メーカーPC改造(その3)
[2002.5.26更新]
Power Mac 6100の場合

Power Mac 6100の改造

今度も懲りずにメーカー製PCの改造。
ターゲットは、Power Macintosh 6100/60。
フタを開けてみて何とかなりそうなので開始。
今回は、改造のアプローチを追ってみる。

フロントから見る限りは、FDDのイジェクトボタン(Macには無い)を取り付ける必要あり。
中は割りと詰まってはいるが、HDD, CD-ROM, FDD, 電源と平面的にレイアウトされ比較的クセは少ない。ケースのシャーシ部分は鉄板で出来ている。リアパネルがそっくり外れるので後ろの開口部分は大きい。
全体に薄型であるが、非常識なヒートシンクを使わない限り問題なし。
上に置いたマザーボードは、ASUS CUSI-M、奥行き17cmとMicro-ATXの中では一番奥行きのないマザーだが、写真のようにCD-ROMとぶつかる。ちなみに流行のキューブ系ベアボーンで使われているマザーも最小17cm×17cmだから奥行き的には同じ。
電源は手持ちのNLX用を重ねてみると、大きさは元より小さいのでOK。
なお、電源SW自体は電源ユニットに付いていてフロントパネルからプラスチックの棒が伸びていている。かつてのPC-9801と同じパターン。 (拡大画面あり)
試しにノートPC用のCD-ROMを重ねてみると、奥行きが無いのでレイアウトに余裕が出てくる。
しかしノートPC用CD-ROMドライブを使うとなるとマウンタの加工が大変だ。
またフロントパネル側はトレー部分の開口があるが、ノートPC用のCD-ROMのフロントベゼルはこの開口部より一回り以上小さい。周りの隙間さえ気にしなければ、特に加工は不要。
しかし今回手持ちのユニットはフロントベゼルの方が大きく、開口部の大きさに合わせて上下左右詰めなければならない。(面倒!!)
工程はいきなりワープするが、
マザーボート、電源等中身を取り除き、更にリアパネルも外してそこにMicro-ATXのマザーと電源を置いてみた。
背面の開口が大きいのでこの場合ATX用のバックパネルを使えば、あと塞ぐところは少ない。
一方、電源の方はリアパネルの開口が少し異なっているので削って広げてあわせる必要あり。
(拡大画面あり)
同じものを上から写してみた。
CD-ROMドライブはそのままの大きさで(現物はSCSIの2倍速で使い物にならない)、マザーボードをケースからはみ出させる、という荒業もある。(手抜きとも言いますが、^^;)
しかしマザーボードがケースから3〜4cmもハミ出るのは美しくないね。
(拡大画面あり)
忘れてはならない点がひとつ。
元々付いていたリアパネルの写真のツメがケースの上フタを止めている。リアパネルのこの部分は残さなければならない。
改造すべき点が多いので列挙すると、
  • マザーボードの取付け、リアパネルの加工(上フタ固定用のツメは残す)
  • 電源部リアパネル開口部分の修正と電源の取付け(ネジ4本)
  • ノート用薄型CD-ROMドライブの取付け(マウンタの加工−至難を極める、本体フロントパネル又はドライブのフロントベゼルの加工)
  • FDDの取付け、イジェクトボタンの新設
  • 電源SWの取付け
  • HDDアクセスランプも付けたい、リセットSWも付けたい


で結論は、

こんな面倒なことやってられるか、
ゴルァ、これは中止だ

Digital Camera Olympus C-3000Zoom
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