エッソ・フォーミュラトヨタ 第4,5戦 結果報告
■大会開催日 8月9・10日
■大会名称 筑波チャレンヂカップ
■開催地 筑波サーキット
●台風10号&真夏の戦いとなったフォーミュラトヨタシリーズ
筑波はここ2年間リタイヤ続きなので。。。なんとしても完走が
しかし2度ある事は3度ある?なぜか不吉な予感が。。。
●第4戦は12位チェッカー。第5戦は14位でフィニッシュ!。。。ホッ
■8日:公開練習 天候:曇り
ようやく関東地方にも梅雨あけ宣言が。。。待ちに待った夏がと思いきや。。。えっ台風がしかも結構勢力が強そう。まいったなもう。前回の富士に続いて雨なのかしらとチョットブルーな気分。しかもFTレース始まって以来のダブルヘッターという今回は大変なレースである。
全10戦のシリーズの折り返しとなり、年間を通して戦う選手たちにとっては今回のダブルヘッターの2戦は重要なレースでもあり事前テストをこなす選手が多かった。
私にとっては過去2年ここ筑波ではチェッカーを受けることなくリタイアに終わっているだけに、何としてもゴールしたい戦いであった。
2度あることは3度ある。という不吉な予感が。。。でも楽天的な私は3度目の正直って方を信じることに (笑)
公開練習は各30分の走行が午前、午後と各2回の計4回。気になる周りを見ると、なんと大半の選手が新品のタイヤが2セット用意されている。
えっ。当然これって午前、午後で新品って事よね。各選手の今回にかける意気込みが感じられるが、まぁ私はいつものようにマイペースで、前回の富士で予選しか使っていない中古で十分って事で練習を始める。
久しぶりの筑波。午前中は軽く流してリズムを掴み、午後から少し攻めようかな。なんてのんびり構えていたら。ガビーン!周りはニュータイヤのオンパレード。勿論、最初からガンガンに走ってます。トップから2秒近くも離されている。タイヤの差もあるけどイマイチ私もリズムに乗れない。
余り気にしないようにしつつも、精神的に昨年のリタイヤや一昨年の全損。救急車で病院直行!などが頭の片隅にあるんでしょうね。恐らく。。。
なんか煮え切らないと言うか、すっきりしないイマイチの感触で練習は終わり明日の予選を迎えることになってしまった。
■〔第4戦−予選17位 第5戦−予選16位 天候:曇りのち雨〕
台風10号が接近する中、完全に雨と予想していた予選日の朝はかろうじて曇り空。しかし午後からは決勝時は、台風が最接近して雨や強風が一番強くなるとの予報
ダブルヘッターの予選は、インターバル10分をはさんで各15分づつ立て続けに行われた。
朝一番からの公式予選は何とかドライ・コンディションでのアタックとなったが、練習でNEWタイヤでのテストが全くできなかったこともあり、いざコースに出てみるとマシンの動きが予想に反してアンダー&オーバーという傾向になり、思うように攻められない。
思うようにタイムアップが出来ず17位となる。10分のインターバルの間に、マシンのセット変更をしてもらい、続く第5戦の公式予選が始まる。
コースインをしてアタック開始。マシンの感じも良くなり、思い切って1周目1コーナーに飛び込んだ瞬間、私のマシンはスピンでコース脇のグラベルにストップしてしまった。
チョット気合の入れ過ぎ。オーバースピードでした。
この為コース上は赤旗によって予選が中断(皆さんゴメンナサイね)しかし実は今日は私の誕生日。なんかついてるのかなァ。私のマシンはピットに戻り再度スタートすることができた。
残り10分を切るタイミングで再度コースインをして、再びアタック開始。タイムを詰めて行くが、結局最後の周がベストラップとなり予選16位となる。
結果は不本意ではあるが仕方ない。午後からの決勝に向けマシンが整備された。そして決勝の予定時刻になり、思っていた通り天気は雨に変り風もだんだんとひどくなって来た。
マシンはコース上に全車整列。まさにこれから決勝の火蓋が。。。と思っていたら、いきなり悪天候のため中止のアナウンス。決勝は明日2回やりますとの事。ちょっとがっかりと言うか、急に気が抜けたと言うか。でもこれもいたしかたありません。
■第4戦(予選17位・決勝12位)
日曜日の朝、まだ少し雲はあったものの気温は30度近くまで一気に上昇し、台風一過いきなりの暑さ爆発。
そんな中、20周の決勝レースが始まった。スタートはまあまあのスタートで1台をパスして1コーナーを立ち上がるが、続くヘアピンコーナーで数台のマシンが接触。
これで私はコースを塞がれる事になり瞬間、行き場を失うが何とかマシンをすり抜けレースに復帰。
しかし全車と大きく差がつくかたちとなり前と離れてしまう。
スタート直後からアクシデント発生で、荒れたレースの予感が。巻き込まれることだけは何としても避けたいと願いつつ、淡々と周回を重ね結果は12位でチェッカーをくぐる。
正直、順位はともかく今回は絶対リタイヤだけは避けたかったので、少し気が楽になったかな。でも午後から再び25周の決勝レースが待ってます。気を引き締め頑張ることに
■第5戦(予選16位・決勝14位)
第5戦のスタート13時30分。気温は35度。路面温度60度とまさに最高潮に達し、いやがおうでも2年前の熱中症レースがフラッシュバックする。
水分をしっかり取り、涼しい場所でレースが始まるまでを過ごすなど、体調管理に注意しレースが始まるのを待っていた。
スタートはワンテンポ遅れ、1台パスされ1コーナーをクリアする。今回は大きな混乱もなく、長い隊列ができ、レースの周回が始まった。
私の前のマシンのペースが上がらず、その前の集団から徐々に遅れてしまう。イライラしながら抜くタイミングを何度か狙ってみるが、かわすことができず周回が続いていく。
しかしプレッシャーに耐えられなくなったのか10周目あたりで前車がスピン。おっと危ない。巻き込まれずにすんだが、その時点で前の集団と離れてしまっていたので、何の見せ場も無くそのままゴール。14位フィニッシュとなる。
■コメント
レースウィークの練習で、今まで筑波で行ってきたレースセットとは180度違うことを聞かされ唖然となり、ましてやあまりのリスクの多い走りとセッティングに対応できなかったことも事実であった。
けれども例えば今まで2速で周っていたコーナーは全て強引に1速に入れエンジンやギヤなどを痛めつけ走るというスタイルには、私は考え方としてついて行けない部分もあった事も事実です。
それが証拠に、何台ものマシンが練習中やレース中を問わずギヤ破損、ドライブシャフト破損とトラブル続発。知り合いのチームは今年になってドライブシャフトだけでも、もう5本買ったよっていってました。
(私の場合は、大切に大切にもう5本じゃなく、はや5年も交換しないで使ってます。。。。内心いつ折れるのかビクビクものです。でも交換してないのは実はエンジンも去年のままなんですよ。アハハッ。)
こんな感じで走行毎に何度と無く赤旗中断のオンパレード。こんなに中断するのは珍しいって感じでした。
マシンやエンジンをワザと壊すような走りは、予算も潤沢でスタッフも大勢のチームならいざ知らず、現実問題、私には出来ません。
そんな理由でレース中にマシントラブルがいつも以上に多かった訳ですが、その中でトラブルなくチェッカーを受けられたことはよかったと思います。
ただ、今回のレースはどうしても完走してチェッカーをくぐりたい。という思いが攻めの走りをすることができない状況をたびたび作り、結果として完走はしたものの、やはり消極的になっていた事や改めて反省すべきことも大きかったと思います。