気功について

日本気功協会が監修している参考書によると、気功は中国で5千年以上の歴史がある、心身の鍛錬法で、大別すると、医療向けと武術向けがあるそうですが、私は、美容と健康に役立つほうを希望します。

とは人間内部に誰でも持っているもので、人間の生命を維持するのにとても重要な要素と考えられています。

を自分でコントロールできるようになること、その鍛錬をすること、コントロールできるようになっていることなどをひっくるめて気功術というようです。

東京電機大学の町先生は、気功師が気のエネルギーを出している状態を、詳しく計測しています。それによると、気功のエネルギーを出していると、脳波に変化が生じβ波が減少するのだそうです。相対的にα波が目立つようになります。それも、後頭部にあるα波が前頭部まで広がってくることが分かっています。また、外部へのエネルギーを出す気功師の手のひらの温度を感度のよいサーモグラフィで測定すると、のエネルギーを集中しているときは、確かに手のひらの温度があがるそうです。なお、気功で冷たくなる人もいるそうですが、確かに生理的な変化を生じています。

気功の歴史は5000年もあるとのことです。これは、気功が健康に有効であることを皆が認めているということでしょう。

私が試しているやさしい気功

香港で出版された三浴気功という本に、いくつかの易しい気功術の方法がのっていました。その中で、私が気に入っているのは站椿功たんトウこうと読む)という気功術です

站とはたたずむ、しばらく立ち止まるという意味。椿はつばきあるいは大木という意味のようです。

その、やり方は、左の写真のように、両足を肩幅にひらき、両手はすっと下げ、両膝を軽く下げて、中腰で立ちます。姿勢はまっすぐ前を見ます。体中の力を抜いて、呼吸を整え、リラックスします。目はまっすぐ遠くを見ます。この姿勢でしばらく居ます。時間の長さは指定がありませんが、足が緊張しますから、長くはできません。

なお、一方の足を少し前に出す姿勢や、腕のかたちでは、手を腰の後ろにに当てる姿勢、体の前の大きな軽い荷物を下から支えるような姿勢、両手で壁を前に押すような形の姿勢もあります。

この気功は,中枢神経をリラックスさせ、血液循環を促進し、新陳代謝を活発にします。すなわち健康を保ち、各種慢性病の治癒に大変効果があるとされております。

私は、職場の洗面所で人が居ないときに、鏡をみながらそっとこの気功のスタイルをやってみたりしています。気分爽快になります。