多摩自然遊歩道  
JR南武線・稲田堤から薬師寺・小沢城址・寿福寺・フルーツパーク・巨人軍の合宿所をめぐるコース遊歩道に沿う緑地は、クヌギ・コナラを主体とした雑木林の中にシラカシ・マツ・スギが点在し、一部には竹林も有る等、四季にとんだ自然の営みを見せてくれます。草類では、川崎では珍しくなったタマアジサイ・ホタルブクロなどが自生しています。また、カブトムシ・クワガタ等の昆虫類が住みウグイス・ホオジロ等、小鳥たちの鳴き声が聞かれます。

JR南武線・稲田堤駅wc −700m→ 薬師堂wc −1150m→ 小沢城址 −800m→ 寿福寺wc −300m→ フルーツパーク−1250m→ 小田急線・読売ランド駅wc 行程約4.2Km  2〜3時間


 薬師寺
文治3年(1187年)方泉寺のお堂として、当時の領主稲毛三郎重成が建立したと言われています。深い緑におわれた境内では、9月の第二日曜日に川崎の数少ない”菅の獅子舞”が行われます。(市の重要習俗技芸に指定)

 小沢城址
多摩丘陵は、鎌倉時代幕府の砦として重視されていた所で、小沢城・枡形城(生田)・作延城(下作延)や長尾山妙楽寺が置かれ、稲毛三郎重成などの中小武士団がこれらに立てこもりました。小沢城は今日でも空堀などの跡をとどめる典型的な山城といえます。

 寿福寺
静かなたたずまいを見せる当寺には、木造国一禅師坐像(室町時代の作一市重要歴史記念物)などが安置されています。また寺に伝わる大般若経は、源若径と源義経と弁慶が奥州(東北)に逃れる途中足をとどめ、書き写したと言われています。

 フルーツパーク
園内には、川崎市内の代表的産物の梨をはじめ熱帯の果物が見本園で栽培され四季を通じてその成長を観察できます。市が果樹の試験研究指導を行う太陽と緑いっぱいの施設。休憩所からは多摩川をへだてて遠く都心部を一望出来る展望室が有ります。

   
薬師寺 菅の獅子舞              寿福寺