フォーミュラトヨタ 第9戦 レース 結果報告


■大会開催日 11月3.4日

■大会名称  フォーミュラトヨタ 第9戦

■開催地   富士スピードウェイ

■観客動員数  34000人




●天候に振り回された予選と決勝!
猫の手も借りたかった!予選は雨の中で16位

●決勝はポイントゲットまであと一歩の11位!



■予 選(16位 )天候 突然の雨 

11月3日(予選)12時20分〜

文化の日。前日までの青空は消え、朝から鈍よりと雲に覆われた。午後からの降水確率が50パーセントで空を見あげながら予選の準備を進めるが・・・どのチームも雨を気にしてセットを決められずにいた。
予選30分前に不運にも雨粒が落ちてきて、うそ・・・・もう参ったな。だってこの雨が30分後どうなっているかもうまったくワカンナイ。まさに神のみぞ知るって感じ。
うちのチームは何しろメカの人数が少なく、しかも今回も3台エントリーしてるので予選中にピットでタイヤ交換をするのは不可能に近い。ドライで行くかレインタイヤかどちらを選ぶか、まさに賭け。ココが運命の分かれ道。
いったんはレインタイヤを着けるものの、コースイン5分前。いつもの監督の『うーん。みんなドライつけるから、やっぱうちもドライにしよっと』の一声でドライで勝負と作戦変更。
スタッフ一同、慌ててタイヤ交換をする。しかしここでのんきな監督はもう既に予選は始まり、みんな続々とコースにマシンがコースインしてるのに、まだのんきにテントでタイヤ交換してる訳。あらら・・・。私だけ結局5分くらいみんなより遅れちゃってコースインをするハメに。参っちゃいました(笑い)。コレじゃ20分の予選が15分じゃないよ。

しかし予想に反し、雨は思いのほか強くなってきて、トップタイムをマークしたのは唯一最初からレインタイヤでアタックしている36番の阿部選手と分かり、他のチームは続々とピットインしタイヤ交換を行い、再度アタック。
この時点で私は、ドライタイヤで12番手のタイムをマークしていたが、やはりレインタイヤの選手がタイムを上げ順位は落ちていく。まぁ当たり前ですよね。雨の中ドライじゃちよっと無理よね。
予選時間も半分過ぎ、ようやくチームからピットインのサインが出される。ピットに戻るがなんせ3台もあるから、ピットは大混乱。
まさに猫の手も借りたい状態。メカさんが発狂したかのように必死にタイヤを交換しまくる。よし行けっと再度コースへ向かった。
よしこれでガツンと一発、思い切りアタック出来ると思った瞬間、あれれっ・・・今度は赤旗が出され予選が中断。なんでこうなるの。どこかでクラッシュがあったらしい。
悲しいかなせっかくコースインしても中断じゃタイムも計測できないじゃないよ。結局残り5分と言う事で予選再開。しかし計測も2周ではタイヤも温まらずタイムを上げるは無理。結局予選は16番手となった。




■決 勝(11位)天候 雨のち晴れ 

11月4日(決勝)

決勝日の朝、目覚めて窓を開けると雨。予報では晴れると言っていたが、回復が遅いらしい。決勝スタートは9時半。またしてもこの後の天気の行方が勝敗を決めることになりそうであった。
サーキットに着くと雨は上がっていたが・・・空はどんよりと曇り空。刻々と決勝スタート時間が近付くが青空は見えない。
コース上はまだ完全にウエット状態。リスクを考えて決勝はレインタイヤをセットした。ところが、なんとスタートまであと15分と言う所で天候が急変。なんでこうなるの。もう信じられなーい。雲が消え、みるみるうちに青空が広がる。
コースが乾いてきたという情報も入り、監督と相談しドライタイヤで勝負することにした。けれどもスタート時点ではまだ完全に路面は乾いてなく、チョットでもラインを外すとツルっと足を取られ、即スピンって状況。ホントに今回は天候が全てを狂わせるレースがスタートした。
スタートでは上手く前車2台をかわし1コーナーへ飛び込む。予想通り、ブレーキポイントでバランスを崩しコースアウトやスピンのマシンが続出。
おっと危ない。なんとか巻き込まれずオープニングラップを戻る。この時点でせっかくスタートで抜いたのに・・・おっと危ないジャンっとやってるスキに抜き返され15番手で戻る。

でもしばらくタイヤが温まるまで4〜5ラップは無理をせず、この調子でいけばと思った矢先の5ラップ目。ツルリ・・・1コーナーのブレーキでマシンコントロールをミスし、コースアウトをしてしまった私。
ほらね。ちょっと欲出すとすぐコレだ(笑い) でも何とかコントロールし無事コースには復帰。あー危なかった。自爆してしまうとこだった。まだちょっとグリップが悪かったみたい。こんなダサダサのミスをしてる隙に3台かわされ18番手までポジション・ダウン。
しかしコンディションの悪い15周のレース。毎週のように飛び出すマシンが続出。他のマシンの脱落や何台かバランスを崩したマシンを抜き去ったりしているうちに、終わってみれば11位でフィニッシュでした。



■コメント

前回1周も出来ずにリタイアしていただけに、どうしてもチェッカーをくぐりたいという気持ちから、レース後半守りの走りとなってしまいました。
また1コーナーでのオーバーランでせっかくのポイントゲットのチャンスを逃してしまったことも事実です。
このことに関しては私も十分反省し、今後精神面もテクニックもさらに磨いていきたいと思います。
また今回は、テレビ取材もありまさかクラッシュ。リタイヤなんて訳にも行かず、なんとしても完走は最低条件ですから精神的にも、今一つ弱気な走りになっちゃいましたね。
でも最終戦には急遽、出場する事になりましたので、次回は泣いても笑っても慣れ親しんだ私のFT20マシンも最後の出撃です。
度重なるクラッシュなどでマシンもポロボロ傷だらけ。エンジンも金欠でオーバーホールできず酷使しながら5戦目の使用。こんな状態ではスピード勝負の富士では厳しいですが、精一杯走りたいと思います。

お知らせ・・・・
今回のレースはテレビ収録がありました(TBSの5分番組)。番組の放送日・時間などは分かり次第またお知らせさせていただきます。