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平成24年度春期試験 午後問題 → 問10
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応用情報技術者試験
●平成24年度春期試験 午後問題 問10
「SI案件の赤字プロジェクト対策」
【解説】
問10は、ソフトウェアの請負開発における赤字プロジェクトを題材に、プロジェクトマネジメントについて問うています。
【設問1 解答】
【設問1 解説】
[第一SI事業部・第二SI事業部の概況] によれば、赤字対策は事業部内で打たれていますが、期待されるほどの効果は出ていません。
また、プロジェクトの採算悪化の報告がタイムリーに報告されないなど、対策が事業部内にとどまっています。
そのため、事業部の枠を超えた対策の立案が必要と考えられます。
【設問2 解答】
【設問2 解説】
- : 字句 a は、2箇所に現れています。「スコープ拡大と品質悪化、原価増大に関して潜在」 しているもの、
「潜在しており、洗い出して対策しなければならない」 ものは、リスクです。
- : 各事業部内で情報の共有と対策の徹底を図ってもらうためには、各事業部の事業部長に報告しなければなりません。
【設問3 解答】
【設問3 解説】
- アは、たとえ片方としか面談できなくても、できるだけ多くの情報を収集しなければならないので、誤りです。
- イは、赤字の発生したプロジェクトと発生していないプロジェクトを比較し、赤字の原因を探らなくてはならないため、誤りです。
- ウは、現状を良く知っているのは、調査・評価チームのメンバより担当PMのほうですから、誤りです。
- エは、部品の標準化はパッケージ事業部の担当ですから、パッケージ事業部も調査の必要があります。正解です。
【設問4 解答】
(1) | 案件に応じたプロジェクトレビューの実施方法の強化 |
(2) | 必要なノウハウに精通するレビューアの人選 |
【設問4 解説】
- (1) 問題点1は、特定のノウハウが要求される案件においてプロジェクトレビューの実施方法が不備である、ということです。
したがって、各事業部の PM は、この実施方法を強化しなければなりません。
- (2) 必要なノウハウに精通していてプロジェクトレビューに参加すべき人材は、事業部内だけで選ぶのではなく、SE 部門全体から探さなくてはならないので、新組織で人選しなければなりません。
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