俊と由里と春菜のPC−FXクラブ
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<第1回放送分>
#1-3 集え!戦士たちよ!
ジングル: | < PC−FX Club > |
池澤春菜&関俊彦: | 集え!戦士たちよ!(タイトルコール) |
池澤春菜(以下、池澤) | はい、ということでですね〜、 まずは、この「ラスト・インペリアル・プリンス」、通称、ちょっと長いんで、 「LIP」と縮めてるんですが、こちら、まだご存知無い方も いらっしゃると思いますんで、世界をいち早くお知らせしたいと思います。 え〜、こちらの世界はですね、剣と魔法が支配する、ファンタジー、 その中にセレンシア王国というのがあるんですね。 で、この国の第1王子ラディウスは、15歳の誕生日を迎えたその日に より多くのことを学ぶために、父王ロイアール4世の遺言により、 旅に出ることになりました。 |
関 俊彦(以下、関): | はい、良く言えました。 |
池澤: | はいっ(笑)。 |
関: | そこで必要になるのが、 |
池澤: | 一緒に旅に出る仲間やラディウスの行く手を阻むモンスター達なんですね。 |
関: | はいはい、そこで、第1回目の募集は…、この仲間やモンスター達、 リスナーの皆さんはどんなキャラクターが欲しいでしょうか? |
池澤: | う〜ん…ヒロイン役のミリアンをやらせて頂いている池澤としては、 そうですね、超〜美形で、超〜剣が強くて、 「ミリアン、大丈夫か?」とか言って庇ってくれる様なキャラクターがいいな。 で、関さんにはね、う〜ん、旅の商人とか、もう、“ヘッポコピ〜”なモンスターとか やって欲しいな〜。 |
関: | おいっ、なんだよ、おいっ!(怒) |
池澤: | わははは…(笑) |
関: | ま、いいや(笑)ま、とにかく、仲間のキャラクターやモンスターの設定を考えて、 葉書に書いて送ってもらいましょう! |
池澤: | 君の応募を待ってま〜す! |
池澤: | はい、ここで「LIP」の世界をより分かっていただくためにも、 スペシャルラジオドラマを私達2人だけでお送りしたいと思いま〜す。 |
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ナレーション: (声:池澤 春菜) |
「ラスト・インペリアル・プリンス〜スペシャルラジオドラマ」 第1話 『セレンシアの王子ラディウスの章』 |
ナレーション: (声:茶 風林) |
セフィロートの大樹…それは世界の北の極みに立つ神秘的な力を秘めた木である。 ある伝説によれば、この木は世界中の人々の心が合わさり、 結晶化したものであるという。 そして、この木を支配した者は、世界中の人々の心を意のままに出来るという。 力だけでは決して支配できない、人の心… その支配を可能とする、このセフィロートの大樹を巡り、 古より数え切れないほどの争いが起こり、多くの血が流された。 そして、今、また…。 |
??: | フ、ハハハハ…あと僅かだ。 あと僅かでこのセフィロートが、そしてこの世界がわしの物となる…。 フハハハハ…ハハハハ。 |
ナレーション: (声:池澤 春菜) |
アリクアンドラの世界の中心、ラスタニア大陸のほぼ中央に、 美しいセレンシア王国はあります。 このセレンシアの王、ロイアール4世様は、 歴代の君主の中でも屈指の名君と称えられています。 そして、ラディウス王子様は、幼い頃から指導者となるべく、 色々な教育を受けてこられました。 |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
ほら、これが“サイカ”の花びら。コルアノ大陸が原産なんだ。 こんなに赤い色をしてるのはね〜、英雄が…って…えっとぉ…、 そう!、ガゼアの赤い血潮が染み付いたのだと昔から言い伝えられてるんだって。 |
養育係: (声:池澤 春菜) |
はい、その通りでございます。本当に王子様はご記憶がお早い。へっへっへっ…。 |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
ありがとう。でも、父上はとっても厳しいんだ。もっともっと学べって。 あはは…そして、一人でも多くの民が喜ぶような国を… 僕が作らなければいけないんだって! |
養育係: (声:池澤 春菜) |
ご立派です、王子様。 |
ナレーション: (声:池澤 春菜) |
自然学だけではなく、政治、経済、そして剣術に至るまで、父王様の願い通りに、 ラディウス王子様は本当に熱心に修められました。 そんなある日、突然の病に倒れられたロイアール4世様は、 間もなく、お亡くなりになりました。 偉大な王様の突然の悲しい報せは、すぐにセレンシア中に広まりました。 国民全てが、心から、先王様の訃報に涙したのです。 しかし、一番悲しい思いをされたのはラディウス王子様に違いありませんでしたが、 驚いたことに、王子様は涙も流されることなく、 うなだれる側近たちにこう、おっしゃったのです。 |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
皆の者、しっかりせよ。皆の記憶に父王は生きている。 それに、僕の16歳の戴冠式までは摂政のミノザが政(まつり)ごとを行うから、 何も心配はない! |
ナレーション: (声:池澤 春菜) |
まことに、父王様のご遺志はラディウス王子様に引き継がれたのです。 |
SE: | < ファンファーレの音 > |
衛兵: (声:関 俊彦) |
デネヴィア国王女、ギニヴィア姫様、ただ今ご到着〜! |
ナレーション: (声:池澤 春菜) |
14歳になられたラディウス王子様は、トーラス大陸の東部、 ルサヴィア平原にある王国、デネヴィアの姫君、ギニヴィア様とご婚約なさいました。 デネヴィア王国は、もともとセレンシアの植民地であり、独立した今日でも、 セレンシア王家の縁戚に当たる、ラインブルグ家が統治する国です。 盛大な祝宴は穏やかなセレンシアに久しぶりの賑わいをもたらしました。 透き通るような銀色のカーリーヘア、美しい緑色の瞳をされた、 可憐なギニヴィア姫は13歳。ラディウス王子様より1つ、年下でいらっしゃいます。 |
ギニヴィア: (声:池澤 春菜) |
お久しゅうございます、ラディウス王子。 |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
相変わらずお美しい。ギニヴィア姫、とても会いたく思っていました。 |
ギニヴィア: (声:池澤 春菜) |
うふふ…まぁ、しばらく会わないうちにお上手になられましたこと。 |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
はは…、姫、今日は是非お会いしたかった。 僕はもうすぐ、15歳の誕生日から1年間旅に出ます。 知っての通り、セレンシアの伝統に基づいた、国内の視察の旅です。 |
ギニヴィア: (声:池澤 春菜) |
ええ、存じてますわ。 |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
だから、この機会に一言伝えたかったことがあるのです。 |
ギニヴィア: (声:池澤 春菜) |
…何ですの? |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
父王も、いえ、そのずっと前からの定めとはいいながら、 一生を共にする人を自分の意思でで決められない、王家の境遇にあることを、 僕は仕方の無い定めだと思ってまいりました。 |
ギニヴィア: (声:池澤 春菜) |
そうですね。でも、それが私達王族の務めですわ。 |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
えぇ、その通りです。しかし、今の僕は自分自身が本当に幸せだと思っています。 |
ギニヴィア: (声:池澤 春菜) |
えっ? |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
ギニヴィア姫…あなたが本当に美しくおなりだから…。 |
ギニヴィア: (声:池澤 春菜) |
…ラディウス王子…。 |
ナレーション: (声:池澤 春菜) |
王子の運命を変えてしまう旅の始まりが、もう、すぐそこに迫っていたのです。 |
ラディウス: (声:関 俊彦) |
天国の父上、僕の生まれて初めての旅が始まります。 本当の民の暮らしも、荒野に棲むモンスターも恐ろしさも、僕には全く未知の世界です。 でも父上、どうぞこれからも、見守っていてください。 素晴らしい人の世を創り上げる、その日まで…。 |
ナレーション: (声:池澤 春菜) |
第1章 『セレンシアの王子ラディウス』 |
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池澤: | はい、という事でスペシャルラジオドラマを聞いていただいたんですが…、 |
関: | びっくりしたよぉ〜! |
池澤: | えぇぇ〜?(笑) |
関: | 何だよ、今のは(笑) |
池澤: | 何〜? |
関: | ね〜、すごいね〜。 |
池澤: | 池澤にあんないっぱいの事、やらせちゃいけませんよね(笑) |
関: | そうですよ、関さんにもあんな幼児をやらせちゃいけませんよ。 |
池澤: | あははは(笑) |
関: | でもでも、春菜の良かったよ、あの“養育係”。 |
池澤: | もう、養育係…もうよろよろなのかな(笑) |
関: | (年寄りっぽく)王子様、ご立派でございます…へっへっへっ… |
池澤: | 何かね、ちょっと養育係のところに「へっへっへっ」ってのが入ってね、 ちょっとね〜何か妖しいキャラクターに近寄ったんですけど(笑)…まぁ、いいですね。 |
関: | 面白かった、面白かった(笑) |
池澤: | はい、そういうことで、もしかしたらこのドラマのラジオ放送に出演できるかもしれない、 ということでですね、皆様から考えていただいたキャラクターを募集したいと思います。 う〜ん…そうだなぁ、キャラクターの名前、性別とか性格、どんな得意技を持ってるのか、 そしてまた、イラストなんかも添えてくださると、尚一層わかるかな…と思います。 |
関: | それは分かりやすいですね(笑)イラストというのは。 |
池澤: | そうそうそうそう。 はいっ、設定とか、イラストとか、考えたものをガンガンお待ちしておりま〜す! |
関: | は〜い! |
ジングル: | < PC-FX Club To be continued... > |
#1-4 PC-FXクラブ・諜報員報告 に続く |