フォーミュラトヨタ 最終戦 レース結果報告
■大会開催日 11月25日
■大会名称 フォーミュラトヨタ 第10戦
■開催地 富士スピードウェイ
■観客動員数 19000人
●ほらね。。。やっぱりエンジンが・・・!!
●終わりよければすべて良し!とはいかず・・・!
決勝は接触で順位後退するも 無事チェッカーをくぐる。
2001年シリーズ最終戦はオールトヨタ車のフェスティバルとして富士スピードウェイで行われ、
フォーミュラ・トヨタレースを含めた3レースとトークショーやGTマシンのデモレースなどがあり大いに盛り上がったイベントとなった。
天気も一日青空に恵まれ、気温も10月中旬並の19度まであがり小春日和の中、多くの観客が訪れていた。
【レースウィーク】
予選決勝が1day開催の為、木曜にサーキット入し、金曜日から練習となった。
走行1本目より、練習終了間際にFアーム付け根のピロボールが抜けるトラブルが発生。(えっ。まただ・・・笑) マシンを修理し、気温の下がった夕方、2本目の練習ではトップから1秒落ちの1分33秒台にのせ12〜3番手タイム。
初日の練習としてはまずまずのスタート。もう一息頑張れば良い所に行けると言う感触。
24日の朝1番の練習は34秒台前半をコンスタンスにマークし、さてセットを詰めていこうとした所、突然エンジンから異音が発生!! 反射的に油圧メータを見ると油圧が急に少し下がっているよ。
マズイとばかりにコース上でマシンをストップ。
えっ・・・なに。なんか嫌な予感が。仕方なくマシン回収を寂しく待つハメに
ピットに戻りメカさんとエンジンスタッフに確認すると、どうもメタルがいったらしく、急遽エンジンを乗せ変えることになった。(あ〜、エンジンも無理してずっと使っているので、ひょっとしたらって思っていたけど・・・・やっぱり実際壊れると大ショック!プラス大出費!またしてもトホホです)
2本目の走行はキャンセルとなり必死にチェンジモータ。3本目に間に合い、練習再開となるが、思うようにセットが決まらず、練習は終了。
不安を抱えレースに挑むことになってしまった。
■予 選(20位 )天候 晴れ
11月25日(予選)10時20分〜
快晴となった25日、朝10時20分から20分間の予選が行われた。
32台のマシンがコースインとなるが一気になだれ込むマシンと間隔を空けてアタックに向かうマシン。
このコースインが明暗を分けた。私は少しでも多くアタックがしたいという気持ちで多くのマシンに混じってコースに向かった。
ところが、数周に渡ってアタックを続けるも、ペースの違うマシンに引っ掛かって、クリアなラップが取れず、34秒〜35秒のペースからタイムが上がらない。
マズイよ。ホントこのままではだめだと思い、スロー走行で間隔を空け、再度アタック。
ようやく8ラップ目に34秒1をマークするが、その後はまたコース上をマイペースで流すマシンに行く手を阻まれ、時間切れ。あーぁ結局予選は無念の20番手。
32台ものマシンがコース上を走るわけだから、なかなかクリアラップが取れなくても仕方ないかもしれないが、そこを上手くクリアなラップが取れたマシンだけが上位を占めた。
この辺りはまだまだ自分自身、タイミングを見計らうとか今後の課題の一つですね。
(写真を良く見てね・・・シールドの中央に小さなサンタさんが・・・メカニックがつけてくれました。走ってるとプルプル揺れてオモシロー!)
■決 勝(25位)天候 晴れ
決勝は15時スタートで15周の戦い。
エンジンを乗せ変えた為にクラッチミートの感触が今いちつかめず、スタートはちょっと出遅れてしまった。
1コーナーまでに1台にパスされ、1周目はポジションを一つ落とす。続く2周、3周と長いマシンの隊列ができ、ストレートでのスリップ合戦が始まり各車1コーナー勝負となった。
4周目のストレートで前のマシンとの差が詰まり、スリップから抜け出し1コーナーが勝負と思いインを狙って切れ込み両者サイドバイサイドの態勢で1コーナーに進入。
所がなんとアウト側にいたマシンが私の方にハンドルを切ってくるの。ウッソ―・・・マジですか・・・相手のサイドポンツーンと私のマシンの左フロントタイヤとが接触。そして右側の縁石に押し出された瞬間、私はバランスを崩されコース上でハーフスピン。
なんて事かしら・・・ついてないな。まったくって感じで後続マシンが横を通過していく中、何とか再スタートするも、大きく遅れをとってしまった。と言うか、全車が通り過ぎないと復帰できないなんて、これって要するにビリって事じゃないよ。もう最悪。
この接触でマシンのアライメントも狂い、マシンの挙動がおかしい。思い通りにはコントロールできなくなったにもかかわらず、何とか必死で頑張る私。残りはまだ10周もあるし頑張れば前の集団との差もなんとかなるさ。とばかり前車との差を1ラップ2秒程度のペースで追い上げ頑張っていたら、当然の事ながら徐々に間隔は詰まりつつある。
シメシメ。そーこなくっちゃ。面白くないよね。見せ場もないし。残り2周ようやく追い付き、最終ラップの最終コーナー。前のマシンにはり付き一緒に立上がる。
ええぇーい。運を天に任せスパッとスリップから抜け出し両車並んだままチェッカーフラッグが待つコントロールラインへ!!
あー残念!。僅かに届かず(ホント1メートルくらいかな。) タイムは0.05秒の差でダメでした。ガクッ!!
でも自分でもどうなるかドキドキしちゃった。(笑い)
まぁそんな訳で取りあえずチェッカーを受ける。結果は25位に終わり残念だけどしょうがないって所でした。
■コメント
最終戦は満足できる結果を残すことが出来ませんでしたが、今年1年を振り返って見ると、勝つことの厳しさと、勝つために必要なものが何なのかを実感させられたような気がします。
自分のミスも含め、他からの攻撃で結果を残せなかった悔しいレースも何戦か経験もしました。マシンのクラッシュによって、資金的にもかなり厳しい1年だった事も事実です。
にもかかわらず、当初の予定以上のレースに参戦することができ、チームや応援していただいた皆さんに心から感謝申し上げます。
勝つ喜びが次へのバネと思っていましたが、今年は悔しさこそが次への闘志だったような気がします。
来年はマシンも新型に変わり気分も新たに必ず結果につながるレースをしてみせますので、皆さんこれからもぜひ応援してください。
最後になりましたが、今年1年間ご声援頂きありがとうございました。