鈴鹿300Kmレース 結果報告
■大会開催日 6月7,8日
■大会名称 鈴鹿クラブマン 300Kmレース
■開催地 鈴鹿サーキット (観客数:1万2000人)
■マシン名称 Lady’s D☆ADVAN RS
●鈴鹿1000Km目指してLady’s D 発進!
●練習も兼ね実戦でチーム強化を課題に。。。まずは完走・・・
●予選 クラス7位 (総合7位) ●決勝 クラス5位 (総合27位)
【Lady’s D レース日記】 リポート:荻原 なお子
鈴鹿サーキットの夏の大イベント・ポッカ1000キロ耐久レースへ以前、女性チーム、大林アタッカーズとして参戦したのが始まりで、昨年は大林アタッカーズを郭美美選手が中心となりレディースDとして編成。そして今年は私も加わり再び監督には大林素子氏を招き、新生レディースDとしてポッカ1000Kmレース参加へ向けチームを再編成。
練習とチーム強化を課題にその前哨戦として鈴鹿300Kmレースへ参戦してみました。
私にとっては、鈴鹿を走るのも2年ぶりの2回目。前回はどうやって走っていたんだっけ。。。。スッカリ忘れてしまいました。 (笑)
〔予選〕
曇り空の予選となり、まず第一ドライバー(郭選手)のアタックは午後1時35分から35分間行われた。
スピード差のあるマシンが混走する耐久レースでは、いかにクリアラップをとれるかがポイントとなり、我がチームはコースインを少し遅らせてアタックすることに。
しかし、思っていた以上にコース上はハザードをつけながらゆっくり走るマシンが多く、クリアラップでアタックできない状態が続く。
4周目に不満足ながらも7番手のタイムをマーク。その後もアタックするが8周目にピットイン。再度アタックするかを検討した結果、この様な状況ではタイム・アップは厳しいと判断し、タイヤ温存の意味も込め、一回目の予選を終える事に。
続く第2ドライバー(荻原)の予選は16時35分からの35分で一発逆転も狙っていたが、予選直前に大粒の雨がコースを濡らし、あっという間にウエットコンディションとなってしまった。
しかも憎いほどの鈴鹿の雨。例によってサーキットの一部分(裏の西ストレートと第一コーナーはかなりの雨が。。。)のみ降りが激しい。
雨はほどなくやむが、実は鈴鹿を走るのは2回目の私。しかも雨は初めて。おまけに裏ストレートかなりのウェット路面で、コース・コンディションが部分部分でかなり違うという、
非常にシビアな状態になってしまった。
濡れた路面でのアタックでは、1回目のドライ・コンディションのタイムを上回る事は不可能。このセッションでの結果は総合6位であったが、最終的に予選順位は第一回目の結果のまま7番手となった。
〔決勝〕
気温30度を上回る陽気の中、37台のマシンがペースカーに先導されローリングスタートを切った。スタートの火蓋が切られた直後の1コーナー。上位スタートのマシンがまさかのトラブルで多量オイルをコース上に吹き上げる。すぐさまSC(セーフティーカー)が入りコース上のオイル処理にあたる。
誰しも予期せぬ不慮のアクシデントで、
思いがけない展開にピットでは早くも作戦の変更が余儀なくされた。
早めのピットインを指示しマシンがピットに戻ってくると、アクシデントの被害は自分たちのマシンにも発生していた。
運が悪い事に、なんと郭選手がドライブするマシンの目の前でオイルが噴出した為、私たちの
マシンは全身オイルまみれ状態になってしまっていたのだ。
更にビックリした事には、なんとバックミラーのガラスの部分にもオイルがベットリ。まったく後ろも見えない状態。
勿論、ドライバーのヘルメットやスーツもオイルまみれ。
郭選手が、水温が90度まで上昇していることを訴える。恐らく、オイル処理のためコース上に散布使用したおがくずがラジエターに付着し目ヅマリをおこしてしまったようだ。
メカニックらが必死にボディーカウルをはぎとり水で洗うが、やはりオイル。思うように落ちない。薬品であるアセトンで洗う事も検討したが、大量に使用するため作業中に気化し火災の危険性があるため、このままペースダウンし様子を見ながら走行させる作戦になった。
応急処置を施しコースに戻すも、水温の変化は見られずエンジンブローを避けるため、ペースを落とす苦しい走りをせざるえない状況となった。
私へのドライバー交代でピットインを行うと、今度はセルモータの配線が外れエンジンがかからず、修理のためまたタイムロス。
しかし一度は32位まで落ちた順位だったがレース後半、粘り強い走りで徐々に順位を挽回し27位(クラス5位)でゴールとなった。
今回は練習を兼ねデーター取りを目的に参戦した訳ですが、やはり終わってみると頑張れば表彰台が狙えた可能性もあっただけに悔しさが残る結果となってしまいました。
今回のレースを参戦してみて、私たちの力不足の部分や反省する点。マシンの改良。チーム力の強化などまだまだ課題もありますが、クリアしなければならないポイントや今後の対策などを整理し、目標となる夏の1000キロレースに向けマシンの熟成をしていきたいと思っています。
今回のレースにおいて、多くの企業の皆様方のご支援、ご協賛を頂き心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
またサーキットのピットでは女性チームの参戦ということで、評判になり多くの方に声をかけられました。皆さんの声援を励みに、チーム一丸となって頑張りますのでよろしくお願い致します。