長楽館」訪問記

2014年8月 ト音記号様・記
写真協力・すず様


2012年の『TAKARADUKA REVUE』で轟さまの撮影場所となった京都の「長楽館」に
既に足を運ばれた方もいらっしゃることと思います(^ ^)

私もいつか行きたい!と思っていたのですが、ようやく夢が叶い、

逸翁美術館での轟さまのスペシャルトークショーの次の日に、お仲間さんと行ってまいりました。
ちょっとだけご報告・・・・と思っていたのですが、長くなっちゃいましたので(^ ^)>゛

よろしければ写真だけでもご覧になってくださいませ。

ここが日本だと言う事を忘れてしまいそうな絢爛豪華でレトロな長楽館の雰囲気に、

轟さまが見事に溶け込まれていただけでなく、

更に素敵な世界を作られていたことがお分かりいただけるのではないかと思います。

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場所は円山公園の一画

八坂神社の南楼門の前を通り,右手に杉林を眺めながら歩くと、

ひときわ目を引く洋館が突然現れます。

実は、ずっとず~っとず~~~っと昔に東山を散策して、この建物の前を通った時、

あまりの立派さにどなたかの豪邸だと思い込み、

ここでお食事やお茶ができるとは思わず、気になりつつも通り過ぎた事があるのですが、
まさか轟さまに導かれて足を踏み入れる事になろうとは、その時夢にも思っておりませんでした~。

長楽館」は

煙草王と呼ばれた村井吉兵衛という方が国内外の賓客をもてなす為の迎賓館として建築されたもので、

当時は鹿鳴館と並ぶ評価を得ていたそうです(HPより)。

因みに、日本人では多くの皇族方をはじめ、私でも名前を知っている初代総理大臣伊藤博文や、

山県有朋、大隈重信など、明治時代に活躍された方々がここを訪れたそうです。

村井吉兵衛さんが当時どれほど名を轟かせていた方なのかがよくわかりますね。

(「猛き黄金の国」で、お喜勢さんがこの方々のお名前を指を折りながら数え上げていましたね。懐かし~い。)

長楽館」という名前は

館の完成直後、ここに滞在した伊藤博文が窓からの景色に感動し、

「楽しみが長く続きますように」との思いから命名されたのだそうです。

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街の喧騒とは無縁のとても落ち着く空間で、美味しいイタリアンをいただきながら

前日のトークショーのことを楽しく熱く語り合った後、お店の方に本館を案内していただくことができました。

http://www.chourakukan.co.jp/about/room/

・二階は建物の中央にフロアと階段があり、それを取り囲むようにお部屋がたくさんあるのですが、

それぞれ全て違うスタイルで作られていました。

迎賓館として使われていただけあって、どのお部屋も豪華絢爛で、ただただ驚くばかりの私達。

轟さまがDVDで仰っていたように、国や時代をタイムスリップしたような気分に浸る事ができます。

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フランス料理のお店“フレンチレストラン ル シェーヌ”

轟さまが暖炉と大きな鏡の前で写っていらっしゃるお部屋です。

DVDでは、窓を背にお話していらっしゃるお部屋でもあります。

当時は食堂の間として使われていたそうですが、
天井の細かいレリーフや豪華なシャンデリア、アンティークなカーテンや調度品、大きな鏡や暖炉など

全てがゴージャスで格調高く

“ここは西洋の宮殿かしら・・・”と錯覚を起こしてしまいそうなほど素敵なお部屋でした。

このお部屋はもちろん、各お部屋の照明は全てバカラのシャンデリアで統一されているそうです!!
因みに、すべてのお部屋に大きな鏡と暖炉が備え付けてあり、
当時、ゲストルームであったり接待のお部屋だったことが一目瞭然です。

下のURLをクリックしてみてください

DVDで最初に出ている、このお部屋の天井のレリーフとシャンデリアの写真が載っております。

http://chourakukan.co.jp/news/wp-content/uploads/2014/06/20140505092948.pdf#zoom=100

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轟さまがドームのような前で写られている写真は、

中二階というのでしょうか、階に上がる階段の中間にある中国風のお部屋“喫煙の間”で撮られたものです。

DVDの最初に出てくる[長楽館]の看板は、この喫煙の間の入り口の上に飾ってあります。

[長楽館]の文字は、

伊藤博文が

書かれたものなのだそうです。

 

それにしても“喫煙の間”という名前を付けられるなんて、流石、煙草王ですね。

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そして、見事な彫刻が施されている手すりに轟さまが手を添え

赤い絨毯が敷き詰められた階段前で写っていらっしゃる場所は、二階のフロア。

ここは、ベージュの壁に赤い絨毯が映え、

どっしりとしているのに優雅な曲線を描いている手すりが美しく、重厚感に溢れていました。

この階段、宝塚大劇場の改札を入った正面の階段にちょっと似ている・・かな!?

階には日本間があるそうなのですが、残念ながらそこは非公開で拝見できませんでした。

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それから、DVDで轟さまがお話していらっしゃる時に映る、
きれいなブルーの絨毯が敷き詰められ、ウェッジウッド色の椅子が置いてある部屋は
HPのとはテーブルと椅子が違っておりますが“美術の間”です。

そして、階と階を繋ぐ“階段”

DVDでは上から下に向けて撮っていらっしゃいますが、下から上を望むとこんな感じになります。

“美術の間”

“階段”

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REVUE 2012』の撮影場所を確認して来なかった事を残念に思いつつ、

お店の方の「お客様さえ写さなければご自由にお撮りください」とのご親切に甘え

案内していただいている事も忘れて、お店の方を度々お待たせしながら撮りまくったにもかかわらず

後から見てみれば肝心なところを撮り忘れていて(^ ^)>゛、

そのお部屋、その場所と分かる写真を紹介させていただきました。

長楽館は当時の華やかさが今も残っていて、まるで建物全てが美術館か博物館のよう!!

建物だけでなく家具調度品も含めて京都市指定有形文化財に指定されているそうですが、納得です。

1909年創業とのことですので今年105年。

100周年を迎えた宝塚歌劇と長楽館は同じ時代を生きてきたのですね。

そして、その宝塚歌劇のトップ・オブ・トップ轟さまが

こちらで写真を撮られたというのも、何かのご縁なのでしょうか。

フランス料理のお店は、当日はお休みだったにもかかわらず見学させてくださったのですが、

どうすればお客様が喜んでくださるのかを心得ていらっしゃるスタッフの方々のお・も・て・な・しのお蔭で、

優雅なお部屋を心ゆくまで堪能させていただくことができました。

更に、館内を見学させていただいている間に雨が降り始め、

それもまた轟さまが撮影された日と同じで、なんだか得した気分・・・と喜ぶ私たち(^ ^)

轟さまに思いを馳せることができた一時は最高でした。

次回は(行くつもり(^ ^)›゛)、是非“ル シェーヌ”を訪れたいと思っています。

ト音記号♪

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