさい我が姉妹。(姉は一応囃子方のプロ)
「もお〜〜、オサちゃんったら面つけた時は、下向いちゃダメじゃない!」と
煩い、煩い。私は私で「どうせなら、『羽衣』みたいな錦の衣にして欲しかった
あんなペラペラのじゃなくて・・・。」すんごいこだわりの姉妹でした。
 主水正自害の後の、着流し姿も素敵でした。
ところで私個人的には、谷先生の作品って、ちょっと苦手!
人は一杯死ぬし、未来に希望がない作品が多くて・・・・。
ついでに、暗転もおおいし、ですが谷先生は轟さんの事を良く分かって
いらっしゃると思います。轟さんの魅力を最大限活かしきれていると
思います。
 休憩中、パンフを見た友人がぼそっと「私この本読んでるよ。」
暇さえあれば本を読んでると云う読書家の友人は、出版された直後に
読んだらしく、「これね、全三巻ってあるけど、第1部完結で、本当は
第三部まで全9巻の予定で忠輝さんの死ぬ所まで書くはずだったのよ。
これなんか、1部完結してるからまだいいけど、文章が途中で終わった
作品もあるんだから。今からって所で早世してもぉ〜〜」
聞くと隆さんの作品はほとんど読んでるとの事、さすが御見逸れいたしました。
姉は姉で、「ああ〜、悔しいけど轟さん完璧だったわ。」
私はCSでの大劇場千秋楽の様子がなんだかお疲れ気味だったので、
少々心配していましたが、(前回の公演からブランクありすぎ!)
東京では、体調をベストな状態に、保っていらっしゃって
「やっぱり、轟さんは私を裏切らないわ!」とひとりほくそ笑んでいました。
(^_^;)q殺陣の切れも良くって、最高です。

 『レビュー誕生』個人的には好きです。華やかでおもしろかった。
オープニング、レビュー・ダンサー(ピンク)の衣装が姉曰く「雄の
軍艦鳥」に見えて仕方のなかった我が姉妹。(求愛ダンスの時、胸の赤い
所を膨らました姿に良く似てて・・・)後は良かったのに、あの衣装だけは
いただけなかった・・・。
「愛の讃歌」このシーン大好き!最高!皆さんコートを見事に翻して
カッコいい!帽子をかぶった轟さんって、また特別良いのよね!
 専科のお姉様方&組長のボヘミアンも最高でした。特に専科の方々は
ショーに出る機会があまりないので、新鮮でとても楽しめました。
 轟さんも大好きなクレアトール、分かっていてもあのシーンは文句なく
楽しめます。「落ちるぞ、落ちるぞ、きゃ〜〜〜落ちた!」って感じで
拍手大喝采でした。マネキン(グリーン)でゴム毬の様にはねて、
凄くダンスが上手い子がいたので、姉に確認してもらった所
桐生 園加という人でした。そう言えば、『エリザベート』花組新人公演で
ルキーニをやって「初演の轟を彷佛させる演技だった。」と言われたのが、
この桐生くんだった。
 「愛の幻想即興曲」「私は本書き。貧しい本書き。」ほ、本書きって・・・
いただけな〜〜〜い!ダンスシーンとか綺麗で良いのですが、どうも本書きと
言う表現が、馴染めなかった佳乃子でした。そう言えば、一花ちゃん、ここでも
お子ちゃまだったわ。(;_;)
 「スワンレイク」バレエ大好き佳乃子にとって、この場面は◎です。
バロンと、ボヘミアン達の四羽の白鳥のパロディが笑えました。あや
黒燕尾のスワン達、手の動きが素敵だった。
AMPの「スワンレイク」見た時も、不思議と白鳥に見える物だと
思ったけど、コリフェスワンより白鳥っぽかったわ。
それに、あさ子ちゃんの黒い手袋が、ますます翼に見えました。
ところで、このシーン相手役はフーちゃん?あさ子ちゃん?
前知識の全くない友人に聞いてみました。「そりゃ、黒い方でしょ!」
(自信満々)「フーちゃん、一応オデット姫なんだけど」「絶句!」
姉も言ったけど、おさちゃん、あさ子ちゃんを見つめる目に愛があるけど、
フーちゃんを見つめる目には愛がないわ・・・。コンビを組んだばかり
だから、きっと今から良くなって行くのでしょうね。
 「スターヘの道」彩吹くんと蘭とむくん今日のテーマは「和」でした。
彩吹くんが、盆踊り?(動きが空手みたいだったけど)
蘭とむくんが、三味線を弾いてました。
 「オーナーの夢」このシーン観れただけでも、今回は幸せだったと
思えるくらいの素晴らしい場面でした。轟さんの今のお気持ちそのものが
歌詞になっている気がして、大泣きしてしまいました。
フィナーレ エトワール風でも、いいわ!轟さんが大羽根背負って、
大階段降りてくれるだけでうれしいです。
 今回も、轟さんに会えて良かった!!!

 次は来年ですね、全部はちょっと観れないとおもうので1公演目標に
頑張りたいと思っています。ところでモダンバレエ教室に通っている
我が娘達ですが、姉の方が9月より週三回レッスンになり(仲良しのお友達が
なったので、「私も〜〜〜〜!」)専科生となりました。きゃ〜〜!
専科生なんて、何と素敵な響き!轟さんと一緒よ!
と一人はしゃいでいる母でした。さすがに送り迎えとか結構大変になって
段々余裕が無くなってきていますが、轟さんに合う為なら頑張るわ〜!
 取り留めもねく長々とカキコしてしまいました。m(_ _)m
また お気楽座の皆様の観劇録をた読みながら、次公演まで、
轟さん一色になりたいと思います。             佳乃子