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        < WALKING あちこち >

    遠いところ近いところとあちこち歩くことが好きです。歩いている    ときに出会う素晴らしい自然の風景に魅せられ、写真を撮るように    なりました。歩き半分、写真半分の野山歩きを楽しんでいます。 09/06 粟島と飛島 (写真「初夏の島旅」) 09/05 蓼科散策 (写真「梅と桜」) 09/01 山中湖の散歩 (写真「冬の富士」) 08/11 韓国の慶州 (写真「慶州の秋」) 08/10 白駒池 (写真「紅葉」) 08/09 カンヌ (写真「カンヌ」) 08/07 地中海の島 (写真「マヨルカ」「シチリアとマルタ」) 08/04 安徽省南部の古村落 (写真「中国の古村落」) 08/02 裏磐梯(写真「雪景色2」) 07/10 黒部湖、黒部平、室堂平、天狗平 (写真「立山の秋」)    07/08 ザルツブルグ、バードガスタイン、ブレッド湖(写真「ザルツブルグ」)   07/08 フィラッハ (写真「フィラッハ」)   07/07 エーゲ海、アドリア海 (写真「エーゲ海」)   07/05 黄山山麓、黄山、西海峡谷 (写真「黄山」)   07/01 石垣島、竹富島。波照間島、与那国島(写真「八重山の海」)   06/12 京都、奈良、香嵐渓 (写真「晩秋2」)   06/11 散歩(2) (写真「晩秋」)   06/10 奥日光 (写真「紅葉2」)   06/09 散歩 (写真「朝焼け夕焼け」)   06/08 オーストリア (写真「オーストリア」 )   06/07 ドロミテ (写真「ドロミテ」「チロル」「ヴェネツィア」)    06/06 知床 (写真「初夏の知床」)   06/05 鬼無里、飯山、安曇野 (写真「信州の春」)   06/04 千鳥が淵、飛鳥山 (写真「桜の花3」)    06/03 吉野梅郷 (写真「早春」)    06/01 裏磐梯 (写真「雪景色」)   05/12 西伊豆 (写真「初冬の海」)    05/10 千畳敷 (写真「紅葉2」)    05/09 奥蓼科 (写真「初秋」)    05/08 プラハ(写真「チェッコ」)    05/07 八千穂 (写真「初夏」)    05/06 奥多摩 (写真「水辺」)    05/05 裏磐梯 (写真「新緑」)    05/05 フィレンツエ (写真「フィレンツエ」)    05/04 新宿御苑、伊豆大島 (写真「桜の花2」)    05/03 クライストチャーチ (写真「ニュージーランド」)    05/02 神代植物園、白馬  (写真「早春」)    04/12 爪木崎、須崎、大瀬崎  (写真「初冬の海」)    04/11 立山室堂平 (写真「新雪」)    04/10 乗鞍畳平 (写真「紅葉1」)   
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<2009/06> 粟島と飛島
                  写真  「四季の風景ー初夏の島旅」

  
  6月の初めに、日本海に浮かぶ粟島と飛島の島巡りをしました。

 <村上>
  粟島は新潟県の北端、村上市の沖合いにあります。朝の9時ごろ、東京から
  上越新幹線の「とき313号」に乗りました。新潟までノンストップ、わずか
   1時間37分で新潟駅、特急「いなほ3号」に乗継ぎ、村上に昼前に着きます。

  粟島への連絡船は午後4時で、それまで村上の街をあちこちと歩きました。
  市役所の近くで開かれている六斎市を横目で眺め、お城山に上りました。
  天守閣跡(標高135m)からの三面川と日本海の眺望はなかなかのものです。
  途中の街中で道がわからず、何度か中年の女性に道をききました。みなさん、
  いずれも丁寧に教えてくださり、品のよい方ばかりでした。武家屋敷もあち
  こちに残っており、さすが村上というかんじでした。

  なお、村上の近くに、有名な笹川流れがあります。村上駅から三つ目の桑川
  駅近くの海岸で、奇岩、絶壁、洞穴が連続する景勝地です。飛島からの帰り
  に、途中下車で立ち寄りました。

 <粟島>
  村上の岩舟港から粟島汽船の高速船に乗り、1時間ほどで粟島の内浦につき
  ます。波止場の近くに漁協の作業場があり、出荷作業を見に行きました。定
  置網の大謀網漁でメジマグロの豊漁が続き、島の経済を支えているとのこと。
  粟島は鯛かと思っていましたが、マグロとは驚きました。

  粟島は周囲 23キロほどしかありませんが、島の最高地点は標高266mもあり、
  海岸からすぐ切り立った険しい地形です。島には集落が二つあり、連絡船の
  つく内浦と島の反対側にある釜谷です。昔、越前からきた人が内浦に、九州
  からきた人が釜谷に住みついたそうです。

  翌朝、釜谷へ行きました。釜底のような地形に集落がはりついています。釜
  谷から右の道を上り、見晴台のある八幡鼻までのんびりと歩きました。途中、
  海越しに八幡鼻を眺める絶景地点に、句碑がありました。「鯛漁季せまる春
  日の沈むなり 水原秋桜子」。帰りは釜谷から内浦まで、粟島の西海岸の景
  色を眺めながら遊覧船で戻りました。

  粟島は東海岸より西海岸に見所があります。島内をまわるには、歩くか自転
  車を使うしかありません。鳥崎、八ツ鉢鼻、仏崎と自転車でまわることも考
  えていたのですがが、天気がよくなく、まわれなかったのが残念でした。

 <飛島>
  粟島から村上へ戻り、酒田で1泊し、飛島へまわりました。酒田港から双胴
  船に乗り、1時間半で飛島の南端にある勝浦港に午前11時につきました。

  飛島は山形県酒田市の北北西 39キロにあり、周囲12キロ、住民300人の小さ
  な島です。集落も勝浦港周辺にしかありません。これという産業もなく、海
  釣りとバードウォチング、海水浴とダイビング、臨海学校など観光の島です。

  島の西側にある荒崎は、日本の渚百選に選ばれた景勝地。港についてすぐ荒
  崎を目指して、歩き出しました。海水浴場の小松浜から奇岩怪石の海岸遊歩
  道を崖の岩ゆりの花を眺めながら上下する。遊歩道をすぎると、はっきりし
  た道はないが、賽の河原、明神の社、南灯台の下などを海岸づたいに歩く。
  途中、烏帽子群島と御積島(オシャクジマ)が沖合いに浮かんでみえる景色
  も素晴らしい。御積島はウミネコ繁殖地の国指定天然記念物とか。

  歩き疲れた頃、海岸のつきあたりに右に上る道があり上ると荒崎海岸に出る。
  荒崎の海岸は岩ゆりの花が一面に咲き乱れ、日本海を正面に、右は八幡崎、
  左は御積島と烏帽子群島を眺める絶景の海岸です。中央に休憩ベンチがあり、
  持参のお握りと野菜ジュースで、のんびりとお昼にしました。

  ゆっくりと休んでから、島の中央を横断して勝浦の港に帰り、ザックを宿に
  おき、今度は飛島一周のサイクリングです。飛島は道路がよく整備されてい
  て、標高も高いところで69m しかありません。サイクリングには絶好です。
  鼻戸崎展望台、巨木の森、八幡崎展望台、渚の鐘、四谷展望台とサイクリン
  グと絶景を楽しみ、夕方に勝浦の宿へ戻りました。

  翌日は、朝早く、宿近くの舘岩に登りました。急な階段を上ると、海賊の砦
  だったといわれる頂上からは港と広い海の展望が素晴らしい。また、すぐそ
  ばの百合島を眺めると、無数のウミネコが乱舞し、休息している。時のたつ
  のを忘れるほどでした。

  飛島では天気にも恵まれ、ウミネコや岩ゆりの花も素晴らしく、楽しい島巡
  りでした。歩いても一周できるくらいの小さな島で、カメラハイクとしては
  粟島より飛島がおすすめです。

                                   (09/06/12)
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<2009/05> 蓼科散策
                  写真  「四季の風景ー梅と桜」

  
  明日は蓼科から帰る日。今朝は、こちらへ来て初めての雨。傘を手に日課
    の朝の散歩にでる。霧がやわらかく後ろの山をつつんでいる。白い霧、芽
  吹いている落葉松の薄い緑、赤松の肌が雨に濡れている。パステル画のよ
  うな淡い蓼科の山の朝。

  ここは、標高 1320m、常緑の松や栂は別として、4月下旬のころから、落
  葉松、ずみ、白樺、ドウダンツツジと、次々に青く芽吹きます。淡く黄色
  いダンコウバイの花も咲きました。今朝の雨で、一叢のドウダンツツジが
  小さなリンドウのような白い花をつけました。このへんでは、一番の大木
  のミズナラの芽ぶきが、まだなのが少し気がかりです。

  10日ほど前、蓼科へ来た日に、雪が少し降りました。翌日の28日は晴天
  で、近くの聖光寺の桜を見に行きました。毎年、4月の下旬から5月の上旬
  にかけて、聖光寺の染井吉野が咲き誇りますが、今年の桜も見事でした。
  連休前で、まだ訪れる人も少なく、澄みきった青い空に白い桜の花が映え
  ています。春の雪で薄化粧をした蓼科山や北横岳を眺めながら、聖光寺か
  ら蓼科湖を巡り、今年最後のお花見を楽しみました。

  今年のお花見は、姫路城の桜から、三ツ池公園の池と桜、新宿御苑の八重
  桜など。姫路城は初めてでしたが、国宝で世界文化遺産のお城はさすがの
  ものです。お城に桜はよく似合います。満開には少し早かったのが残念で
  した。
  
  あちこちと撮りためた桜の花を、連休に蓼科でのんびりと現像し、整理す
  るつもりでした。でも、蓼科のパソコンは8年前の古いもの、ソフトも 
  Nikon Capture で、D90 で撮った 今年の桜のRAW 画像を現像するには力
  不足でした。
 
  新しくCapture NX2 をインストールしたところ、正常に起動しません。調
  べてみると、パソコンの搭載メモリは 512 mb、NX2 の所要メモリは768mb。
  サービスセンターに電話し旧型パソコンの増設メモリの有無を確認。幸い
  256mb のメモリがまだあるとのこと。至急に宅配便で送ってもらう。空い
  ているソケットにメモリを挿して再起動。久し振りのパソコン増設作業で
  したが、うまくいきました。

  NX2 が使えるようになり、桜の花の現像も楽しめました。連休があけると
    蓼科は桜が終わり、新緑の季節になります。
                                   (09/05/07)
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<2009/01> 山中湖の散歩
                   写真  「四季の風景ー冬の富士」

  
  新年になって、雪の富士山を撮りたくなり、山中湖へ行くことにしました。
  数日前から雪模様でしたが、天候が回復してきたので、富士急の河口湖行
  きのバスを予約。当日、幸いに朝から晴天になりました。田園都市線の市
  ヶ尾駅 7時10分発の急行バスに乗る。東名の御殿場経由で、山中湖のホテ
  ルマウント富士入り口に、8時45分につきました。

  バス「ふじっ湖号」で山中湖の東端にある平野まで行く。平野からは雪道
  を歩いて三国峠への途中にあるパノラマ台(1100m) へ上がりました。撮影
  している人が大勢います。なかには、車で来て昨夜から待機していた人も
  いるようです。雪もやみ、雪晴れの絶好の撮影日和でした。ここからの眺
  望は素晴らしいものがあります。富士五湖で一番大きい山中湖を眼下に、
  左に大きく雪の富士山、右には南アルプスの遠望を眺めるという絶好のポ
  イントです。右の小山の上にある白いホテルマウント富士の上方には北岳
  がみえるはずですが、少し雲がかかっていたのは残念でした。

  雪道を平野の集落に下り、雪に覆われた湖畔を、あちこちと写真を撮りな
  がら、歩く。湖畔の白い雪、薄い氷の張った湖、湖の向こうの茅野の富士
  演習場、それになんといっても雪の富士山、氷のない水面に映る逆さ富士
  など、撮るものに事欠きません。

  しばらく撮ってから、ままの森から長池へと歩きました。長池の親水公園
  では白鳥の群れが餌をついばんでいました。ようやく、ホテルマウント富
  士入り口です。ホテル入り口というので、お茶でもと思って聞いてみたら、
  ホテルまで結構歩かなければならないようなので、やめました。入り口と
  いうのは、車でのということのようです。

  あきらめて、バス「ふじっ湖号」で忍野の大橋までいきました。何度かき
  た忍野ですが、雪の忍野は初めてです。清流にかかる橋や水車の雪景色を
  眺めながら、民俗資料館へ入りました。民俗資料館は有料ですが、やはり
  それなりの値打ちがあります。資料館の雪景色は素晴らしいものでしたが、
  雲がでてきて残念ながら富士山はみえませんでした。晴れていれば、展望
  台から富士山がよくみえます。

  3時半頃、予約しておいた富士急の東京行きバスに乗る。来るときは順調
  でしたが、帰りは東名の渋滞に巻き込まれ、市ヶ尾経由で家についたのは
  7時過ぎになりました。でも、このバスのお陰で、車を運転のできない私
  も富士五湖まで気楽に出かけられます。

  少し、つかれましたが、充実した1日でした。
                         (09/01/11)
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<2008/11> 韓国 慶州
                   写真  「海外の風景ー慶州の秋」

  
  初めて韓国へいってきました。司馬遼太郎の「街道をゆく」は、昔からよ
  く読んでいます。そのなかの「韓のくに紀行」を、久しぶりに読み返し、
  韓国の慶州へいってみたくなりました。ただ、言葉ができず、一人旅は無
  理かなと思っていました。

  おりよく、慶州の秋を訪ねるツアーの案内があり、参加しました。慶州の
  街から、韓国を代表する古刹の仏国寺、石窟庵、海印寺、韓国儒教の大学
  のような安東の陶山書院や仮面劇の河回村などを訪ねてきました。

  慶州は、昔、新羅といわれた国の古都です。紀元前57年から992年にわた
  って新羅の政治、文化の中心でした。今は、屋根のない博物館ともいわれ、
  姉妹都市の奈良から贈られたという2万本の見事な桜の並木がありました。
  春の桜の花がとても素晴らしいとのことですが、この秋も紅葉した桜の葉
  がとても風情がありました。

  仏国寺は慶州郊外にあり、新羅が百済と高句麗を討って国を統一した時代、
  751年に建立された大伽藍。大勢の観光客で賑わっていました。世界文化
  遺産です。

  石窟庵は慶州近郊の吐含山の中腹にあり、仏国寺と同じころ建立された山
  寺。修学旅行の中学生や高校生が大勢きていました。ここも世界文化遺産。

  海印寺は大邱から、車で2時間ほどの加耶山にあり、新羅時代の802年に
  創建され、八万大蔵経の版木を有することで名高いお寺です。こんなに大
  勢と驚くたくさんの信者、多くは年配の女性ですが、熱心にお参りしてい
  ました。ここも世界文化遺産です。

  陶山書院は安東にあり、韓国最高の儒学者、李退渓が1561年に建てた書院
  です。静かな環境の学問にふさわしい所でした。李退渓は1000ウォンのお
  札にも描かれています。

  どこを訪ねても、実に見事な紅葉に息をのむおもいの旅でした。写真では、
  とても再現できないのが残念です。今度は、いつか、桜の慶州を訪ねてみ
  たいと思っています。

  にんにくとトウガラシの大嫌いな私ですが、食べ物にはそれほど困りませ
  んでした。慶州の大豆料理、安東の塩さば、ソウルの宮廷料理、サムゲタ
  ンやチムタクなど、また食べてみたいものです。白い濁酒のようなマッコ
  リも安くて口に合うお酒でした。

  ただ、初めての韓国で、いろいろと思いがけないことがありました。日本
  語が通用しないのは予期していましたが、漢字を読める人の少ないのには
  驚きました。ハングル主体の教育で、名前と住所を漢字で書けない人も多
  いとのことです。雑誌も新聞も、漢字はほとんど使わないようです。

  それに、緑茶を飲む習慣はなく、食後はおこげで香りをつけた白湯を飲む
  のが一般的のようです。緑茶は特別に注文しなくては飲めませんでした。
  中国、台湾、韓国、日本は、お茶として緑茶を飲み、漢字を使う文化圏だ
  とばかり思いこんでいましたが、どうも韓国は違うようです。

  ソウルから羽田まで、わずか2時間ほどの韓国ですが、韓国は近くて遠い
  未知の国でした。
                    (08/11/06-11/11)
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<2008/10> 白駒池
                   写真  「四季の風景ー紅葉」

  
  北八ッ岳の麦草峠の近くにある白駒池は、紅葉の素晴らしいところです。
  ただ、交通の便はあまりよくなく、中央線の茅野からのバスは土日しかあ
  りません。やむをえず、茅野からバスでピラタスロープウエイまで行き、
  坪庭から雨池峠を下りて麦草峠へでる予定で出かけました。

  天気もよく一人でのんびりと歩いていたら、雨池峠の急な下り道が前日の
  雨でぬかるんでいました。慎重に下りたのですが、ストックもなく、つい
  滑って転倒してしまいました。岩に右膝を強打したため、痛くて歩くのに
  難渋するようになり、足を引きずりながらの歩行で、麦草峠まで思わぬ時
  間をとりました。無理のできない年になったものです。

  湖畔の青苔荘に泊まりましたが、ナナカマドはどこもよくないが、ドウダ
  ンツツジの紅葉が例年になくいいとのこと。翌日、早朝に起きて池をめぐ
  りました。期待に違わず見事な紅葉を楽しむことができました。朝から、
  大勢のカメラマンで、三脚を立てる場所もない盛況でした。

  ただ、最近は車で来る人が多くなり、山荘に泊まる人が激減して困ってい
  るそうです。青苔荘の宿泊者は、私を入れてわずか二人だけでした。なお、
  白駒池には、池を一周する長い木道がありますが、山荘のご主人が手弁当
  で整備されたものと伺い、そのご努力に感心しました。    

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<2008/09> カンヌ
                    写真 「海外の風景ーカンヌ」

  
  地中海の島をめぐる船旅の途中、南仏コートダジュールのリゾート都市カ
  ンヌによりました。

 <カンヌ>
  広大なカンヌ湾の展望、岬をバックに広々とした紺碧の海を帆走する白い
  帆の数々、毎年200隻をこえるヨットが参加するというロワイヤルレガ
  ッタの開催されるカンヌの海はさすがでした。

  また、海からカンヌの街を展望すると、住宅の点在する裏山を背景に林立
  する高級ホテル、海岸の砂浜にはバカンスを楽しむ人、遠くからでしたが
  明るく華やかなコートダジュールの光と風を感じることができました。

  船旅で海からの眺めは最高でしたが、カンヌの街は海岸沿いに東西にのび
  るクロワッゼト通りを歩き、国際映画祭で有名なパレ・デ・フェスティヴ
  ァルの赤い階段を眺めただけとは、少々残念でした。
 
 <サンポールドヴァンス>
  カンヌで、裏山にあるサンポールドヴァンスを訪ねました。サンポールド
  ヴァンスはコートダジュールにある鷹の巣村の一つ。鷹の巣村は、中世サ
  ラセンの海賊から逃れるためにつくられたという山の上の村です。小山の
  一つがそのまま小さな村になったような造りで、周囲の谷が自然の要塞に
  なっています。

  村の入り口にあるレストランの前庭で、村人がペタンクを楽しんでいまし
  た。坂道を上り村へ入ると、狭い坂道の両側は古い石造りの昔のままの建
  物ですが、画廊やセンスのよい装飾品の店になっていました。

  狭い大通りの途中には水飲み場もあり、横の小道からの展望も趣がありま
  す。村の突端には城壁のようなものがあり、展望台になっています。はる
  か下を眺めると、海賊から身を守る村という話も実感があります。突端の
  すぐぞばに村の墓地があり、村の美しさにひかれて移り住んだというシャ
  ガールの墓がありました。

  サンポールドヴァンスには多くの芸術家が移り住み、アトリエも多いよう
  です。通りにも多くの画廊があり、アトリエや画廊の数はフランスでも有
  数のところということです。コートダジュールに、このような小さな美し
  い村があることを初めて知りました。

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<2008/07> 地中海の島
         写真   海外の風景「マヨルカ」「シチリアとマルタ」

  
  モンゴメリー・ワットの「地中海世界のイスラム」を読み、八世紀
  から十五世紀にかけての地中海におけるイスラム文化の素晴らしさ
  と、スペインやシチリアなどにおけるイスラム文化の影響の大きさ
  をしり、地中海の島、特にシチリア島とマルタ島それにスペイン自
  治州であるバレアレス諸島のマヨルカ島などに、そこはかとない興
  味をもっていました。

  今回、これらの島々を含むツアーに参加する機会があり、成田から
  ハンブルグ経由でマヨルカのパルマまで飛び、マヨルカからは船で
  マルタ、シチリアなどへと回ることができ幸いでした。

 <マヨルカ島>
  マヨルカ島はマジョルカ島ともいいますが、欧州有数のリゾートと
  して、ドイツやイギリスの観光客の大変多いところです。日本人も
  100人ほど住んでいるそうです。

  マヨルカ島は、903年から1229年まではイスラムの支配下にありまし
  た。州都のパルマ市にある聖堂とアルムダイナ宮殿をみましたが、
  宮殿は、元はイスラム王朝の宮殿、また近くの丘にたつ古城ベルベ
  ル城はマヨルカ王の夏の住まいであったとのこと。

  マヨルカは平坦な島ですが、島の北側だけが壁のように山岳地帯に
  なっています。パルマから北東に20キロほど山を越えていくと、ソ
  ンマロッチという景勝があり、断崖の上から地中海の素晴らしい展
  望がひらけていました。

  ソンマロッチの少し手前にヴァルデモッサという村があり、1938年
  の冬、そこの修道院にショパンが転地療養のためにしばらく滞在し
  ていました。ショパンとジョルユサンドの住んでいた僧坊には、シ
  ョパンのピアノも置いてありました。

  マヨルカは山と海の景観に恵まれた美しい島です。

 <マルタ島>
  マヨルカのパルマ港からマルタのヴァレッタ港までは船で約36時
  間、地中海は広いと思いました。ヴァレッタの街は厚い城壁に囲ま
  れ、正に城塞都市といったところ。マルタはカルタゴ、ローマの時
  代に地中海貿易で繁栄し、870年から1127年まではイスラムの支配下
  にありました。マルタ騎士団支配のあと、近年は英国の支配下にあ
  りましたが、1964年に独立しマルタ共和国となりました。

  城塞都市ヴァレッタは、1565年のトルコ軍による大包囲戦のあとマ
  ルタ騎士団により築かれたもの。ヴァレッタの昔を偲ばせる重厚な
  シティゲートを入ると街は大勢の観光客で賑わっていました。聖ヨ
  ハネ大聖堂や騎士団総長の宮殿を拝観し、大聖堂併設の美術館でカ
  ラバッジョの傑作「聖ヨハネの斬首」をみました。

  内陸の高台にある古都イムディーナを訪ねました。イスラム時代、
  首都として建設されたがヴァレッタに首都がうつってからは「静寂
  の都」と呼ばれています。現在、住民は 500人ほどとのことで、貴
    族や上流階級の多い街。ハニーストーンの城壁に囲まれたイスラム
  風の静かな街でした。

 <シチリア島>
  シチリア島はマルタ島の北約100キロほどの近いところですが、ヴァ
  レッタ港からシチリアのカターニア港までは船で約 10時間かかりま
    した。

  カターニアはパレルモに次ぐシチリア第二の産業都市。背後に有名
  なエトナ火山があります。エトナ火山(3,340m)は、昔からカター
  ニアの街をおそう大噴火を繰り返している活火山で三つの噴火口が
  あります。今も、かすかに噴煙があがっていました。

  カターニアから50キロほど北にあるシチリア随一のリゾート、タ
  オルミーナを訪ねました。タオルミーナは、岬からつづく丘の上に
  街があり、目抜き通りのウンベルト通りには大聖堂に教会や多くの
  店が軒を連ね、時代を思わせる脇の小道も多く楽しめました。中ほ
  どの展望台からのイオニア海の展望も素晴らしいものでした。

  ウンベルト通りの先には、紀元前3世紀というギリシア時代の円形
  劇場があり、ローマ時代の修復を経て、今も現役で活躍しているの
  には驚きました。なお、シチリアも 902年から1060年までイスラム
  の支配下にあり、イスラム文化の影響は大きいとのこと。

  限られた旅の限られた知見ですが、古代からギリシア、ローマさら
  にイスラムの時代をへて近代、現代へと地中海の世界はつづいてい
  ることを実感しました。地中海の海は穏やかでしたが、サハラ砂漠
  の黄砂のせいとかで空がどんよりとしている日もありました。

  なお、ハンブルグからパルマまでのフライトはエアベルリンで2時
  間半ほどでしたが、アルプスの西端を飛ぶコースで機上からアルプ
  スの眺めを満喫できたのは望外でした。

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<2008/04> 安徽省南部の古村落
             写真 「海外の風景ー中国の古村落」

  
  昨年、杭州から安徽省の屯渓を経由して黄山へ行きました。その折
  安徽省の南部にあり、世界文化遺産に指定されている宏村など、明
  清時代の南宋風の古村落、安徽古民居群のいくつかの村を訪ねる機
  会がありました。

  屯渓は、古来、硯、墨、紙、筆の文房四宝で有名な街で、屯渓の老
  街には文房四宝や黄山毛峰茶などを扱う老舗が軒を連ねています。
  古村落は屯渓の街の周辺にあります。

  南屏村は世界遺産ではありませんが、南宋風の白壁と黒瓦が軒をつ
  らねる葉氏一族の村で、今も300軒の家族が昔のままの家に暮ら
  しています。ここはチャン・イーモウ監督が「菊豆」を撮影したこ
  とで中国でも特に有名な所だそうです。

  関麓村には独立した八軒の家が壁一枚で連なる、八世帯住宅があり
  ます。村の古い路地のあちこちに綺麗な花が咲いていました。
  
  世界文化遺産の宏村は、汪氏一族の村で、150軒ほどの家がある
  そうです。村の前に南湖があり、橋を渡って村に入ります。南湖の
  眺めは素晴らしく、しばらく見とれていました。村に入ると裏山か
  ら各戸を結ぶ水路がひかれて、家の前をサラサラと清流が流れてい
  ます。中に入ると、どの家も吹き抜けの天井があり、先祖を祭る部
  屋、主人の部屋、来客の部屋など南屏村の家と同じようなつくりで
  す。住み心地はわかりませんが、昔のままの部屋に今もそのまま住
  んでいるときき、驚きました。南湖のまわりや村のあちこちでは、
  美術学校の生徒が熱心に写生の実習をしていました。何日か泊り込
  みであちこちの村落をスケッチをしているとのこと。

  塔川村は、山の斜面にある段々畑の村で、日本の千枚田を想わせる
  ところでした。水墨画のなかにあるような村といわれているそうで
  すが、明るい新緑の時期のせいかそうは思えませんでした。村の一
  隅に「南無阿弥陀仏」と彫った古い石柱がありました。

  帰りに、杭州の西湖によりました。杭州はかって南宋の首都であり、
  マルコポーロが地上の楽園と称えたところ、西湖は、詩人蘇東波が
  美女西施にたとえた名勝です。今、杭州まで成田から直行便があり
  ます。
  
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<2008/02> 裏磐梯
               写真 「四季の風景ー雪景色2」

  
  雪の裏磐梯を訪ねました。東京駅を8時8分の東北新幹線に乗り、
  郡山乗換で猪苗代駅まで、猪苗代からバス50分で、11時半に裏
  磐梯休暇村につきました。裏磐梯にはペンションがたくさんありま
  すが、前にも泊めてもらったAペンションにご厄介になりました。
  天気はあまりよくなく、時に粉雪の舞うときもありましたが、霧氷
  の林、純白のゆきぼうし、白一色の湖畔の雪景、朝焼けの未凍の水
  路、夕暮れに青く染まる池畔など、素晴らしい雪景色を堪能してき
  ました。青空がなかったのは残念でしたが、裏日本の冬で晴れる日
    を期待するほうが無理とあきらめました。    (2/7 - 2/9)

  雪国で育ったこともあり、雪の風景に愛着があります。ただ、雪景
    色を見に行くといっても、70才をこえての一人旅ですから、あま
    り遠くなくて足の便のよいところでないと困ります。また、朝の静
  かな風景の好きな私は、行くなら早朝の撮影もしたいので、近くに
  泊めてくれるところのないのも困るなどと、勝手なことを考えては
  出かけています。

  これまで、美ヶ原、白馬、蓼科の縞枯山、立山の室堂平、裏磐梯な
  どを訪ねて、雪景色を楽しんできました。

  美ヶ原には王が頭ホテルがあります。ホテルは通年営業で、冬季は
  松本駅から送迎バスのサービスがあります。海抜2000メートル
  の美ヶ原は、北アルプス、中央アルプス、北信五岳、浅間山など雪
  山の格好の展望台です。平坦な雪原はスノーシューで歩くのにむい
  ています。晴れた日の朝、霧氷の白い落葉松が青い空をバックに輝
  いている雪景色の美しさは言葉につくせません。

  白馬には民宿がたくさんあります。大出の近くの民宿に泊まり、岩
  岳スキー場や峰方スキー場をリフトで上がり、北アルプスの展望を
  楽しみました。特に、峰方スキー場の上は、落葉松林と広い雪原で
  スノーシューで歩くのにむいています。小屋でスノーシューを借り、
  明るい雪原をあちこちと歩きました。また、八方尾根のゴンドラリ
  フトを乗り継いで八方池山荘まで上がれば、白馬三山、五竜岳、鹿
  島槍の雪景色をすぐ近くにみることができます。

  蓼科の縞枯山には縞枯山荘があります。通年営業の蓼科ピラタスロ
  ープウェイ頂上駅から歩いて20分ほどでつきます。早朝、山小屋
  から近くの雪原をあちこちと歩きました。標高が2200メートル
  もあり零下20度という寒さでしたが、坪庭から南アルプスや御嶽
  山がよく見え、朝の雪山の眺望は素晴らしいものでした。

  立山の室堂平には室堂山荘があります。黒部アルペンラインは冬季
  は不通になりますが、営業している11月下旬にいきました。立山連
  山に囲まれている室堂平は、山と雪しかないところかと思っていま
  したが、はるか西の方角に富山湾が光っているのがよくみえました。
  海抜2400メートルの山の上で、新雪と海という素晴らしい雪景
  色をみることができたのは幸いでした。

  蔵王は、山形の蔵王温泉からロープウエイで地蔵山まで上がれば、
  樹氷の林です。
                       
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<2007/10> 黒部湖、黒部平、室堂平、天狗平
             写真 「山・海・花ー秋の立山」
  
  立山の秋を訪ねてきました。信濃大町からバスで扇沢へ行きます。
  扇沢からは黒部立山アルペンラインに乗ります。まずトロリーバス
  で黒部湖へ、ついでケーブルカーで黒部平へ、更にロープウエイで
  大観峰へ、最後にまたトロリーバスに乗ってようやく室堂平につき
  ます。

  乗り物ばかりであまり歩くところはありませんが、見る所はたくさ
  んあります。黒部ダムは秘境黒部川に関西電力が水力発電用に建設
  したものです。トンネルの掘削をはじめその建設に大変な困難があ
  ったとのことですが、訪れるたびにその壮大なダムと静かな湖に頭
  の下がる思いです。

  黒部平の庭園からは、立山東壁の切り立った岩峰とその直下に広が
  るタンボ平を眺めることができます。タンボ平はこれから紅葉とい
  うところでしたが、岩壁を背景に素晴らしい眺めでした。

  黒部平からロープウエイで上がる大観峰は、標高 2,300mの大展望
  台です。直下にタンボ平と黒部湖、その向こうに聳え立つ後立山連
  峰が一望です。左から五竜岳、鹿島槍、中央に赤沢岳、右にスバリ
  岳や針の木岳といつまで眺めていてもあきません。

  標高 3000mの雄山直下を貫通するトンネルをバスで抜けると室堂平
  です。室堂平では、紅葉真っ盛りでした。立山三山を背景に山麓の
  浄土沢は色とりどりのモザイクで埋め尽くされていました。みくり
  が池やみどりが池に映る紅葉、雷鳥沢や地獄谷の風景などを眺めな
  がらあちこちと歩きました。

  室堂平から歩いて天狗平まで行くと、剣岳が正面にみえます。天狗
  平では、歩道のそばに紅葉するナナカマドがあちこちにあり、剣岳
  や奥大日岳をバックに素晴らしい景色をみることができました。ま
  た、あたり一面にチングルマの赤い草紅葉が広がるカラフルな草原
  は初めてみるものでした。

  乗り物が多いのでプランを立てるのが大変でしたが、旅はあれこれ
  と調べるのも楽しいものです。
                        (10/5 -6)
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<2007/08> ザルツブルグ、バードガスタイン、ブレッド湖
            写真 「海外の風景ーザルツブルグ」
  
  オーストリアの汽車の旅を楽しんできました。ウイーンからセンメ
  リング鉄道を経由しグラーツへ、グラーツからザルツブルグへ、更
  にザルツブルグからフィラッハへの汽車の旅です。フィラッハでの
  滞在中は、温泉で有名なバードガスタインとスロベニアのブレッド
  湖へ、日帰りの汽車の旅を楽しんできました。

  ザルツブルグは汽車の乗り継ぎの短い滞在でしたが、ミラベル庭園
  や旧市街のあちこちを歩きまわりました。高台の近代美術館の前の
  バルコニーからのホーエンザルツブル城や市街の展望は一見の価値
  があります。郊外の小さな教会にはカラヤンの墓がひっそりとあり
  ました。ヘルブルン宮殿の庭園も静かな素晴らしいところでした。

  (バードガスタイン)
  温泉保養地として有名なバードガスタインは、フィラッハから汽車
  で1時間ですが、その間には 3000m を越す山脈があります。山あ
  いのトンネルを抜けるとフィラッハは天気でもガスタインは雨とい
  うことがよくあるそうです。

  谷間に開けるバードガスタインには、ヨーゼフ一世などの王侯貴族
  や政治家、音楽家など多くの有名人が訪れたといわれ、街には伝統
  のあるたくさんのホテルが林立しています。街の真ん中には大きな
  滝が流れ落ち、飲水塔や昔を偲ばせる皇帝のプロムナードなどもあ
  りましたが、今はホテルだけが立派という感じの小さな街です。

  温泉も入ってみましたが、温度が少し低くて長くは入っていられま
  せんでした。現地の人たちは、温泉に入ってはチェアーで休むとい
  うのを繰り返し、サウナやマッサージなどと組み合わせ、楽しみな
  がら温泉療養をしているようでした。

  温泉より自然ということで、駅の裏山のロープウエイで山に上り、
  まだ雪渓も残っている3000メートル級の山を眺め、涼しい風に
  吹かれながらながらのハイキングを楽しんできました。

  (ブレッド湖)
  朝6時の汽車で、ブレッド湖のあるスロバニアのレッチェブレッド
  駅を目指しました。国境の長いトンネルを過ぎると、車中でパスポ
  ートの検閲がありました。

  ブレッド湖はユリアンアルプスを背景に湖畔から古城が高くそびえ
  立ち、湖中の小島の教会が青く澄んだ水面に映えるという風光明媚
  な湖です。100メートルほどの高さにある古城のテラスからの展
  望も実に素晴らしいものでした。

  湖の周囲には、歩いて3時間ほどで一周できる遊歩道があります。
  途中、綺麗な水のなかで水遊びのできるところやボート遊びのでき
  るところもあり、家族連れがのんびりと自然を楽しんでいました。

  ブレッド湖には鱒が多く、釣りをしている人もいます。お昼には鱒
  の焼いたのをおいしく食べました。

  (汽車の旅)
  汽車の窓から眺める風景はどこでも楽しいものですが、特にオース
  トリアは、どこを眺めても高い山に緑の牧草地という景色がつづく
  ところが多く、心和む楽しい汽車の旅でした。

  バードガスタインとブレッド湖への旅には、EC(ユーロシティ)
  の特急列車を利用しました。この列車は、ドイツのミュンヘンから
  ザルツブルグ、フィラッハ、リュブリヤーナ、ザグレブなどを経由
  し、セルビアのベオグラードまでを往復している長距離列車とのこ
  と、車両はあまり綺麗ではありませんでしたが、一体化したECを
  象徴するような列車でした。

  特急も普通も料金は同一であること、座席指定は指定席車両がある
  のではなく各座席ごとであることなどを、初めて知りました。

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<2007/08> フィラッハ、ドブラッチ山、オシアッハ湖
             写真 「海外の風景ーフィラッハ」
  
  毎夏、開催されるヨーロッパ囲碁大会 (51st Europe Go Congress)
  が、今年はオーストリアのフィラッハの街でありました。碁の腕はた
  いしたことはありませんが下手の横好きで、大会に友人と一緒に参加
  してきました。

  フィラッハはケルンテン州にある人口6万人ほどの街。オーストリア
  の南西にありイタリアとスロベニアに近い昔からの交通の要衝。郊外
  にフィラッハアルプの標高 2,000mのドブラッチ山やオシアッハ湖と
  いう大きな湖がある風光に恵まれた街です。

  大会には欧州の各国を主に700人ほどの参加者があり、多くの若者
  と女性を含めて盛会でした。日本棋院からは小林千寿5段、中山典之
  6段もきておられました。大会で碁を打つあいまに、ドブブラッチ山
  やオシアッハ湖などあちこちを見て歩くことができ幸いでした。

  (ドブラッチ山)
  ドブラッチ山は全体が放牧地になっており、牛と馬がたくさん放牧さ
  れています。山の頂上には小さな山の教会があります。教会の中では
  地元の人の管楽器による吹奏にあわせて、ミサが行われていました。

  山の上からは雪渓のみえる高い山を背景にフィラッハの街並みやオシ
  アッハ湖がよく見えます。山の両側の谷間には絵に描いたような小さ
  な村が散在しています。

  山の小さな休憩所でできたてのバターミルクを飲みました。バターミ
  ルクは牛乳からバターをとったあとの乳精だそうですが、どろりとし
  た酸っぱいヨーグルトのような飲み物でした。

  (オシアッハ湖)
  オシアッハ湖へは駅前から40分ほどのバスでアンネンハイムまで行
  きます。アンネンハイムにはゲルリッエン山ヘ上るロープウエイと湖
  の遊覧船の乗り場があります。

  山の上からの展望はあまりよくありませんが、広い草山で下から風が
  吹き上げてくるのでハンググライダーには絶好のところです。ハング
  グライダーで飛び立ち、オシアッハ湖の湖畔に降り、またロープウェ
  イで上ってくる人が沢山いました。

  遊覧船は、2時間ほどでオシアッハ湖を一周します。湖上で水上スキ
  ーやヨットを楽しむ人、家族で湖畔の水辺で水遊びをしている人など
  周囲の風光ををゆっくりと眺めながらの船の旅でした。

  フィラッハのような別に有名な観光地でない街でも、このような山と
  湖が近くにあるというオーストリアの自然環境は羨ましいかぎりです。

                                              (7/12 -28)
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<2007/07> エーゲ海、アドリア海
              写真 「海外の風景ーエーゲ海」
  
  古来、地中海は多くの国の興亡の舞台でしたが、なかでもエーゲ海
  といえばギリシアの海、アドリア海といえばヴェネツィアの海です。
  そのエーゲ海とアドリア海をいつか自分の眼でみたいものとかねが
  ね思っていました。

  ごくカジュアルな船旅でしたが、この6月に機会があり、ヴェネツ
  ィアとイスタンブールを結ぶ古代からの航路をアドリア海からエー
  ゲ海へと、底の深いヨーロッパの歴史をかいまみながら、海の旅を
  してきました。

  船の旅ですから、海はあきるほど眺めましたが、上陸し訪ねたとこ
  ろは出発地のヴェネツィアのほか5ヶ所ほどでした。イタリアのア
  ルベロベッロ、クロアチアのドブロブニク、ギリシアのオリンピア、
  それにトルコのエフェソスとイスタンブールです。

  美しい木という意味のアルベロベッロはイタリア南部ブーリア州の
  アドリア海に面したバーリ港の近くにあります。おとぎの国にある
  ような円錐形のトンガリ屋根の白い家トウルッリは、15世紀この
  地の領主に建物を建てることを禁じられた農民たちの建物であって
  建物でないという苦心の産物だそうです。

  アドリア海の真珠といわれるドブロブニクはクロアチアにあります。
  ここも、船では簡単ですが、陸路では遠いところです。世界遺産に
  登録されたここの旧市街もなかなかのものですが、新市街や周辺の
  海の風景が素晴らしいと思いました。

  オリンピック発祥の地、オリンピアはアテネからバスで6時間もか
  かるところですが、船ではカタコロンの港から1時間ほどでした。
  オリンピアの遺跡では、地震で倒壊し倒れた石柱もそのままのゼウ
  ス神殿や現代オリンピックの聖火が古式に従い採火されるヘラ神殿
  あるいは緑に囲まれた古代の競技場などが興味深いものでした。

  トルコのイズミール港の近くにあるエフェソスは、ローマの盛期に
  アジア州の都として栄えた遺跡で、まだ10数%しか発掘されてい
  ないそうです。壮大な図書館や2万5千人も収容できる大劇場など
  素晴らしい建物には圧倒されます。

  オリンピア、エフェソス、イスタンブールとまわり、エーゲ海の一
  端はみてきましたが、エーゲ海にはまだ見ていない島々がたくさん
  あります。できれば、いつか再訪したいものと思っています。

  船の旅はのんびりとした優雅な旅を楽しむもののようです。あちこ
  ちとのんびり歩き回りたい私にはあまり向いてないように思いまし
  たが、とても楽な旅ではありました。

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<2007/05> 黄山山麓、黄山、西海峡谷
              写真 「海外の風景ー黄山」
  
  唐の詩人、李白が芙蓉の花に喩えた中国の黄山を訪ねました。成田か
  ら西湖で有名な杭州まで3時間半、それから車で4時間ほどで黄山山
  麓に着きました。黄山は水墨画のふるさとでもありますが、今は世界
  自然遺産で有名です。

  黄山は、蓮華峰(1,864m)、光明頂(1,840m)、天都峰(1,810m)の
  三大主峰を中心に、72峰といわれる数多くの峰々の広がる集合体で
  す。山の上は峰から峰へとあちこち歩けるように立派な石段が整備さ
  れています。

  昔は麓から歩いて登るほかはなく、麓から頂上まで石段の道が延々と
  続いています。ケ小平氏は73才のときに歩いて登られたと聞きまし
  た。驚きです。世界遺産となった今は、山麓ばかりでなく山上にも立
  派なホテルがあり、ロープウエイが3本もかかっています。

  朝、麓の桃源賓館から玉屏ロープウエイで玉屏楼へ上がり、周辺を歩
  きながら蓮華峰や天都峰の景観を楽しみました。昔、古生代には海の
  底だったとのことですが、林立する岩峰はまさに奇岩怪石といったと
  ころです。緑の黄山松が岩峰のいたるところに生え、黄山独特の景観
  をみせています。また、あちこちの岩壁には蘭の花や石楠花の白い花、
  山躑躅の赤い花が点々と咲いていました。

  その後、雲谷ロープウエイを使い、白鵞嶺から始信峰、夢筆生花など
  を展望しながら石段を上下し、宿泊予定の山上の西海飯店に4時ごろ
  つきました。途中、二人で担ぐ竹の駕籠があり、お年寄りがのせても
  らっている微笑ましい光景もありました。

  黄山は雨の多いところと聞いていましたが、夕方から雨になり、朝ま
  で強い雨風が続きました。幸い、翌日は雨もあがり、西海峡谷の周辺
  を歩きました。深い峡谷の切り立った岩壁には松の木が生え、時折吹
  き上がってくる霧に煙る光景は、正に水墨画の世界でした。

  当初は1000段近い石段を登って光明頂まで上がる予定でしたが、
  天候の具合もあり、とりやめて翡翠池に行くことにしました。翡翠池
  は太平ロープウエイを降りたところにあり、小九賽溝といわれている
  ということでしたが、どこにでもあるような小さな滝と淵があるだけ
  で期待はずれでした。しかし、途中の竹林が手入れもよく行き届いて
  おり、実に綺麗でした。黄山では竹林は麓にしかありませんが、竹林
  に浮かぶ黄山の峰を眺めながらの散策は十分に楽しめました。

  個人旅行の一人旅でしたので、言葉が不安で日本語ガイドのお世話に
  なりました。中国語は聞いてもわからず、簡体字は読めず、通訳がい
  なくてはお手上げです。日本から来たボランティアの先生に日本語を
  習ったという女性の通訳兼ガイドがいて、大変助かりました。

  山上の立派なホテルやレストランが、実は天秤の両端に100キロ近
  い重い荷物を下げて麓から山上まで石段を上り下りしている大勢の人
  (棒棒バンバン)の労働に支えられているということを知りました。
  ガイド嬢の話では、重労働で長い間続けられる仕事ではないが、日本
  にも昔強力さんがいたでしょうとのこと。発展途上の国としてやむを
  えないこととはいえ、胸の痛む話です。
                       (5/13-5/17)
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<2007/01> 石垣島、竹富島、波照間島、与那国島
            写真 「山・海・花 ー八重山の海」
  
  去年、北海道の知床へ行きましたが、今年は南の暖かい所へ行きたい
  と思い、沖縄の八重山へ行くことにしました。八重山には日本の最南
  端と最西端の島があります。最南端は波照間島、最西端は与那国島で
  すが、どちらもこれまで行ったことがありません。

  八重山諸島の玄関口は石垣島です。離島へ渡る船は石垣島の離島桟橋
  から時速60キロもでるという高速船が出ていました。今回訪ねた竹富
  島へは10分、波照間島へは1時間でつきました。与那国島は120
  キロもの距離があり、高速船の便はなく飛行機で30分でした。

  (竹富島)
  竹富島は石垣島のすぐそばにある小さな丸い島です。名物の水牛のひ
  く観光車もありますが、私は港の反対側、西海岸にあるコンドイ岬ま
  で歩いていきました。どこまでも続く輝くように真っ白な砂浜とペー
  ルブルーの静かな広い海。木陰に座ってぼんやりと眺めていました。

  コンドイビーチから集落の中央に戻る途中に西桟橋があります。昔、
  西表島へ耕作に通う時に使った桟橋だそうです。集落の中央にはなご
  みの塔という展望台があり、沖縄独特の赤瓦の続く集落を上から展望
  できます。

  島の東にあるアイヤル浜までは、自転車をレンタルしていってきまし
  た。コンドイビーチとは違って、すこし波のある浜辺で遠くに石垣島
  がよく見えます。砂浜のはずれに、海に向かい三線を弾きながら島歌
  を練習している、日に焼けて真っ黒な男の子がいました。

  (波照間島)
  日本最南端の波照間島は標高60mほどの饅頭型の島で、大きさは竹
  富島の2.5 倍、人口は600人ほどです。サトウキビの栽培と黒糖の
  生産が盛んです。歩いてまわるのは無理なので、自転車を借りて島を
  あちこち、のんびりとまわりました。

  島の西にあるニシ浜ビーチは素晴らしい浜辺です。真っ白な砂浜と透
  き通った青い海、白波のたつ環礁がどこまでも続いています。少し先
  のペー浜には紅シタンの群落がありました。

  島の南にある高那崎には、星空観測タワーがあり、12月から半年間
  は南十字星が観測できるようですが、あいにく休館でした。星空観測
  タワーの近くに、日本最南端の碑があります。

  今はのどかな美しい島ですが、昔の藩政の時代には圧制に耐えかねて
  南波照間島へ集団で脱出したという話や、終戦の前には軍による西表
  島への強制疎開で風土病のマラリアで大勢の人が命を落としたという
  忘れがたい事件もあったとのこと。
 
  (与那国島)
  日本最西端の与那国島は標高230mあり、大きさは波照間島の2倍、
  人口は2千人近くです。波照間島と違って、高い山があり深い海が岸
  近くまで迫っている起伏の多い島です。久部良と祖納の間には集落を
  むすぶバスもあります。

  祖納に泊まり、東崎(アガリザキ)まで自転車で往復しました。東崎
  からは素晴らしい展望を楽しめました。近くには、サンニヌ台や立神
  岩展望台などもあります。途中、牛や馬の放牧場や風力発電機の傍ら
  通りました。牧畜と漁業が島の重要な産業とのことです。

  西崎(イリザキ)へは、バスで久部良まで行き2キロほど坂を上りま
  す。西崎展望台には灯台と日本最西端の碑があります。久部良港もよ
  く見えます。ここから台湾まで110キロ、台湾の山が天気によって
  はよく見えるとのことです。

  久部良の集落の近くには、昔、人頭税の重税に絶えかねて人口を減ら
  すために使われたという暗い話の残るクブラワリやトウングダなどの
  遺跡もありますが、気が進まず行きませんでした。

  与那国にはダイビングの若い人たちが大勢きていました。シュモクザ
  の回遊と海底遺跡を見に来たといっていました。海底遺跡の見学に
  は半潜水艇もあるというので見てきました。島の南側の海底 12mー
  20m の所に、階段やテラス、道路など人工的な地形が広がっていまし
  た。自然のものという説もあるようですが、よくわかりません。

  与那国島には、ヨナグニサン(アヤミハビル)という日本最大の蛾が
  生息しています。その生態を解説展示しているアヤミハビル館があり、
  羽を広げると24cmにもなる大きなヨナグニサンもみてきました。町
  から20分も歩けばつくというので出かけたのですが、道を間違えたり
  して45分もかかった上に、雨も降ってきのには閉口しました。

  郵便局の隣にある与那国民族資料館に立ち寄ったところ、87才になる
  というおばあさんが館主をしておられ、いろいろと昔のお話を伺いま
  した。池間苗さんとおっしゃり「与那国ことば字典」の著者でもいら
  っしゃるとのこと。以前読んだ司馬遼太郎の「沖縄・先島への道」と
  いう本に、司馬さんが与那国島を訪ねたときに空港からの車がなく、
  池間さんという方に宿まで送ってもらったとありましたがという話を
  しかけたところ、おばあさんがそのご本人で、もう30年も前のことで
  すがと懐かしげに司馬さんの思い出を話しておられました。

  八重山は冬でも暖かいかと思って出かけたのですが、大陸からの季節
  風が冷たく、暖かい日もありましたが、日中最高でも16度という寒
  い日もありました。地元の人は沖縄本島の方が暖かいといっていまし
  た。冷たい季節風は3月中旬までのようです。3月下旬から4月がい
  い季節になるようです。
                    (1/28 - 2/2)

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<2006/12> 京都、奈良、香嵐渓
            写真 「山・海・花 − 晩秋2」
  
  このところ、都会の紅葉は年々遅くなりました。神宮外苑の銀杏も
  11月下旬にようやく見ごろになります。

  晩秋の11月下旬に京都の東福寺と清水寺を訪ねました。いずれも京都
  駅から近い足の便のよいところにあります。

  東福寺は初めてでしたが、有名な通天橋の紅葉は手入れもよくさすが
  に見事なものでした。休日の日の午後のせいか渋滞するほどの大勢の
  人の波に驚きました。平日の早朝に行くべきところです。

  清水寺からは、三年坂を下り高台寺下から円山公園、八坂神社へと辿
  るのも楽しい散歩道です。

  奈良は、ふだん足の向かない藤原鎌足の墓所のある談山神社と女人高
  野といわれる室生寺を訪ねました。

  談山神社の異風の十三重の塔、修復された室生寺の五重の塔や境内の
  紅葉を眺めながら、急な階段を上ったり下りたりの参観は、結構疲れ
  ました。どちらも紅葉の名所で良いところですが飛鳥野の西にあり、
  足の便のよくないのが難点です。

  帰りに東海の紅葉の名所として知られている香嵐渓によりました。香
  嵐渓は三河の松平郷の近く、現在の豊田市足助町にあります。地元の
  人が長年にわたって育てた紅葉が巴川の流れに映えて見事な眺めでし
  た。初めての香嵐渓でしたが、観光バスが列をなして次から次へと大
  勢の人を運んでくるのも壮観でした。
                      (11/23 24 25)

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<2006/11> 散歩(2)
           写真「晩秋」
  
  11月も半ばになると、木々の葉も色づき、朝の散歩の楽しみがふえ
  ます。私の住む街には、桜と欅の並木があります。新しい駅が1966年
  にできてからの街ですから、並木の樹はまだ40歳というところですが
  さすがに40年もたつと堂々とした風格のある並木になりました。

  駅前通りにある桜並木は桜の葉が赤く色づいています。信州の松本で
  は桜が紅葉するというほど赤くなるそうですが、このあたりの桜はポ
  チポチと何枚かの葉が赤くなるという程度です。それでも朝日が射す
  とルビーのように輝いてみえます。

  裏通りの欅の並木は緑から段々と黄色に色づき、樹によっては先端の
  葉が赤く色づくものもあります。天高くそびえる欅の樹を見上げると
  青い空を背景に緑と黄と赤が渾然一体になり、なんともいえない美し
  さです。朝早く車の少ないとき、下り坂の道の真ん中に立ち、はるか
  遠くで点になるまで続くカラフルな欅の並木を眺めるのは街中の絶景
  ともいえる眺めです。

  住宅街に入ると、毎年今ごろは、赤い南天の実が白い壁に映えていた
  り、白や黄色の小菊が咲き乱れているところに出会います。先日は、
  初めてツワブキの黄色い花の咲いているところを見つけました。伊豆
  の下田の海岸でつやつやとした円形の葉の上に直立する黄色いツワブ
  キの群落に目を見張った時のことを思い出し、また紺碧の伊豆の海を
  見にいきたくなりました。

  朝の散歩で、最近歩きながら深呼吸をすることを覚えました。新鮮な
  朝の空気を胸いっぱいに深呼吸をするのは実に気持ちのよいものです。
  でも、深呼吸は立ち止まってするもので、散歩をしながらではできな
  いものと思っていましたが、ある人から、歩きながら深呼吸をする方
  法を教えてもらいました。

  鼻から2度続けて息を吸います。一度目は軽く吸い、二度目は深く吸
  います。それから、ゆっくりと鼻から息を吐き出します。これで、歩
  きながら楽に深呼吸ができます。片手にペットボトルを持ち、色づい
  た木の葉や赤や黄色の花を眺めながら、深呼吸を繰り返しては朝の散
  歩を楽しんでいます。

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<2006/10> 奥日光
               写真 「四季の風景ー紅葉2」
  
  奥日光の湯元から中禅寺湖まで歩いてきました。新宿から日光への直
  通特急が新設され、2時間弱で日光までいけるというので出かける気
  になりました。浅草までいくのでは億劫でこれまで足が向きませんで
  した。

  新宿駅を7時12分発の特急に乗ると9時8分には東武日光駅につき
  ます。バスに乗り継いで湯滝入口までいき、久しぶりに湯滝を眺め、
  湯滝から流れ落ちる湯川沿いに戦場ヶ原を歩きました。

  湯滝の周辺は素晴らしい紅葉でした。戦場ヶ原は標高1400mの広い湿
  原です。白樺が草紅葉に映え湯川の流れに沿って爽やかな散策を楽し
  めます。草紅葉はワタスゲやカヤスゲのようですが、6月にはワタス
  ゲの白い花で湿原一体が雪原のように白くなるとのこと、ぜひ見たい
  ものです。

  分岐点の赤沼から小田代ヶ原へまわり、初めての西ノ湖と中禅寺湖の
  千手ヶ浜を訪れました。西ノ湖は実に静かな良いところでした。特に
  西ノ湖周辺の紅葉は見事です。千手ヶ浜からは正面に男体山を眺める
  ことができます。なお、赤沼と千手ヶ浜の間は、どこでも乗降自由の
  低公害バスが往復しています。

  赤沼近くの石楠花橋から湯川にそってさらに下ると竜頭の滝です。有
  名な滝ですが、滝というよりは連続した急流という感じです。車道に
  近いせいか大勢の人であふれているのには閉口しました。

  中禅寺湖畔の菖蒲ヶ浜は、竜頭の滝からすぐ近くでした。菖蒲ヶ浜か
  ら中禅寺温泉まで遊覧船があります。30分ほどの航路ですが、八丁
  出島など湖畔の紅葉を眺めながらの快適な周遊です。最終便がわりと
  早いので時間に余裕がないと無理かもしれません。

  なお、日光へは東京駅から新幹線で宇都宮まで行き、日光線35分で
  日光というルートもあります。外国人の利用が多いようです。関係あ
  りませんが、JR日光駅には貴賓室があります。JR日光駅と東武日
  光駅は歩いて2-3分です。バスはJR日光駅が始発です。
                          (10/16-17))

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<2006/09> 散歩
                写真「朝焼け夕焼け」
  
  毎朝の散歩が最近の楽しみです。5時半ごろから30分ほど、気が向
  けば1時間ほど歩きます。まだ日が昇ると暑くなるので、日陰を選ん
  で歩きます。毎日歩くといろいろなことに気がつきます。

  蕎麦懐石の店がいつのまにか美容室になっていたり、郵便ポストが移
  転したりしています。街中ですので、季節のうつろいはあまりさだか
  ではありませんが、それでも、公園や街路樹の木々の葉がすこしづつ
  黄ばんで秋を思わせるようになってきました。

  歩くとき、近くのコンビニでペットボトルを一本買い、飲みながら歩
  きます。コンビニの店員はアルバイトの高校生のようですが、毎朝よ
  るのでいつのまにか顔みしりになりました。朝6時に交代するとのこ
  とですが一晩中働くとのこと、感心な若者もたくさんいます。

  散歩といえば、秋の高原を歩くのもいいものです。先週、蓼科へいき
  ました。朝の散歩で近くを歩いていたら、栗の実がパラパラと落ちて
  きました。下をよくみると、あちこちに栗の実が落ちています。小粒
  の実ですが、はちきれそうに熟しています。思わずひろいだしました。

  入れ物がなかったので、ズポンのポケットにいれましたが、すぐ一杯
  になるほどたくさんありました。今年は栗のなり年のようです。爽や
  かな高原の秋は散策に絶好です。萩の葉が黄色に輝き、白樺も黄ばみ、
  ズミの小さな実も橙色に色づいていました。

  なお、写真「朝焼夕焼け」は、散歩とは関係がありません。私の写真
  は手持ちがほとんどですので、光量の少ない朝暗いうちや日が落ちて
  から撮ることはまずありません。それでも、朝焼夕焼けの写真が何枚
  かたまりましたので、まとめてみました。 

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<2006/08> オーストリア
           写真 「海外の風景ーオーストリア」
  
  オーストリアヘは、昨年チェッコへ行く途中にウイーンとヴァッハ
  ウ渓谷を訪ね、今年はチロルとグロースグロックナーを訪ねました。

  昨年のウイーンは短い滞在でしたが、シュテファン寺院の近くのホ
  テルに泊まりました。王宮やフォルクス庭園あるいはベルベデーレ
  宮殿などへのきままな散策や、リヒテンシュタイン美術館をさがし
  さがし訪ねたこと、また夏のつよい日差しのなかウイーンの北の森
  にあるベートーベンの散歩道をたずね歩いたことなどをなつかしく
  思い出しています。

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<2006/07> ドロミテ
         写真 海外の風景「ドロミテ」「チロル」「ヴェネツィア」
  
  2年前の夏にスイスを旅をしてからいきたいと思っていたドロミテ
  とチロルの旅をしました。よく知りませんでしたが、第一次世界大
  戦で負けたオーストリアが南チロルをイタリアに割譲するまでは、
  ドロミテはオーストリア領南チロルであったとのことです。広くい
  えば、今回はチロルの旅ということになるのかもしれません。

  イタリアのドロミテではカナツエイを、オーストリアのチロルでは
  ゼーフェルトのあたりを主に歩きました。

  ドロミテでは、有名なトレチメのオーロンツオ小屋からラバレード
  小屋のあたりまでの散策や、カナツエイのベルベデーレからポルド
  イ峠まで、お花畑のなかをマルモラーダを眺めながらのハイキング
  などが記憶に残ります。

  ポルドイ峠では、サッソポルドイへロープウエイで上がりましたが
  その360度の景観の素晴らしさには驚きました。また、ポルドイ
  峠の近くにサッソルンゴの鞍部への別のロープウエイがあり、上が
  って眺望を楽しんでいたところ、遭難救助のヘリコプターが飛来し
  ました。頭上の急峻な山肌で怪我をして動けなくなっていた登山者
  をヘリコプターから吊り上げて助けるという一部始終を、手に汗を
  にぎりながらみるという一幕もありました。

  チロルでは、古都インスブルックの散策やゼーフェルターヨッホか
  らゼーフェルタースピッツへのハイキングなどを楽しみました。ゼ
  ーへルターヨッホから、ドイツ最高峰のツークシュピッツエを眺め
  ることができす。

  ツークシュピッツエは、ゼーフェルトから汽車で一時間たらずの距
  離にあり、ガーミッシュパーテンキルヘンの駅から登山電車とロー
  プウエイを乗り継いで、2964メートルの山頂までいくことがで
  きます。山頂へ行ったときは、あいにくの天気でしたが、一瞬の晴
  れ間もありました。

  帰路は、初めてのヴェネツィアを経由して帰りました。
                          (7/10-7/21)
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<2006/06> 知床
            写真 「山・海・花 −初夏の知床」
  
  北海道の知床を訪れてきました。今回は一人ではなく、道東にご縁
  のある方の集まりで懇親の旅行でした。知床では、坂の多いウトロ
  の町や羅臼岳の眺めのよい知床五湖を歩きましたが、知床岬へは船
  旅でした。

  ウトロの町へは、女満別空港から車で2時間弱、途中にオシンコシ
  ンの滝があります。オシンコシンとはアイヌ語でエゾ松の多いとこ
  ろという意味だそうです。ウトロの町は漁港ですが、知床岬観光の
  基地でもあります。朝の散歩で、高台にある宿から港まで急な坂道
  をあるき、名勝といわれる夕陽台とオロンコ岩をみてきました。

  知床五湖は、小さな湖が五つ連なる景勝地です。第三湖から第五湖
  はヒグマが出るおそれががあるということで立ち入り禁止でした。
  天気にも恵まれ、五湖からの羅臼岳や硫黄山の眺めはさすがという
  ところです。途中、あちこちでエゾ鹿の親子やキタキツネなどもみ
  ることができました。自然の豊かなところです。

  圧巻は、ウトロから知床観光船による往復3時間50分という秘境
  知床岬への船旅でした。深い藍色のオホーツク海、深くえぐられた
  海蝕洞、200メートルもあるといわれる切り立った絶壁やあるい
  は海に流れ込む幾つもの滝、、。

  知床岬は、灯台のあるなだらかな岬でした。残念ながら上陸は許さ
  れていませんでした。岬越しに、はるかに国後島を眺めながら知床
  岬に別れをつげてきました。
                                         (6/13, 15)

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<2006/05> 鬼無里、飯山、安曇野
              写真 「山・海・花 −信州の春」
  
  信州の鬼無里は少し行きにくいところですが、長野駅前から奥裾花
  自然園行きの直行バスがあります。

  奥裾花自然園は、紅葉伝説のある鬼無里の里から裾花川を25キロ
  ほど遡った山の奥にあります。80万本といわれる水芭蕉やぶなの
  木の原生林があることで有名です。

  残雪の水芭蕉を見たくてでかけましたが、まだ雪が深く、今池湿原
  の水芭蕉は咲いていましたが、こうみ平はまだこれからというとこ
  でした。ぶなの原生林へとつづく奥の道は、残念ながら雪で閉鎖さ
  れていました。

  残雪の山と水芭蕉、それにぶなの木の林を眺めながら、爽やかなそ
  よ風をあびて雪の道を歩いてきました。。
                                         (5/8, 9) 
                                  
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<2006/04> 千鳥が淵、飛鳥山
            写真 「山・海・花 −桜の花3」
  
  今年の桜は例年になく早咲きでした。新宿御苑では、吉野梅郷の梅の
  花をみてから10日ほどで、もう桜が咲きはじめました。

  お花見に、千鳥が淵へでかけました。半蔵門から英国大使館の前を通
  り、戦没者の国立墓苑から千鳥が淵へと桜の花を眺めながら歩きまし
  た。千鳥が淵の桜は満開でしたが、歩道はいつもながらの人の波です。
  焼き芋屋が3軒も出ている雑踏のなか、お濠に浮かぶボートから、の
  んびりお花見を楽しんでいる人もいました。

  雑踏から抜け、千鳥が淵と牛が淵の間にある田安門から北の丸公園に
  入り、右手の駐車場の先にある小道を上がると高台から千鳥が淵を見
  下ろせます。ここは、人も少なく桜の見晴らしも抜群です。公園の椅
  子に腰掛け、千鳥が淵の水面と桜の花をながめながらひとときを過ご
  し、田安門から九段下へとぬけました。

  飛鳥山は、前に渋沢栄一史料館を訪ねたおり、桜も見に来てください
  といわれたのを思い出してでかけました。飛鳥山へは山手線の大塚駅
  から都電で10分ほどです。

  飛鳥山では花見祭りが開催されていました。あちこちにお花見の人が
  車座になり、賑やかな花見風景はさすがに桜の名所です。右手奥の静
  かな一角に渋沢史料館があります。史料館の2階にある休憩所からの
  桜の眺めも天下一品です。

  飛鳥山と大塚駅のなかほどに本妙寺と染井霊園があり、帰りに寄りま
  した。本妙寺は日蓮宗のお寺ですが、碁の本因坊家歴代のお墓があり
  ます。碁聖といわれる本因坊道策と秀策のお墓にお参りしました。墓
  前に白と黒の石が2個供えてあり、納得というところです。他に、将
  棋の天野宗歩、剣豪千葉周作、北町奉行遠山の金さんの墓もありまし
  た。

  染井霊園は、本妙寺のそばにあり、広大な墓苑に染井吉野が咲き誇っ
  ていました。
                                          (3/27, 4/1)
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<2006/03> 吉野梅郷
              写真 「四季の風景ー早春」

  
  早春の吉野梅郷を歩きました。青梅の二つ先の駅、日向和田から多摩
  川を見下ろす神代橋をわたり15分ほど歩くと梅の公園山につきます。

  広い山の公園は、一山すべて梅の花でうめつくされていました。山の
  下から上まで散策路があちこちとのびており、あらゆる角度から咲き
  誇る白梅紅梅を眺めることができます。シャッターを切っているとき
  りがありません。ただ、若い梅が多く古梅はほとんどありません。

  公園から旧吉野村の中心へ足をのばすと梅園があちこちにあります。
  梅園だけでなくどこの家でも梅の木があり、村中が梅の香りでいっぱ
  いという感じです。村の梅園にはこぶだらけの古い梅が多く梅の公園
  とはちがう風格を感じさせます。鎌倉梅や岩割の梅などは樹齢400
  年近いということですが、さすがに花には勢いがありません。

  村のはずれに吉川栄治記念館があります。梅の公園から歩いて30分
  ほどでした。ここは、吉川栄治が昭和19年に赤坂から疎開し10年
  ほど住んでいた家です。ここで新平家物語の執筆を始められたとのこ
  とです。庭に実にみごとな二本の大きな椎の木がありました。これも
  樹齢400年とのことです。三椏の花が咲いていました。

  記念館から戻り、梅をみながら天沢院から天満公園へと辿りましたが、
  この道は日の出山への登山道とのことで、途中で帰りました。

  旧吉野村(今は青梅市)のあちこちを、写真を撮りながらののんびり
  散策6時間でしたが、天気に恵まれ楽しい一日でした。    
                                              (3/21)
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<2006/01> 裏磐梯
              写真 「山・海・花 −雪景色」
  
  雪の裏磐梯へ行きました。強い風で粉雪の舞う日が続き、歩いてまわ
  るには不向きな天候でしたが、時には風も弱まり日のさすときもあり
  ました。

  薄日さす桧原湖の湖畔から安達太良山やワカサギ釣りの小屋に胸をお
  どらし、秋元湖でわずかに残っている未凍の水面に微かな日を映す白
  一色の山水の絵のような風景を眺めたのはそのようなときでした。

  また、桧原湖から小野沢湖へと流れる長瀬川の川岸で純白のユキボウ
  シの美しさに目をうばわれ、上流の沼辺では夕暮れの青に染まった幽
  玄な雪景色の素晴らしさに言葉もありませんでした。

  帰る日にペンション近くの大沢沼や曲沢沼、曾原湖周辺などを歩きま
  わりましたが、中瀬沼の展望台へ行こうと思ったら猛烈な吹雪になり
  歩くどころではなく逃げて帰りました。残念ながら、いつも歩く五色
  沼周遊路もあきらめざるをえませんでした。

  天気のよいときに再訪できればと思いつつ帰ってきました。

  当然ですが、白布峠のスカイバレーラインや中津川渓谷のレークライ
  ンはいずれも冬季閉鎖中でした。    
                                       (1/24 - 1/26)
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<2005/12> 西伊豆
           写真 「四季の風景ー初冬の海」
  
  初冬の西伊豆を歩いてきました。昨年は爪木崎と大瀬崎でしたが、今
  年は雲見、灯明が崎、戸田とまわりました。

  初冬の西伊豆は、西風が吹かなければ小春日和の別天地です。空は青
  く澄み、海は紺碧に輝き、裏日本で育った私にはここが同じ冬の日本
  とはとても思えません。西伊豆にも断崖絶壁をぬって海沿いにもうけ
  られている遊歩道がいくつかありますが、この時期は通る人も少なく
  のんびりと楽しめます。

  雲見は西伊豆の最南端にある小さな海辺の村です。村のほとんどが民
  宿ということで夏は大いに賑わうそうですが、冬は訪れる人も少なく
  閑散としていました。ここは千貫門や烏帽子山も見所ですが、なんと
  いっても富士の眺望が良く、それを期待して行ったのですが、あいに
  く霞んでいてよく見えなかったのは残念でした。

  雲見の赤井浜から隣の石部という集落まで山越えの「三浦遊歩道」を
  歩きました。三競展望台と黒崎展望台があります。途中の三競展望台
  からの見晴らしは実に素晴らしく、雲見からここまできて戻るだけで
  もよかったかと思いました。往復で40分くらいです。

  翌日は堂ヶ島の隣にある浮島海岸と田子漁港をむすぶ「灯明が崎遊歩
  道」を歩きましたが、ここも素晴らしい展望歩道(山道)でした。海
  沿いの崖上につくられた小道から青い空と紺碧の海の眺望が心ゆくま
  で楽しめます。全長2キロ/所要45分と表示されていますが、途中
  の休憩所で休んだり写真を撮ったりしていると2倍はかかります。そ
  れに田子漁港の海岸からバス停まで、さらに2キロは歩かなくてはな
  りません。たいした距離ではありませんが時間の余裕は必要です。

  西伊豆の海岸は険しく自動車道路は安全優先で展望はあまりよくあり
  ません。西伊豆の素晴らしい海の風景を楽しむには、できるだけ歩い
  て見ることだと思います。

  帰りは戸田の国民宿舎に泊まり、戸田運送船のホワイトマリーン号で
  沼津へもどりました。所要時間は30分で快適でしたが、船上からの
  富士山はいまいちでした。                   (11/24 -11/26)

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<2005/10> 千畳敷
            写真 「山・海・花 −紅葉1」
  
  千畳敷の紅葉を見に行きました。千畳敷は、中央アルプスの宝剣岳直
  下海抜2600メートルにあるカールで、駒ヶ根のしらび平からロープウ
  エイがあり簡単にいけます。日本で一番高い所にあるホテル、千畳敷
  ホテルもあります。

  深紅のナナカマドと黄葉のダケカンバを期待していったのですが、ナ
  ナカマドはいまいちでした。カール一面にナナカマドの木が群生して
  いるのに、冬の雪が少なかったことと夏の雨も少なめのためとかで、
  紅葉しないまま枯れてしまう木が多いとのことです。残念なことです。
  剣が池も渇水で水が全然ありませんでした。

  草紅葉はなかなか見ごたえがありました。カールのあちこちにチング
  ルマが広く群生しています。チングルマの紅葉は地味ですが、よくみ
  ると輪になった白い綿毛がアクセントになり日にあたるととても綺麗
  です。早朝、その綿毛に真っ白に霜がおり朝日に照らされてキラキラ
  と輝いているところなど、初めてみましたが素晴らしいものです。

  ナナカマドは、七度かまどに入れても燃え残るほど燃えにくいという
  ところから名前がついたといわれています。チングルマは、稚児車か
  ら転化したとのことです。痩果の実についた輪になっている白い毛が
  一面に群生しているのをみると、それが稚児の頭髪あるいは玩具の風
  車などを連想させることが実感できました。夏に咲くチングルマの花
  からはとても想像できません。

  千畳敷からは乗越浄土へ登るのが普通ですが、木曾駒や宝剣岳へ登る
  のでなければ左側の極楽平へ登るのがおすすめです。傾斜がゆるやか
  で森林限界なのに樹木も多く、南アルプスの眺めもよいと思います。
  40分ほどの登りです。

  今回は千畳敷の周回と極楽平へいっただけで少し歩き足りない旅でし
  た。でも、白い雲海に浮かぶ南アルプス連山、甲斐駒の頂上から昇る
  太陽、変化してやまない霧と雲、紅葉と黄葉、それに歩くにつれて姿
  を変える宝剣岳などいろいろと楽しめました。(9/29 9/30)

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<2005/09> 奥蓼科
              写真 「四季の風景ー初秋」
  
  源泉かけ流しの湯にひかれて奥蓼科の渋川温泉を訪ねました。渋川温
  泉の一軒宿保科館は、源泉66度の湯のあふれるいい湯宿でした。湧き
  出した透明な湯が空気にふれて赤く酸化し、流れ出る下の渓谷の岩ま
  で赤く染まっています。

  奥蓼科には麦草峠へのメルヘン街道と渋温泉への湯みち街道のふたつ
  の街道が通っています。渋川温泉はメルヘン街道の横谷観音の先にあ
  り、湯みち街道の渋温泉は高見石や黒百合ヒュッテへの登り口です。

  翌日、保科館から、湯みち街道の明治温泉入り口へ出ました。道は八
  ケ岳周遊路となっていましたが、通る人が少ないらしく荒れた小道で
  す。蜘蛛の巣のかかっている小道を歩いていたら、突然大きな動物が
  眼の前を駆け上っていきました。驚いて見上げると、カモシカがこち
  らをみています。驚いたのは私よりカモシカのようでした。途中、お
  しどりかくしの滝もよくみえます。

  明治温泉入り口から少し下がったところに、御射鹿池(ミサカイケ)
  があります。昔、鹿の狩場があったところにできた溜池です。水深が
  深く、岸のそばまでせまっている落葉松の緑を映した趣のある水辺が
  あります。東山魁夷の名作「緑の響き」の写生地といわれていますが、
  写真の撮影にもいいところでした。

  御射鹿池からバス停までと思い歩き出しましたが、なかなかバス停が
  なく1時間ほど歩いて漸く茅野行きのバスにのれました。(8/25 8/26)

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<2005/08> プラハ
            写真 「海外の風景ーチエッコ」
  
  チェッコのプラハでヨーロッパのアマチュア囲碁大会があり、下手の
  横好きで参加してきました。夏休みで空いている大学の寮と教室を利
  用した安上がりの大会で 800人もの参加者がありました。

  私は初めてでしたが、ヨーロッパの各国回り持ちで今年は49回目にな
  るそうです。参加者は若い人から中年の人が多く女性も大勢いました。
  囲碁も世界的なゲームになったものです。

  チェッコ語、フランス語、ドイツ語やスエーデン語など言葉はわから
  なくても、一局4時間もかけて碁を打てば心は通じます。楽しい国際
  交流の場です。

  対戦のあいまに街歩きなど観光も楽しめました。プラハは中世の趣き
  を色濃く残しており、見るものも多くあちこちと歩いて写真を撮りま
  した。わずか 1,500円で市電とバスと地下鉄を2週間のり放題という
  便利なパスもあり大いに助かりました。

  また、プラハ城に次いで大きいといわれるチェッコの世界遺産チェス
  キクルムロフの古城にも、休みを利用して足をのばすことができまし
  た。城も素晴らしいとは思いましたが、それより城を囲みながら流れ
  るモルダウ川で大勢の人がカヌーイングを楽しんでいる光景に興味を
  ひかれました。モルダウ川の流域ではどこでもカヌーイングが盛んの
  ようです。

  ウイーンでのフライトの乗り継ぎを利用して、ウイーンの街を駆け足
  でみてまわりました。シェーンブルン宮殿や昨年開館したリヒテンシ
  ュタイン美術館など素晴らしいと思いましたが、なにせ時間が少なく
  心残りの観光でした。

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<2005/07> 八千穂高原
             写真 「四季の風景ー初夏」
  
  八ケ岳の東麓にある八千穂高原は白樺で有名ですが、アクセスが不便で
  これまで足がむきませんでした。長野新幹線の佐久平駅からバスがある
  ことを知り、6月の初めに訪ねました。

  八千穂では5月中旬から6月中旬にかけて白樺の芽ぶき、ミツバツツジ
  つづいてレンゲツツジが咲くとのことです。訪ねたのはミツバツツジの
  終わりのころでしたが、白樺にミツバツツジはよく似合います。

  自然園と花木園とがあります。自然園は白樺林や落葉松林に滝や池もあ
  る広い森の自然公園です。散策路もよく整備されており、時間があれば
  何時間でものんびりと楽しめるいいところです。園内には小さな湿原も
  ありクリンソウやベニバナイチャクソウが可憐な花を咲かせていました。

  花木園は、ミツバツツジが盛りをすぎ、レンゲツツジが咲き始めている
  ところでした。ここは、自然園とは違い広くはありませんが、人の手の
  はいった庭園で花が綺麗です。

  車なら、八千穂高原から白駒池、麦草峠を経て蓼科へまわるのが定番の
  ようです。なお、バスはシーズンだけの不定期運行です。(6/5 6/6)

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<2005/06> 奥多摩
             写真 「四季の風景ー水辺」
  
  久し振りに、日帰りで奥多摩へ行ってきました。古里駅から無人の白丸
  駅まで2時間半のウォーキングトレイルを新緑や渓流を眺めながらのん
  びりと歩きました。アップダウンはありますが、鳩の巣渓谷や白丸湖な
  ど変化に富んだ楽しいコースです。昼食に予定していた白丸の「鴨足草」
  (ゆきのした)が月曜定休とはしらず、うどんを食べそこねたのは残念
  でした。

  そのあと、氷川渓谷まで歩きましたが、時間がなく奥多摩湖や日原渓谷
  は次回まわしとしました。立川から古里まで青梅線でわずか1時間の奥
  多摩ですが、これが東京とは思えない奥深い良いところです。

  なお、終点の奥多摩は古里から、鳩の巣駅ー白丸駅ー奥多摩駅です。

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<2005/05> 裏磐梯
            写真 「四季の風景ー水辺」
  
  5月の下旬には裏磐梯を訪れました。ペンションにお世話になりました
  が、オーナーのご好意で白布峠や中津川渓谷など車でなければ行けない
  ところへご案内していただきました。会津から米沢へ越える白布峠はま
  だ一面の残雪があり、新緑といっても芽吹きの赤さがきわだっていまし
  たが、残雪のなかの新緑という初めての風景を見ることができました。

  ペンションの近くでは曲沢沼、曾原湖、中瀬沼などの散策を楽しみ、帰
  りには桧原湖を経て五色沼によりました。五色沼では弁天沼、青沼、る
  り沼、毘沙門沼など、それぞれ水の色が鮮やかに異なる景色を楽しみな
  がら写真を撮ることができました。

  裏磐梯は東京から遠い所という感じでいましたが、東京駅を朝7時36
  分の「やまびこ」で出たら、郡山、猪苗代経由で裏磐梯高原に10時半
  に着きました。約3時間しかかかりません。経済的なペンションもたく
  さんあります。歩いてまわるのにもいいところだと思いました。

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<2005/05> フィレンツエ     写真 「海外の風景ーフィレンツエ」 
  
  初めて、念願のフィレンツエを訪ねました。

  ローマからバスでシエナを経由してフィレンツエに入り、ミケランジェ
  ロ広場から眺めた、夕もやにかすむ赤茶色のフィレンツエの町は、実に
  印象的でした。

  フィレンツエ市は、トスカーナ州の州都で人口40万人という大きな市
  ですが、昔の城壁の内側にあるフィレンツエの旧市街は、歩いてまわれ
  るほどの狭いところでした。市街中心部は狭い石畳の路地の両側に昼間
  も薄暗い石造りの高い建物がびっしりと立ち並んでいます。広いトスカ
  ーナのまんなかで、なんでこんなにと思いましたが、これが中世の都市
  国家、城壁のなかに安全を求めた都市というものかと理解しました。

  石造りの建物、石の橋と石畳の道、ところ狭しと飾られている大理石の
  彫像など、ルネッサンスの芸術的遺産が、当時のまま保存されているの
  には驚きます。いわばフィレンツエの旧市街そのものがルネッサンスの
  美術博物館です。

  メディチ家をパトロンにルネッサンスの花を咲かせたフィレンツエ、ミ
  ケランジェロ、ラフアエロ、レオナルドダビンチだけでなくダンテ、マ
  キアヴェリ、ガリレオも生まれた町フィレンツエ。

  ドウオモのクーポラやジョットの鐘楼など信じられないほど巨大で繊細
  な石造建築、ウフィッツイ美術館やパラティーナ美術館にあるボッテチ
  ェリやラファエロのフレスコやテンペラの絵画、アカデミア美術館やバ
  ルジェッロ国立博物館に展示されているミケランジェロを初めとする多
  くの彫刻など、さすがに素晴らしいものでした。

  絵画や彫刻は、撮影禁止の多いこともさることながら、私にはもともと
  撮れるようなものではありません。眼でみて十分堪能してきました。

  ミケランジェロ広場やボボリ庭園からの眺望、アルノ川やドウオモなど
  市街の光景、ベルベデーレ要塞や郊外の風景など、フィレンツエの雰囲
  気の何枚かを撮ってきましたのでご覧下さい。キーワードは、なんとい
  っても「石」かなと思っています。

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<2005/04>新宿御苑、伊豆大島    写真 「山・海・花 ー桜の花2」
  
  新宿御苑の桜や伊豆大島の大島桜などの「桜の花」を更新しました。

  3月の初めに伊豆の大島へ椿と大島桜を見に行きました。桜にはまだ早い時
  期で、早咲きの大島桜もチラホラというところでした。大島桜は染井吉野の
  親にあたる桜で、白い大輪の花をつける桜です。ただ、花と同時に緑の若葉
  も出るので、染井吉野のような華やかさはありません。木の生長が早く、昔
  たきぎの代わりにしたとかで大島ではどこにもある桜です。

  大島には、椿のトンネルや椿の林あるいは椿の大木などが島中にあり、さす
  がに見事なものです。大島の椿は、防風林にもなっているくらいで、背の高
  い木に厚い木の葉が密集した中に椿の花が埋もれ、見るにはいいのですが写
  真は撮りくい花です。ただ、大島公園には日本一といわれる園芸種を主体に
  した一万本の椿が勢ぞろいして綺麗な花を咲かせており、一見の価値があり
  ます。2月が見ごろです。

  新宿御苑には、3月30日に紅枝垂を見に、4月6日には染井吉野を見に行
  きました。今年の桜は遅い開花でしたが、染井吉野や早咲きの枝垂桜や陽光、
  あるいは遅咲きの関山などいろいろの桜が3月下旬から4月中旬まで咲き競
  っています。無料のころの昔の御苑に比べ、今の御苑はほんとに素晴らしい
  公園になったとあらためて思いました。

  千鳥が淵や上野公園が賑やかすぎるとおもわれる方には、御苑や少し足を伸
  ばして高尾の森林総合研究所がおすすめです。

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<2005/03> クライストチャーチ    写真 「海外の風景ーニュージーランド」
  
  2月の中旬に夏のニュージーランドを訪れ、南島のマウントクックとクラ
  イストチャーチを歩いてきました。

  クライストチャーチは、たまたまフラワーフェスティバルの時でいろいろ
  な催しをみることができました。人口35万人、ニュージーランド3番目
  の都市ですが、花と緑にあふれた美しい街で、ガーデンシティという別名
  があるのもなるほどと納得しました。

  今から150年前に英国からの入植で始まったこの街は、英国以外でもっ
  とも英国(といってもイングランドのことですが)らしいといわれている
  そうです。同名のクライストチャーチという昔からの古い町が今も英国の
  ロンドン郊外にあるようですが、今は4万人ほどの小さな町だそうです。

  クライストチャーチの英国風の落ち着いた街の中を、ぬうように流れる澄
  んだエイボン川と、緑の芝生の広くて静かな植物園は素晴らしいの一言に
  つきます。エイボン川の畔や植物園の芝生でゆったりとした時の流れを楽
  しんでいる人々を思うと、また訪ねてみたいなという気持ちになります。

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<2005/02> 蓼科、白馬、神代植物園   写真 「四季の風景ー早春」
  
  「早春」の写真集をアップ。蓼科のピラタスロープウェイであがる坪庭か
  ら南アルプスや御嶽山がよく見えます。標高が2200メートルもあり寒
  いところですが、3月下旬に頂上駅の近くにある縞枯山荘に泊まったこと
  があります。早春の坪庭からの朝の眺望は素晴らしいものでした。

  白馬の峰方はスキー場ですが、山の上は落葉松林と広い雪原でスノーシュ
  ーで歩くのにむいています。3月一杯はスキー場のリフトが動いています。
  上にあがってスノーシューを借り、早春の明るい雪原をあちこち歩くのも
  楽しいものです。晴れていれば、白馬三山、五竜岳や鹿島槍などの格好の
  展望台でもあります。

  昨年、飯盛山からの帰りに甲斐小泉から小淵沢まで歩きました。正面に甲
  斐駒、時に北岳が顔をみせます。4月の暖かい日を浴びてのどかな山村の
  道を歩くのもいいものです。

  早春の花といえばやはり梅ということになります。先日、久し振りに神代
  植物園の梅園を訪れました。写真を撮る人が大勢いて撮影会のような賑わ
  いでした。それに、梅の樹も枝が伸びて大きくなり、梅園がとてもせまく
  なったように感じました。

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<2004/12> 伊豆爪木崎、須崎、大瀬崎
  
  12月中旬に、伊豆半島の海辺を歩いてきました。爪木崎の水仙と大瀬崎
  の富士をみたくて行きましたが、暖冬で春のような陽気でした。水仙は例
  年より2週間は早く咲き、富士山の雪もまだ初冠雪したばかりというとこ
  ろでした。

  須崎の恵比須島で、山茶花の紅い花びらが綺麗に散っているところにめぐ
  り合いました。京都の花尻の森の落椿とは比べようもないかもしれません
  が、それなりに見事なものでした。

  須崎では「小はじ」という小さな民宿にとまりました。小白浜のはじにあ
  るからとのことです。須崎で一番古い三世代同居という民宿で、民宿とは
  おもえない小味な懐石料理をだしてくれました。

  大平洋の荒波にもまれている須崎の厳しい冬の海と、駿河湾から立ち昇る
  靄につつまれ春霞にかすんでいるような富士はなんどみてもいいものです。

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<2004/11> 立山の室堂平      写真 「四季の風景ー新雪」
  
  11月下旬に信濃大町から入り立山の室堂へいってきました。日本最古の山
  小屋といわれる室堂山荘に泊まりました。収容人員200人という堂々た
  る山荘には驚きました。閑散としている山荘を予想していましたが、スキ
  ーやスノーシューを楽しむ人たちで一杯だったことにも驚きました。

  周囲を立山連山に囲まれている室堂平は、山と雪しかないところかと思っ
  ていましたが、はるか西の方角に富山湾が光っているのがよくみえました。
  海抜2400メートルの山の上で、「新雪と海」という考えてもいなかっ
  た素晴らしい景色をみることができたのは幸いでした。

  一面の雪に覆われている室堂平をあちこち歩きました。雪のなかで滑って
  は転び、雪のなかで遊んでいた子供のころを思い出しました。

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<2004/10> 乗鞍畳平      写真 「山・海・花 −紅葉1」
  
  10月初旬に乗鞍へいき肩の小屋に泊まりました。10月の初めの乗鞍は、
  9合目の畳平が岩と濃緑のハイマツ、8合目の位ケ原付近が黄色のダケカ
  ンバ、7合目の冷泉小屋付近が深紅のナナカマドの世界でした。台風のあ
  とで少し落葉していたのが残念でした。

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