花と緑と歴史がおりなす長尾の里めぐり 

長い尾根に沿った村からその名がつけられた長尾。市内でも有数の花と緑の名所、ロマンあふれる歴史と伝説の史跡がいっぱい。
緑ヶ丘霊園のサクラ、等覚院のツツジ、妙楽時のアジサイ、また東高根に眠る弥生時代の集落跡、日本武尊や五所塚の伝説、鎌倉時代に栄えた幻の寺威光寺の旧跡など訪れる人々の心に詩情をかきたててくれる事でしょう。

JR南武線・津田山駅wc −150m→ 緑ヶ丘霊園wc −1900m→ 東高根森林公園wc −750m→ 等覚寺wc −400m→ 五所塚第一公園 −50m→ 長尾神社 −100m→ 妙楽寺wc −1300m→ 緑化センターwc −JR南武線・宿河原駅wc 約5.5km ゆっくり休憩入れて3〜4時間(コースには要所に市の案内板が有り便利です)

 市営緑ヶ丘霊園
豊かな緑で覆われた公園墓地。参道沿いに植えられた600本のソメイヨシノが約1キロの華麗な花のトンネルを作り出す、市内随一のサク
ラの名所。長尾の里めぐりの起点。お花見の時期(4月上旬)は、広場で冷たい缶ビール・焼き鳥などが販売されてます。

 県立東高根森林公園
県指定天然記念物のシラカシが自然林に近い形で残され、湿性植物園や野外研究園路、ピクニック広場などが有ります。芝生広場の下には弥生時代後期(3世紀頃)から古墳時代後期(8世紀頃)にかけての集落跡が眠ってます。

 等覚院
日本武尊が東夷征我のおり、この地で霊水を得て渇きをいやし、その記念に1本の木を植え、代々その木を神木と崇め、後に当寺の本尊不動明王を彫ったと伝えられています。境内に数百本のツツジが群生し5月初めに色とりどりに咲き、荘厳な山門が訪れる人々を迎えてくれます。(ツツジ寺と呼ばれる)満開時は境内内は超満員です。

 妙楽寺
平安初期(851〜4)に建立された長尾山威光寺の旧跡と言われています。源氏の代々の祈願寺として栄え、頼朝の弟全成(通称今若丸)が住職になった事が有ります。境内に約1000本のアジサイが梅雨時に咲き誇ります。(アジサイ寺とよばれる

 緑化センター
昭和54年8月「緑の相談所」として開園。園内には噴水、水車、芝生公園、見本庭園、野草の小道などが整備されてます。また「緑の教室」を開講しています。

二ケ領用水
多摩川の水を取り入れ私たちの先祖が汗水たらす苦労と十数年の歳月を費やし、川崎領と稲毛領の「二」つの「領」にまたがって農業かんがい用の流れを築いた事から由来します。現在の多摩区から川崎区迄ですが今は平間浄水場近辺までは確認できます。

常照寺
真言宗豊山派、紙本墨画着色・松寿弁才天図は、宿河原綱下ケ松と松寿弁才天像の霊験を図示したもので、その款印により江戸時代安静五年(1858)の制作である事がわかります。二ケ領用水から右に曲がるとJR宿河原駅、左に曲がり直ぐの交差点を右に曲がり左に有ります。ボタン・ツツジ等の花が咲いていました。

コースに有る案内板 市営緑ヶ丘霊園 県立東高根森林公園
等覚院 妙楽寺 妙楽寺のふじ棚
緑化センター 二ケ領用水 コース番外・常照寺